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世界のランキングreport

文化・遺跡等の観光資源が素晴らしい国ランキング


以下は、個人的な経験に基づく主観的なランキングですのでご了承下さい(そのため、これまでに訪問したことのある国に限っています)。また、順位や理由は、何の前触れもなく変更する場合がありますのでご注意下さい。

1.イタリア

「自然の観光資源(景観・動物等)が素晴らしい国ランキング」の1位のアメリカと同様、あまりにメジャーすぎて少し手抜きではないかと思われる方もあまりいないと思えるほど、文化的な観光資源が豊富な国です。ヴェニス、フィレンツェ、ローマ、ピサ、ミラノ、ナポリ、アルベロベッロ、マテーラ、シチリア島など、誰もが知っている有名どころばかりで、列挙するだけで恥ずかしくなるくらいですが、本当にどこも本物です。イタリア料理も料理文化としては最高傑作の一つですね。

2.インド

こちらも1位のイタリアと同様、国内中、隅から隅まで歴史的遺産が豊富に散らばっています。これまた列挙するのも恥ずかしいくらいなので、詳しくは世界遺産リストをご覧下さい。どこも素晴らしいものばかりですが、個人的には、タージマハル、カジュラホ、ハンピ、アジャンタ・エローラあたりが特に好きです。イタリア料理同様、インド料理も傑出した料理文化です。カレーもいいけど、ビリヤニ、タンドーリチキンも大好きです。

3.日本

東京、大阪、横浜、神戸など、世界をリードする大都市と、京都、奈良、鎌倉などの古都の伝統的な美しさを合わせ持つ日本文化は、海外を旅していると常に各国の人々から羨望と尊敬の眼差しを受け、いつも誇らしい気持ちになります。この他、北海道や、広島、長崎など、自然と歴史や文化が調和した見どころが全土に存在しているのは本当に素晴らしい国だと思います。日本食の素晴らしさは今や世界でも有名ですし、独特の温泉文化など、外国人にとって未だにミステリアスな先進国というイメージも相俟って、客観的に見ても文句なく世界のベスト5に入る国だと確信しています

4.リビア

リビアと言えば、長い間カダフィ氏の支配の元、他国との交流を控えて来たこともあり、旅行をするのが難しいと思われがちかもしれませんが、2009年にカダフィ氏が存命中に訪問した際には、ガイド付きのツアーのみ認められている状況ではありましたが、そこそこ観光客もいて治安も非常に良かったためとても有意義な観光が出来ました。肝心の観光資源については、もう本当に素晴らしいとしか言いようがありません。サハラ砂漠でのキャンプはまだ序の口というレベルで、地中海沿岸に点在する異常なまでに保存状態の良く規模も大きいフェニキア、カルタゴ、ローマ、ビザンティン時代の遺跡群や、アルジェリア国境付近のガダーメスの街など、大げさではなく全てが感動的でした。
カダフィ体制崩壊後、訪問することが不可能な状態が今後もしばらく続くと思いますが、一刻も早く正常化して欲しいものです。

5.ギリシャ

エーゲ海は、自然の観光資源としても素晴らしいと思うのですが、その自然と各島々の街並みや遺跡等の融合が、ギリシャ文明・文化の素晴らしさを高めていると思います。サントリーニ島、ミコノス島、イオス島などは世界遺産に指定されてはいませんが本当に感動的な美しさです。一方、メテオラやペロポネソス半島の世界遺産群など本土にある遺跡も見応えはあるのですが、アテネのアクロポリス神殿はいつ行っても大々的な工事中であるのは残念です。

6.スペイン

サグラダ・ファミリアを代表とするバルセロナのガウディによる建築物群、グラナダのアルハンブラ宮殿、トレドやセビリアの美しい街並み、コルドバのメスキータ、マドリードの王宮などの歴史的建造物等の他、プラド美術館、ピカソ美術館、ミロ美術館、ダリ美術館など、芸術面でも素晴らしいサイトに溢れ、更には闘牛やフラメンコの他、バスク地方の独自の文化など、芸術性と多様性に富んだスペインは、全てを体験するには何ヶ月あっても足りない魅力的な国だと思います。スペイン料理も料理文化としては一つの地位を築いています。

7.中華人民共和国

4000年以上の歴史を持つ上、漢民族の他、50以上の少数民族により構成されている国家だけあって、多様な文化を持っており、その観光資源は数え切れないほどです。実際、世界文化遺産の数だけでも37もあり(うち4つは複合遺産)桁外れの国です。これ以外にも、内陸部では恐らくまだ見つかっていないような偉大な遺跡なども眠っているのではないでしょうか。本来ならば、ベスト3に入って然るべきなのかもしれませんが、私自身が把握し切れていないこともあり、主観的な観点からこのような順位とさせていただきました。

8.ペルー

南米観光のハイライト、マチュピチュを始め、クスコ市街やその周辺に点在するインカ帝国の遺跡群の他、ナスカの地上絵、チチカカ湖に浮かぶウロス島など、様々な種類の観光資源に恵まれ、非常に見どころが多く、アンデス地方では色鮮やかな伝統衣装を纏った人々と触れ合うこともでき、異国情緒が漂う国です。また、自然の観光資源になってしまいますが、参考までに北部にはアマゾン川の源流域が広がっており、イキトスなどからはアマゾンツアーなども楽しむことができます。チリほどではありませんが海岸線も長いため魚介類も豊富で、セビチェなどの美味しい食文化も魅力です。

9.エジプト

誰でも知っているギザの3大ピラミッドとカイロのエジプト考古学博物館(現在休館中)だけでもエジプトを訪問する価値はあると思いますが、ルクソールの遺跡群やアブシンベル神殿、更にはナイル川クルーズなど、素晴らしい遺跡やアトラクションが目白押しで本当に困ってしまいます。中でも最も困ってしまうのはエジプト人の強引すぎる親切心(チップ込み)ですが、それを差し引いても、エジプト文明の偉大さを目の当たりにするだけの価値はあると思います。

10.ウズベキスタン

イスラムの建造物はアラビア半島付近を中心に世界各国に星の数ほど存在しますが、ウズベキスタンほど美しいイスラム建造物が豊富な国は珍しいと思います。同じ中央アジアの国々と何故こうも違うのか、歴史に疎い私には理解できないところです。中でも有名なのはサマルカンドのレギスタン広場やグリ・アミール廟だと思いますが、その他にも、ブハラ旧市街やヒヴァの各建造物や街並みなど本当に芸術的です。食文化が少し寂しいのが残念なところですが、人々もフレンドリーで気持ちよく観光できるのもとても魅力的です。

11.ブータン

1972年に第4代国王の提唱で導入された「国民総幸福量」という指標を元に「世界一幸せな国」を目指しているブータンですが、幸福かどうかは別として、国民の素朴な生き方は現在の世界にとって非常に珍しい貴重な文化だと思います。日本の幕末か明治時代のような民族衣装を纏って日常生活を送っている人々を見るだけでも、この国の文化が特別なものであると感じることが出来ますし、昨今解放されつつある観光資源については、各地に広がるゾンと呼ばれる城塞や僧院、ゴンパと呼ばれる寺院など、どれも非常に特色があり素晴らしいものです。世界一辛いと言われている食文化も見逃せないところだと思います。。

12.マリ

西アフリカの観光の目玉であり、Lonely Planet2006年版によれば西アフリカの宝石とまで言われていますが、正にその通りだと思います。ジェンネのモスクを見るだけでもこの国を訪問する価値はあると思いますが、その他、ドゴン人の地であるバンディアガーラの断崖住居を巡るトレッキングや、バニ川に面したモプティなどからの小舟による小島巡りなど、多彩なアトラクションが楽しめます。これらに比べると歴史的に非常に重要で欧米人の憧れの的であるトゥンブクトゥなどの魅力が霞んでしまうほどです。不安定な政情が少しでも早く改善されることを祈っています。

13.ヨルダン

中東観光のハイライトともいえるペトラはやはり素晴らしいの一言に尽きます。最も有名なエル・ハズネのせいで、その先に広がる遺跡群の印象が霞んでしまっていますが、それらも非常に多彩で見応えがあり、1日で全てを見て回るのは困難なほど広大ですが、決して飽きることはありません。他にも、南部のサウジアラビアとの国境付近に広がるワディ・ラムの岩と砂漠のコントラストや、レジャーの街アカバ、首都アンマンからは古代遺跡ジェラシュや塩分濃度が高く誰でも浮かぶことが出来る死海などにも比較的容易にアクセスでき、多様な見どころを効率的に見て回ることが出来ます。なお、レンタカーを使えばヨルダン国内の観光地をより効率的に回ることができます。

14.モロッコ

アトラス山脈より北側のカサブランカ、マラケシュ、フェズ、ラバト、メクネス、タンジェなどが一般的には有名で、これらの都市も本当に魅力的な都市ばかりなのですが、アトラス山脈を越えると風景は一変して、ワルザザードからエルラシディアまでのカスバ街道沿いの集落や、エルフードやメルズーガなどのサハラ砂漠への入口のオアシス都市などは更に素晴らしく、モロッコの観光資源の多様性を感じます。少々不便ですが、アガディールの南の山中の村タフロウトも、ディズニットからそこへ向かう途中の景観を含め非常に魅力的なので、個人的には非常にお薦めです。

15.シリア

現在大変なことになってしまっているシリアですが、2008年に訪問した際には、それはそれは平和で素晴らしい国でした。近隣の中東諸国同様、古代遺跡群に恵まれ、人々は異常なまでに親切で本当に気持ちよく旅行ができました。パルミラ遺跡は圧倒的に素晴らしいですが、その他にも、アパメアの遺跡やクラック・デ・シュバリエ、Beehive House(日干し煉瓦を積み上げたとんがり帽子型の住居)など、印象的な見どころが沢山ありまいた。
最後になりますが、水車で有名なハマの街で、夜遅くまでピクニックを楽しんでいた非常に大勢の家族連れの人々の本当に幸せそうな様子と、多くの若者に写真を撮ってくれとせがまれ、ただ撮って見せるだけでとても嬉しそうにしていた姿が今も忘れられません。どうしてこんなことになってしまったのか、アサド政権の愚かさに心から怒りを覚えます。

16.カンボジア

カンボジアの遺跡と言えば、何と言ってもアンコールワット遺跡群に尽きます。内戦や盗掘により失われた部分が多いのは残念ですが、広大な敷地に数々の素晴らしい遺跡が点在していて、全部見て回るのには3日は欲しいところです。そして、もう一つ忘れてはならないのが首都プノンペンです。王宮とシルバーパゴタは美しい建造物ですが、忘れてはならない負の遺産、ポル・ポト政権下での残虐行為の中心であったトゥール・スレン博物館(当時の刑務所)です。壁に貼られたおびただしい数の罪のない犠牲者の写真には心を打たれます。
最後に、カンボジア(クメール)料理も、料理文化としては、近隣のタイ、ベトナム料理と並ぶほどの傑作だと思います。

17.トルコ

ヨーロッパとアジアの分岐点と言われ、その双方を国土に含むトルコは、正に東西文化の接点であるとともに、歴史的な経緯もあり、様々な側面を持っています。中でも、ボスポラス海峡を挟むイスタンブールには、トプカプ宮殿、アヤソフィア、スルタン・アフメトモスク(通称ブルーモスク)などの見どころが集中すると共に、近年では非常にお洒落で魅力的な街並みとなっています。この他にも、エーゲ海沿岸のエフェス、ベルガマ、トロイなどの古代遺跡も非常に見応えがありますし、カッパドキアやパムッカレも(どちらかというと自然遺産ですが)とても素晴らしいです。なお、トルコ料理は、中国料理、フランス料理と並んで世界三大料理と評価されてきたことから、料理文化としては歴史的には認められているものの、昨今では、イタリア料理やインド料理などに押されて少々影が薄くなっているようです。

18.アルバニア

バルカン半島の中では最も地味な国の一つですが、世界遺産であるブトリント、ギロカストラ、ベラットはそれぞれ違った趣があり魅力的です。ブトリントはギリシャ国境に近い海辺の町サランダ近郊のこぢんまりとした遺跡ですが、周辺の豊かな自然環境との調和が美しいです。ギロカストラはやはり南部にある城下町ですが石造りの独特なスタイルの家々が丘の上に建てられた城からの傾斜地に点在する旧市街の街並みが特徴的です。個人的に最も好きなベラットは中南部に位置する山間の町で、中国のどこかの田舎町にありそうな建物が岩肌にへばりつくように建ち並んでいる様子は非常にエキゾチックな雰囲気を醸し出しています。アルバニアは、山がちなこともあり国内の移動が不便なのが難点ですが、人々は皆、驚くほど親切ですので、非常に気持ちよく旅行することができます。


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