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世界の国旗 東ヨーロッパHEADLINE

旧ソビエト連邦や旧ユーゴスラビア連邦の構成国が多い中、汎スラブ色と言われる赤、青、白を使用している国旗が多く見られます。この配色は自由と革命の理想を象徴していると言われ、もともとはロシア帝国の3色旗に由来するとのことです。フランスの3色旗を由来とする国旗は縦に3分割するのが基本ですが、汎スラブ色は横向きで使用されるのが原則とのことです。          

東ヨーロッパ

 国名 国旗  説明 
 アルバニア 地の中央に双頭の鷲が描かれたもので、この国旗のデザインは、15世紀にオスマン帝国の支配に抵抗し、一時(1443年 - 1478年)独立を勝ち取った中世アルバニアの英雄、スカンデルベクの紋章にちなんだものです。この鷲についての明確な説明はありませんが、アルバニア人達は自分たちのことを鷲の子孫だという伝統があり、鷲の息子という意味のShqipetareという言葉で自分たちを呼んでいます。
縦横比 5:7
 エストニア に3等分され、上から青、黒、白の配色となっています。配色について様々な解釈があります。青は、信仰、忠誠心、献身を象徴するとするものや、空と海とこの国の多数の湖を表しているとするものがあります。黒については、国の土壌や暗い過去やエストニアの人々が耐えた苦しみを意味しているとするものがあり、白は、悟りや徳に向けた努力、白樺の樹皮や雪の色、真夜中の太陽によって照らされた夏の夜を象徴しているなどといった意見もあります。
縦横比 7:11
 クロアチア 由と革命的理念が込められている汎スラブ色の3色を使った国旗で、横に3等分され、上から赤、白、青の配色で、中央に3色に重なる形で国章が配されています。国章は縦横5マスの赤と白チェック模様の大きな盾の上に冠型に並ぶ五つの小さな盾(タンブレ)で構成されています。この小さな盾は左からそれぞれ中央クロアチア、ドゥブロヴニク、ダルマチア、イストリア、スラヴォニアの各地方を象徴しています。なお、汎スラブ色は19世紀のロシアの旗に由来しています。
縦横比 1:2
 コソボ 地の中央に、コソボの地形が黄色で描かれ、その上に6つの星が若干アーチ状に白で配されています。6つの星は、コソボに居住するアルバニア人、セルビア人、トルコ人、ゴーラ人、ローマ人、ボシュニャク人の6民族を表しています。
縦横比 2:3
 スロバキア 由と革命的理念が込められている汎スラブ色の3色を使った国旗で、横に3等分され、上から白、青、赤の配色となっており、中央やや左寄りに3色に重なる形で、細い白い縁取りの国章が配されています。国章は、赤い盾に青い3つの丘と白い二重十字が描かれています。二重十字(総主教十字)はビザンチン帝国由来の正教会のシンボルであり、3つの丘は、スロバキアを象徴するタトラ、ファトラ、マートラ(マートラは現在ハンガリー領内)の三山を象徴しています。
なお、配色はロシアとスロベニアの国旗と同じになっています。
縦横比 2:3
 スロベニア 由と革命的理念が込められている汎スラブ色の3色を使った国旗で、横に3等分され、上から白、青、赤の配色となっており、中央やや左寄りに白と青の2色に重なる形で国章が配されています。国章は、赤の縁取りをもつ青い盾の中にスロベニアの象徴であるトリグラウ山が白く描かれており、その下には川と海を示す2本の波線がデザインされています。山の上に輝く3つの金色の星は、かつてこの地を統治していたチェリェ伯爵家の紋章から採られています。
なお、配色はロシアとスロバキアの国旗と同じになっています。
縦横比 1:2 
 セルビア 由と革命的理念が込められている汎スラブ色の3色を使った国旗で、横に3等分され、上から赤、青、白の配色となっており、中央やや左寄りに3色に重なる形でセルビアの小紋章が配されています。この紋章は赤地の盾に双頭の白鷲があしらわれたものでこの部分はセルビア国家を表しており、盾の上にはセルビア王国の王冠が置かれています。白鷲は赤地に白のセルビア十字の盾を抱えており、十字で分轄された4つのエリアには「団結のみがセルビア人を救う」という意味のCをデザイン化したものが配されています。
縦横比 2:3 
 チェコ 由と革命的理念が込められている汎スラブ色の3色を使った国旗で、横に白と赤で2等分され、左辺を底辺とする青の2等辺三角形が中央に向けて伸びているもので、旧チェコスロバキアの国旗を踏襲しています。
縦横比 2:3 
 ハンガリー に3等分され、上から赤、白、緑の配色となっています。伝承によると、赤は強さを、白は忠実さを、緑は希望を表しているとされています。一方で、赤は国土を守るために流された血を、白は自由を、緑は国土の多くを占める放牧地を意味しているとする説もあります。
縦横比 1:2
 ブルガリア に3等分され、上から白、緑、赤の配色となっています。汎スラブ色である、白、青、赤のうちの青が、自由を意味する緑に置き換えられたものです。その他の2色のうち白は平和を、赤は勇気を表しています。国章が左丈夫の白帯の部分に配されていた時期もありましたが、1989年以降は削除されています。
縦横比 3:5
 ボスニア・ヘルツェゴビナ 地の中央やや右寄りに1辺を上辺から取った黄色の二等辺3角形が頂点を上辺右側に向けて配されており、その左下の斜辺には白抜きの7つの星と両端には半分に千切れた2つの星が並んでいます。3角形は国の形をデザイン化したもので、その3つの頂点は、この国を構成する3つの主要な民族であるボシュニャク人、クロアチア人、セルビア人を表しています。星はヨーロッパを表し、ヨーロッパがまだ拡大中であることを途中で千切れている2つの星が示しています。白と青と黄色は主に中立性と平和を意味し、伝統的にボスニアと関連づけられています。
縦横比 1:2
 ポーランド と赤で上下に2等分されています。色は、赤地の盾に王冠を被った白い鷲が描かれたポーランドの国章に由来しています。因みに、配色が上下逆の配色のインドネシアとモナコの国旗に似ています(なお、どちらも旗の縦横比は異なっています)。 
縦横比 5:8
 マケドニア 赤地に、8本の光を放つ自由の太陽と呼ばれる黄色の太陽を描いたものです。赤と黄色は古くからマケドニアを象徴してきた色です。
縦横比 1:2
 モンテネグロ 色で縁取りされた赤地の中央に国章が配されています。国章は、金の双頭の鷲が獅子の描かれた盾を抱えているもので、1910年から1918年の間使われたモンテネグロ王国のニコライ1世の紋章を元にしています。双頭の鷲はビザンチン帝国に由来し、司教の権威の象徴であるライオンは3世紀半前に神権政治で統治されていたモンテネグロの歴史を物語っています。
縦横比 1:2
 ラトビア 色の地の中央に全体の5分の1の幅の白い横帯が入っています。この国旗は世界で最も古い国旗の一つとされています。中世の記録によれば、1280年には、赤地に白の線が入ったものがラトビアの部族によって既に使われていたとの記述もあります。
縦横比 1:2
 リトアニア に3等分され、上から黄色、緑、赤の配色となっています。黄色は太陽、光、美徳とともに金色に輝く畑を、緑は自然、自由、希望に加え地方部の森林を、赤は勇気と祖国を守るために流された地を表しています。汎アフリカ色の3色が使用されていますが、これは偶然です。
縦横比 3:5 
 ルーマニア に3等分され左から青、黄色、赤の配色となっています。フランスの3色旗をモデルにしており、色は1862年にルーマニアに統合されたワラキアの赤と黄色、モルダヴィアの赤と青から採っています。因みに青が若干濃いチャドの旗とは縦横比も同じで非常によく似ており、中央の黄色の帯に紋章が配されているモルドバとアンドラの旗とは配色が同じです(アンドラのみ縦横比が異なります)。
縦横比 2:3
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