人が良い国ランキング
以下は、 個人的な経験に基づく主観的なランキングですのでご了承下さい(そのため、これまでに訪問したことのある国に限っています)。また、順位や理由は、何の前触れもなく変更する場合がありますのでご注意下さい。
1.
インド
「インド人、嘘つかない」という言い伝えがありますが、あれは真っ赤な嘘です。特に、デリーなどを始めとする最先端の観光地の最前線で活躍しているインド人の言うことは全くのでたらめ、8割以上の確率で嘘です。それでも、このような連中は多少大袈裟に見積もっても全国で
100万人くらいに過ぎず、ほとんどの一般的なインド人はいい人ばかりです。困っている時には(困っていなくても)滅茶苦茶気軽に声をかけて来ますし、一人(又は二人)で歩いていると、すぐに「一緒に写真を撮ってくれ」と言い寄ってきます。他の国だとこれは明らかな警戒信号なのですがインドの大衆はそうではありません。とにかくフレンドリーさでは圧倒的に世界一だと思いますので、私の意見は話半分に聞いて頂き、油断せずに旅行を楽しんで頂ければと思います。
2.
フィリピン
フレンドリーさにかけてはインド人が一番だと断言してしまいましたが、親切さにかけてはフィリピン人が世界一だと思います。大小7千以上の島から成る島嶼国家で民族グループも100を超える他民族国家でもありますが、どこへ行っても皆さん本当に親切です。ドゥテルテ大統領の剛腕によって悪い(と判断された)人たちが一掃されたことも平和な国民性に拍車を掛けているような気もします。ジープニー(乗合タクシー)などの公共交通機関に乗った際には、乗車時に途中下車したい場所を告げておけば、目的地に近づくと、運転手はもちろん周りでそれを小耳に挟んでいた人たちも寄ってたかって教えてくれるのでとても安心です。降りる際にも「ここから先はトライシクル(オート3輪タクシー)に乗れ。20ペソ以上は絶対に払う必要ない」「そうだ、そうだ」など本当に親切です。降りた後にお世話になった方々にお礼を言うと他の皆さんまで手を振って応えてくれるので、お別れするのが辛くなるほどです。フィリピン・パブの人気の秘密がよくわかります。
3.
シリア
とにかく親切です。レンタカーでの旅行だったのですが、道を聞いたりすると(最低でも)丁寧に地図を書いてくれたり(途中で首を捻ったりしながら何度も書き直すことも珍しくありません)、車で先導してくれることも何度もありました(決して行き先の方向が同じだったと言うわけではなく、殆どの場合、彼らは来た道を戻っていくのです)。一番凄かったのは、バイクの青年に道を聞いたところ5kmくらい先まで先導してくれた上、照れくさそうに戻って行ったこともありました。町を歩いていても、家族連れ、カップル、男女のグループなど、誰でも親切です。
4.
イラン
人柄が良い人が多く、非常にフレンドリーで親切です。特に若者は積極的に世話を焼いてくれます。それも、決してお節介とか押しつけがましいということはなく、ちょうど良い距離を置いてくれるのでとても有り難いです。親日国民だからかと思うこともありましたが、その後の旅行で知り合ったヨーロッパ人なども大概非常に高い評価をしています。女性の社会進出が進んでいるだけあって、女性もとても愛想が良く気持ちが良いです。それを考えると、上野公園で偽造テレフォンカードを売っていたイラン人は本当にイラン人なのか明らかに怪しいです。それともただの親切心からの商売だったのでしょうか。
5.
アルバニア
公共機関で働く人達も含め、皆非常に穏やかな雰囲気で気持ちが安らぎます。勝手な思い込みかもしれませんが、何となく今の平和を大切にしたいと感じているような雰囲気でした。どういう訳か長距離バスに乗るとすぐに気持ちが悪くなる人が多く、山越えの際には車内のあちらこちらで阿鼻叫喚のうめき声が聞こえるのは何とも哀れでしたが、それほどバスに弱くない私に対して皆さんこぞって「一番後ろの席は酔わないのでここに座れ」と何度か席を譲ってくれたことには本当にお人好しな印象を持ちました。何はともあれ親切なことはいいことです。
6.
ミャンマー
東南アジアの国(特に仏教国)の人々は、一部の国の方々を除いてとても大らかで気持ちが和むのですが、その中でもミャンマーは一番ほのぼのとしています。アウンサンスーチーさんを軟禁したりする人達は別として、一般の人達は非常に素朴で親切です。ビールもとても冷えています。
7.
タイ
成長著しい国の割には、国民は皆のんびりとしています。微笑みの国と言われるだけあって、普段から非常に愛想がいい人が多いです。作り笑いだなどと批判する意見もあるようですが、お金のためではなく普段からにこやかにしていることはいいことだと思います。ベトナム(商売人の人々)や中国(公務員や公共機関で働く人々)やインド(いろいろな種類の人々)などからこの国に到着すると、本当に癒されます。
8.
ルーマニア
訪問前のイメージはあまり良くなかったのですが、どういうわけか皆さん非常にフレンドリーで親切で驚きました。東欧の人々はどちらかというと寡黙なイメージが強いのですが、この国は老若男女、さわやかな笑顔という感じです。自由を謳歌している感じです。過去によほど辛いことがあったのでしょう。
9.
大韓民国
近年、政治的な問題もあり印象が悪くなっている感はありますが、普通の人々は老若男女、非常に親切です。困っていることがあるとほぼ必ず助けてくれます。一般的に英語が通じないのが残念ですが、非常に気持ちよく訪問することが出来る国です。すぐお隣の国がいい人達というのは幸運なことだと思います。仲良くしましょう。
10.
ウズベキスタン、
カザフスタン
旧ソ連の国々ですが、寡黙ではありますが素朴でまじめな人々が多く、非常に気持ちよく接してくれます。写真を撮られることに違和感があまりない(一部女性を除く)ようで、特に子ども達は撮って欲しくてたまらないといった感じで接してきます(撮影料無料)。ソ連時代と違って海外からの観光客と接する機会が増えているのも、彼らにとっては嬉しいことのようです。
11.
カリブ海の国々(一部の国を除く)の人々
国別とか言いながら十把一絡げになってしまいましたが、カリブ海の人々は基本的にとても親切です。カリブの海賊とかカリブ海の怪人(特に野球選手などに多い)など、怖いイメージが先行しがちですが、あまり恐るるに足りません(一部の国を除く)。国によって主義主張や国家元首、歴史などそれぞれですが、それにもかかわらず皆さんとてもフレンドリーで世話好きです。陽気なイメージもありますが、歌や踊り以外ではそれほどでもなく普通に南国調です。地道に親切な人が多いです。
12.
オマーン
中東の人々は一部を除いてどこの国民もフレンドリーで親切ですが、この国もその例に漏れません。非常にジェントルな感じで、まじめに優しく接してくれることが多いので、とても気持ちよく過ごすことが出来ます。
13.
セネガル
見た目(特に男性)は怪しそうな人々ばかりといっても過言ではありませんが、実際は皆、非常に正直で感心します。根がまじめなのか(一部を除き)料金交渉なども近隣諸国に比べるとスムーズで、聞いたことにも親切に答えてくれるので、あまりストレスを感じることはなく旅行することが出来ます。