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旅の写真集  アイスランド共和国(前編)HEADLINE

アイスランド観光の旅行記を兼ねた写真集(前編)です。ここでは、アイスランド到着後、リングロードと呼ばれる島内を周回する道路を反時計回りに進み、北部の国内第2の都市アークレイリに至るまでの様子をご紹介します。

《ケフラヴィーク国際空港》

Keflavik は、首都レイキャビクの南西約50kmに位置する国内第5の規模を誇る都市で、その郊外にある国際空港は国際線のほとんどが発着するアイスランドの表玄関です。

日本からだと、デンマーク、イギリス、カナダ等を経由する便が便利です。
《ブルーラグーン ①》

アイスランドは公共交通機関が発達しているとは言えず、料金も安くはない(例えば空港~レイキャビク市内までのエアポート・バスが約50分の乗車で約3,000円)ので、空港では、早速レンタカーを借りるのがお薦めです。
《ブルーラグーン ②》

そんな訳で、空港を出るとレイキャビク市内観光は後回し(最終日)にして、早速、空港から南に約20km(車で約20分)の場所にある Blue Lagoon に向かいました。
《ブルーラグーン ③》

ブルーラグーンは、国土の大半が火山地帯で地熱発電も非常に盛んなアイスランドで、地熱発電所が汲み上げた地下熱水の排水を再利用した施設で、空港から近いこともあってアイスランド随一の観光スポットとなっています。
《ブルーラグーン ④》

敷地内には日本のスーパー銭湯を超高級にしたような立派な温泉施設が設置されていて、世界中から集まるセレブを魅了しています。
《ブルーラグーン ⑤》

施設内の露天風呂の面積は約5,000㎡(競泳用50mプール4個分)で、露天温泉としては世界最大。

温泉全体を一周するだけで10数分かかるほどの広さです。

深さは場所によってまちまちで、最深部は1.4mだそうです。
《ブルーラグーン ⑥》

もともとの地熱発電所からの排水は70度以上あるそうですが、それを38度前後に温度調節して使用しているので、日本人にとっては長湯に最適なちょっとぬるめのお湯といった温度なので、日本の温泉はちょっと熱いあるよという外人さんも水着姿で安心してリラックスできます。
《ブルーラグーン ⑦》

特に人気なのがプライベート・プール気分で楽しむ入浴しながらのビールやワインで、浴場内に設置されたバーでは皆さんこぞって買い求めていました。
《ブルーラグーン ⑧》

そんな楽しそうな温泉でしたが、今回の旅行では予約が取れずに入れませんでした。

前述のとおり、世界中からこのアブノーマルな雰囲気と非常に高名な皮膚病治癒の効果を期待して多くの人々が集まってくるため、通常1週間以上前から予約が必要なのです。

因みに、入浴料は2018年現在、6,000~8,000円ほどです。
《ブルーラグーン ⑨》

世界のセレブたちは、入浴後に施設内に併設された高級レストランでお洒落なバスローブに身を包んでお食事を堪能されていました。

日本人でも相当な対価さえ払えば利用可能なそうですので、機会があれば是非参加してみては如何でしょうか。
《ブルーラグーン ⑩》

温泉施設の外にもターコイズブルーの温泉は広がっていますが、こちらは遊泳禁止です。
《ブルーラグーン ⑪》

奥に見えるのが先述したスヴァルスエインギ(Svartsengi)地熱発電所です。

ヨーロッパを代表する地熱発電所で、90°C の熱水を1秒あたり約475リットルのペースで汲み上げているそうです。
《セリャラントスフォス ①》

ブルーラグーンの観察を終えると、アイスランドを周回するリングロード(Ring Road、国道1号線)を東進し、約160km離れた Seljalandsfoss を訪れました。
《セリャラントスフォス ②》

アイスランドには数多くの滝があります(実際、この後いくつも滝が登場します)が、落差約65mと、滝の規模自体は標準的です。
《セリャラントスフォス ③》

ただ、この滝が少しばかり他の滝と違うのは、滝の裏側の岩がくり抜かれたようになっていて大きな空間が存在し、滝壺を囲うように小道が造られていて歩いて滝の裏側に入ることができるという点です。
《セリャラントスフォス ④》

そのため、滝の裏側から滝を望むことができ、特に晴れた日の夕暮れ時などにはその先に広がる美しい風景が同時に楽しめるということで人気とのことなのですが、生憎この日は小雨がぱらついていた上に風も舞っていて、ただずぶ濡れになってしまっただけという残念な結果に終わってしまいました。
《スコゥガフォス ①》

次に向かったのは、セリャラントスフォスの更に約30km東にある Skógafoss です。
《スコゥガフォス ②》

この滝も高さは約62mとセリャラントスフォスとほぼ同じですが、幅が約25mあるという点で、この辺りではセリャラントスフォスと人気を二分する滝です。
《ある日の朝食》

「ある日」と書きましたが、実際は1泊目の翌朝の朝食です。小さな宿でしたが各種ハム、チーズ、魚のマリネなど取り放題のバイキングで大満足でした。

アイスランドの宿はB&Bのような小さなところでも1泊US$150(朝食なし)~US$200(朝食付き)します。

外食するとハンバーガーセットでもUS$10以上はするので、個人的に朝食付きの場合には食べ過ぎてしまう傾向がありますが悔いはありません。
《アイスランド南部の景観 ①》

「南部」と書きましたが、ここがたまたま南部だというだけで、アイスランドの風景はどこも似ています。

特徴的なのは、山の斜面は一部草で覆われていますが木がほとんど生えていないことです。

生えている場所もたまに見かけますがそのほとんどは植樹(造林)だそうです。
《アイスランド南部の景観 ②》

ただ、そこに住居が建っていたりすると一気に北欧感が増してきて、旅行者にとってはなかなか情緒のある眺めです。
《レイニスファラ ①》

そんなアイスランド南部の代表的な町の1つヴィーク(Vik)の西に広がる黒い砂浜が Reynisfjara です。

更に西の方角にはディルホゥラエイ(Dyrhólaey)半島の空洞付きの断崖が聳えています。

遠いので判り辛いですが、高さは高いところで120mほどもあるそうです。
《レイニスファラ ②》

一方、東側には、レイニスドランガル Reynisdrangar と呼ばれる岩柱が海面から突き出ています。
《レイニスファラ ③》

海岸の途中の山の下方には大きな穴が開いています。
《レイニスファラ ④》

その脇には無数の六角形をした石柱が生えているように見えます。
《レイニスファラ ⑤》

これは、火山から噴出したマグマが冷却して固まる際にできた柱状節理と呼ばれるもので、火山活動が活発なアイスランドではよく見られます。
《レイニスファラ ⑥》

また、世界各地に存在し、特に有名なのはイギリスの北アイルランドのジャイアンツ・コーズウエイなどですが、日本でも東尋坊など各所で見られます。
《レイニスファラ ⑦》

降り注ぐような柱は圧巻です。
《レイニスファラ ⑧》

こちらは穴の中です。アルマジロの地肌のような雰囲気です。
《パフィン ①》

レイニスファラ周辺の崖にはニシツノメドリの生息地として有名です。
《パフィン ②》

因みにニシツノメドリというのは一般的にパフィン(Puffin)と呼ばれている一部の熱烈な愛好家の間では大変な人気の海鳥です。
《パフィン ③》

主に北欧や北極海に生息し、一説によるとその半分以上がアイスランドを根城にしているとのことですが、今回の旅行ではここ以外で見ることはできませんでした。
《パフィン ④》

なお、こんな可愛い顔をしている上、絶滅危惧種であるにもかかわらず、アイスランドではジビエとして高級レストランで供されたりもしています。

昔ながらの食文化なので致し方ありませんが、メニューで見かけた際にはこのキュートな姿を思い出した上で十分な覚悟を持って対応して下さい。

因みに、特にスモークパフィンは誰もが頷く美味しさだそうです。
《パフィン ⑤》

私の場合、パフィンを食べた経験はまだありませんが、フェロー諸島を訪れた際には雨にもめげずに沢山の写真を撮りました。

食べるより見る方に興味のある方はこちらもご覧下さい。
《田舎の教会》

レイニスファラに向かう道の途中にあった小さな教会です。

典型的なアイスランドの教会という感じで周りの風景との調和が気に入って写真を撮ったのですが、後でGoogle Mapで調べたところ Reyniskirkja という名前(単に”レイニス教会”というだけですが)まである口コミでも人気の教会でした。

何はともあれ、とてもアイスランドらしい教会です。
《アイスランドの川》

アイスランドは雨が多いので、多くの川は雨に由来するものですが、島の南部の高地にはいくつかの氷河もあるので、氷河が溶けた水が流れてくる川も結構あります。

この川もそのうちの1つらしく、右奥には氷河が見えます。
《ミールダルス氷河》

この氷河は面積は596k㎡(淡路島とほぼ同じ大きさ)の Mýrdalsjökull で、国内で4番目に大きな氷河です。

なお、ミールダルスヨークトル氷河と書く人もいますが、ヨークトルというのは氷河のことですので、マウント富士山、隅田川リバーのような表現になってしまいます。

このことから、このページではこれ以降もヨークトルを氷河と読み替えさせて頂きます。
《川辺の風景》

アイスランドでは羊や馬が放牧されているのをよく見かけます。
《スカルタレルダフレン ①》

ヴィークの約70km北東にある Skaftáreldahraun は、ここから北に50kmほどのところにあるラーキ山(Lakagigar)の1783年の噴火による溶岩流が固まってできた、日本でいうところの鬼押出しのようなところです。
《スカルタレルダフレン ②》

この時の噴火は有史以来最も激しいものの1つといわれているそうで、これによってアイスランド国内のほとんどの家畜が死に、当時の人口5万人のうち1万人もの人々が餓死したといわれています。
《スカルタレルダフレン ③》

現在はでこぼこした溶岩の大地の上に苔や草が生え、そんな恐ろしい出来事があったとは想像できないほど静かな荒野が広がっています。
《リングロード ①》

少し走るとすぐにいつもの景色です。

ただ、この日は晴れていたので、前日とは打って変わって爽やかな印象です。
《名もない滝 ①》

8kmほど進むと道路左側に立派な滝が見えました。

これだけの滝であれば名前ぐらい付いていそうですが、Google Map の Street View で場所まで確認できたものの、名前の記載はありませんでした。
《名もない滝 ②》

さらに少し行くと今度は夫婦滝のように2つ並んだ滝もありました。

出るところに出れば十分多くの観光客を惹きつけることができるレベルだと思いますが、地元の人たちにとっては当たり前すぎる景観なのでしょう。
《馬》

近くには馬の家族が放牧されていました。

通りかかった何台かの車から観光客が降りてきて熱心に戯れていましたが、納得の可愛らしさです。
《名もない滝 ③》

1.5kmほど進むとこれまた見事な滝がありました。

こちらも特に名前はないようです。
《名もない滝 ④》

更に1kmほど進むと今度は川が幾重もの滝を形成している場所がありました。

小さな駐車スペースなどもあったので今度こそ名前が付いているんじゃないかと思いましたが、Google Map 上では「Foss」(滝)という表記のみでした。

何かもう少し工夫した方が良いと思いました。
《アイスランド南部の景観 ③》

この辺りは海岸にも近く標高は全く高くないのに山岳地帯のような景観です。
《アイスランド南部の景観 ④》

また、ヴィークを過ぎると建物も極めてまばらです。

それでも時々1軒屋が建っていたりします。

牧畜業でも営んでいるのかもしれませんが、車で1時間くらい走らないと店も無いので生活するにはとても不便そうです。
《リングロード ②》

島を1周する幹線道路だというのにこの辺りは車の通行もまばらです。

ただ、片側一車線で道幅も路肩もが狭いので、運転は意外に疲れます。
《スヴァルティフォス ①》

先ほどの名前のない滝群から50kmほど東に進むと、久しぶりに名前が付いて観光客にも大人気の Svartifoss があります。
《スヴァルティフォス ②》

駐車場からちょっとした山道を30分ほど歩くと到着です。

柱状節理の崖を流れ落ちるという点でとても特徴的で絵になる美しい滝です。
《ヴァトナ氷河 ①》

Vatnajökull は、アイスランドで断トツで最も大きな氷河です。
《ヴァトナ氷河 ②》

表面積は8,100k㎡(チチカカ湖とほぼ同じ面積、身近な例でいうと東京都の4倍弱)あり、アイスランドの国土全体の8%を覆っている計算になります。
《ヴァトナ氷河 ③》

そんな氷河ですが、世界中の他の氷河同様、面積は毎年みるみる縮小しているそうで、誠に残念です。
《ヨークルスアゥルロゥン ①》

アイスランド語で氷河の川の湖を意味する Jökulsárlón は、ヴァトナ氷河の南端部にある文字通りの氷河湖です。
《ヨークルスアゥルロゥン ②》

表面積約18k㎡(東京の新宿区とほぼ同じ面積)とアイスランドで最大の湖で、氷河が大西洋に向かって崩れ落ちる場所にあります。
《ヨークルスアゥルロゥン ③》

地球温暖化の影響もあってか、1970年代と比べると、面積は4倍になっているそうです。
《ヨークルスアゥルロゥン ④》

表面には、奥に見える氷河から流れて来た大小様々の氷の塊が浮いていて、アイスランドの代表的な景観を醸し出しており、周辺の交通状況からは想像できないような多くの観光客で賑わっています。
《アイスランド東部の景観 ①》

ヨークルスアゥルロゥンを越えて約80km先のヘプン(Höfn)の町を過ぎると、東部フィヨルドと呼ばれる地域に入ります。
《アイスランド東部の景観 ②》

フィヨルドとは、氷河による浸食作用によって形成された複雑な地形の湾や入り江のことで、高い山と奥深い水域とのコントラストが特徴です。

深い湾や入江が連なることから、つい向こう側に見える対岸に向かう際にも、ボートなら5分程度で着くところ、陸路だと迂回が必要なために車で30分ほどかかることも珍しくありません。
《アイスランド東部の景観 ③》

町は湾外の漁場へのアクセス等の観点からフィヨルドの入口付近にあることが多いのも、隣町との(陸路での)アクセスに時間がかかる原因にもなっています。
《アイスランド東部の景観 ④》

そのため、小さな集落であっても港は比較的良く整備されています。
《エイイルススタジル》

Egilsstaðir は、レイキャビクから約700km、人口は 2,000人程度と他の国や地域で言ったら村レベルで、見た目もこんな感じですが、それでもアイスランド東部では断トツで最大の町で、銀行、スーパー、ガソリンスタンド、郵便局、さらには空港までほとんど何でも揃っています。
《アイスランド東部の景観 ⑤》

エイイルススタジルは少し内陸部に位置していますが、周辺の海岸沿いにはいくつかの可愛らしいフィヨルドの村が点在しているので、それらを訪れるための拠点として重宝されています。

エイイルススタジルからそれらの村へ向かう道はご覧の様に山を越えて海に向かって降りていく道なので、とても風光明媚です。
《セイジスフィヨルズル ①》

そんな村の1つ Seyðisfjörður は、人口700人ほどの小さな町ですが、フェロー諸島経由でデンマークとを結ぶフェリーの発着点ともなっているため町の規模の割に観光客も多く、お洒落な街並みが楽しめます。
《セイジスフィヨルズル ②》

以前もご紹介しましたように、アイスランドの小さな町の教会はどれも似ていますが、周囲の自然環境との調和がいい雰囲気を醸し出しています。
《セイジスフィヨルズル ③》

村の近くにはいくつもの滝がありますが、その中でもグフフォス(Gufufoss)は結構見応えがあります。
《デティフォス ①》

セイジスフィヨルズルから一気に約180km北西に進んだところにある Dettifoss は、落差は45mしかありませんが幅が100mと広いこともあって、ヨーロッパでも最大級の水量を誇る滝です。
《デティフォス ②》

滝は、両側の崖に対して斜めに位置しているように見えます。
《デティフォス ③》

このため、写真のこちら側にかかる水しぶきが非常に多く、対岸が草の無い岩場であるのに対して、こちら側は非常に豊かな緑に覆われています。
《セルフォス》

1kmほど上流には Selfoss があります。

時間の関係ですぐ近くまで行かれなかったのが残念ですが、同じ川にある滝にもかかわらず、横幅が長いためかこちらは随分上品な印象です。
《クヴェリル ①》

次に訪れたのは、デティフォスの約45km南西にある地熱地帯 Hverir です。
《クヴェリル ②》

まるで火星のように赤茶けた地面の所々からは煙が噴出し、辺りには硫黄の臭いが立ち込めています。
《クヴェリル ③》

泥の池からは絶えずぼこぼこと気泡が放出される様子は、別府の坊主地獄のようでもあります。
《クヴェリル ④》

隆起した地面からはシューという威勢の良い音を立てながら熱い蒸気が噴き上がっています。
《クヴェリル ⑤》

付近には硫黄を産出する鉱山があるほどなので、蒸気化した硫黄泉によって黄緑色に変色している場所もあります。
《クヴェリル ⑥》

泥の池や硫黄の噴出口などがそこかしこにあって無闇に歩くのは危険ですが、一応ロープで仕切られた遊歩道があるので安心です。
《クヴェリル ⑦》

アイスランドというと、名前の通り氷の国というイメージですが、火山活動が非常に活発であるということがここに来るとよく実感できます。
《ミーヴァトン ①》

クヴェリルから西に1つ山を越えたところにあるのが、アイスランド北部観光の中心とも言える Mývatn と呼ばれる美しい湖です。

ミーヴァトンは直訳すると”蚊の湖”という意味で、大量のユスリカが発生することからこの名が付いたそうです。

なお、日本語ではミーヴァトン湖と書く場合もありますが、”ヴァトン”が湖のことなので、ミー湖又はミーヴァトンが正しい呼び名です。
《ミーヴァトン ②》

ミーヴァトン周辺には、これまでご紹介したデティフォス、クヴェリル、次に登場するゴーザフォスの他、多くの見どころが固まっているため、レイキャビク郊外の有名な観光エリアであるゴールデン・サークルに対抗して、地元ではダイヤモンド・サークルと呼んで観光に力を入れています。
《ゴーザフォス》

クヴェリルからミーヴァトンを挟んで50kmほど西にあるのが Goðafoss です。

落差は約12mとそれほど高くはありませんが、弓状に広がる滝はアイスランドの中でも有数の美しさです。
《アークレイリの町 ①》

ゴーザフォスを過ぎると約50kmで国内第2の都市 Akureyri に到着です。

左の写真は対岸から見た町の様子です。こちら側には山があるだけですので、これがほぼ全貌です。
《アークレイリの町 ②》

国内第2とは言っても、ここはアイスランド、人口は2万人にも満たない地方の町です。

中心部を東西に走るメイン・ストリートの両側には数軒のホテル、銀行、土産物屋が並ぶ程度の謙虚な佇まいです。
《アークレイリの町 ③》

ただ、どういう訳か町の中に設置された信号機の赤の部分は全てハート型です。

とてもチャーミングなので信号が赤になるのが待ち遠しくなってしまう不思議な信号機です。
《アークレイリの町 ④》

アークレイリはダイヤモンド・サークルを始めとした北部観光の拠点の町ですが、町の中にはこれといった見どころはありません。

敢えて言うと、写真のアークレイリ教会くらいでしょうか。
《アークレイリの町 ⑤》

中心部の丘の上に1940年に建てられた、アイスランドの普通の教会とは打って変わって斬新なデザインの教会ですが、(他に見るべきものがほとんど無い)アークレイリのシンボルとも言える存在です。
《アークレイリの町 ⑥》

夜の中心部です。ちょっと見た感じでは夕暮れ時、遅くても8時か9時頃のように見えますが、何を隠そう実際の時刻は夜中の12時半です。

緯度が異常に高いアイスランドは陽が長く、今回訪れた7月頃であれば日没は24時頃、日の出は3時頃と相場が決まっています。
《アークレイリの宿 ①》

いくら陽が長いアイスランドであっても、眠らないと翌日の活動に支障が出るので、ここでもホテルに泊まることにしました。

ただ、都市部ではホテル代がより高額なので、この日はドミトリーです。

ドミトリーと銘打ってはいますが、カプセルホテルですね。
《アークレイリの宿 ②》

ただ、このカプセルホテルは非常に未来的で、2段カプセルの上、それぞれの内部はダブル仕様でした。

それも、ダブルと言ってもキングサイズに近いもので二人で入っても余裕の広さです。

一度もお世話になったことがない飛行機のファーストクラスでもここまで広くないであろうことは間違いなく、大満足です。

中国製のようでしたが、秘密基地感も高く、こんなドミトリーなら大歓迎です。今後日本を含む世界各地に普及することを願って止みません。

アイスランドの写真集(後編)へ進む。

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