《ある日の朝食》 アイスランドの宿では朝食が付いている場合もしばしばありますが、今回の旅行中は半分以上の宿で朝食は含まれていませんでした。 そのような場合でも、ほとんどの宿には自炊用のキッチンは付いているので、パンやハムなどをスーパーで買っておけば十分充実したメニューが楽しめます。 なお、そんな場合に備えてお薦めしておきたいのが、キューピー・マヨネーズだけは日本から持ち込むことです。 これだけで満足度が格段に跳ね上がります。 |
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《アイスランド北部の景観 ①》 アークレイリの西約30kmに位置するヨナサルンドゥール(Jónasarlundur)周辺は、美しい山の麓に農家が点在する自然豊かなエリアです。 |
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《アイスランド北部の景観 ②》 中でも、左の写真中央やや右に聳える尖ったフルンドランギ(Hraundrangi)は、標高1,075mと特に高くはありませんが、車で通りかかった場合、停車してしばらく堪能せずにはいられないようなエキセントリックな形をした山です。 |
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《アイスランド北西部の景観 ①》 今回のアイスランド1周は主にリングロードと呼ばれる国道1号線に沿って回りましたが、アイスランド北西部に左を向いたアヒルの頭のように飛び出た西部フィヨルド地域はリングロードから外れるため、一部未舗装区間があります。 |
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《アイスランド北西部の地形》 これが西部フィヨルド(Vestfirdir)の地図です。 氷河による浸食作用で形成された深い入江から成り立っているのがわかります。 |
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《アイスランド北西部の景観 ②》 そのため、実際に走っていると向こう岸に島のように見える山が現れたり消えたりしますが、そこは数時間前に走った場所だったり、これから向かう地域だったりします。 |
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《アイスランド北西部の景観 ③》 すぐ向かい側に見える集落でも、湾を大きく迂回していかなければ行けないため、30分くらいかかることも珍しくありません。 |
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《イーサフィヨルズルの町 ①》 そんな西部フィヨルドで最も大きな町が Ísafjörður です。 |
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《イーサフィヨルズルの町 ②》 町から数キロのところには、国内全体でも数少ない空港もあります。 |
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《イーサフィヨルズルの町 ③》 そんな地域随一の町ですが、すぐ背後に迫り来る山並みに飲み込まれそうな佇まいです。 |
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《イーサフィヨルズルの町 ④》 中心部でも目一杯頑張って2階建てというレベルです。 |
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《イーサフィヨルズルの町 ⑤》 交通量も決して多くはありません。 |
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《イーサフィヨルズルの町 ⑥》 人口はおよそ2,500人ほどですが、これでも西部フィヨルド全体の行政の中心地です。 |
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《イーサフィヨルズルの町 ⑦》 そんなこともあって人々の所得水準は比較的高いのか、洗練された瀟洒な建物が多く見られます。 |
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《イーサフィヨルズルの町 ⑧》 一方で、周囲にはアイスランド有数の豊かな漁場が広がっており、昔から漁業が盛んだったこともあって港沿いにはアイスランド版ニシン御殿のような建物や伝統的なレストランなども並んでいます。 |
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《イーサフィヨルズルの町 ⑨》 漁獲制限や若者の漁業離れなどもあって、従来に比べると漁業は衰退しているそうですが、それでも岸辺には現役と思しき漁船が出番を待っています。 |
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《イーサフィヨルズルの町 ⑩》 レジャー用か漁業用かわかりませんが、新品の舟もいくつも並んでいます。 フィヨルド沿いのやたら遠回りの道路を利用するより、海上を突っ切った方が移動が便利なために、一家に一艘くらいの割合でこのような舟を持っているのかもしれません。 |
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《イーサフィヨルズルのスーパー》 アイスランドで最も有名なディスカウント・スーパー ボーナス(Bónus)です。イーサフィヨルズルにもあるくらいですからちょっとした町なら大概あります。 他にも、Nettó、Krónan などが利用しやすいチェーンです。 アイスランド旅行で自炊は欠かせないので、旅行者にはとても有難い存在です。 |
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《イーサフィヨルズルの酒屋 ①》 一方で、ビールを含むアルコール類はスーパーを含む一般の店舗では販売されておらず、文字通り酒屋を意味するヴィンブディン(Vínbúðin)という名の政府系リカーショップでしか手に入りません。 おまけに、ヴィンブディンは全国でも50店舗ほどしかない上、通常、夕方の6時くらいには閉店してしまう(場合によっては夕方2時間くらいしか開いていないので店もしばしば)ので、お酒好きの方は計画的な行動が求められます。 |
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《イーサフィヨルズルの酒屋 ②》 この情報は出発前に得ていて、その傲慢としか思えない経営姿勢に憤懣やるかたなかった私たちですが、実際に店舗を訪れてみると、予想していたような社会主義的なイメージとはほど遠い明るい店内と豊富な品揃えにとても満足しました。 |
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《イーサフィヨルズルの酒屋 ③》 地ビールだけでもここにある倍以上くらいの種類が揃っています。 いろいろ飲みましたが味も概して非常に素晴らしいです。 店の人も普通に親切だし、営業時間さえうまく行程にはまれば全く恐るるに足りません。 ただ、ビールはどこの店でも常温で売られていたので、宿の冷蔵庫で急速冷蔵するなり食事の時間を遅らせるなりの若干の工夫が必要です。 |
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《ある日の宿》 この日泊まったのはイーサフィヨルズルの隣町(と言っても約20km離れています)、スーザヴィーク(Súðavík)のB&Bでした。 典型的なアイスランドのB&Bで、外見はご覧のように平屋建ての何の変哲もない一軒家ですが、4室あった部屋はどれもそこそこ広く、内装も洗練されていて非常に居心地の良い宿でした。 |
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《ある日の夕食(一部)》 B&Bというのは、Bed and Breakfastの略ですので、朝食は付きますが夕食は含まれていません。 そんな訳で、先ほどご紹介したスーパー、ボーナスで羊肉のゼリー寄せとスモークサーモンを買ってきてお洒落に盛り付けてみました。 これにスパゲティを茹でて日本から持って行った簡単ソースをまぶして完成です。 |
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《アイスランド北西部の景観 ⑤》 西部フィヨルドは、名前の通りフィヨルド地域なので、道路は主に海岸線を走りますが、イーサフィヨルズルの西に1996年に完成した全長9,113mの国内最長の西フィヨルドトンネル(Vestfjarðagöng)など、内陸部の山岳地帯を横断する道路もいくつかあります。 |
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《アイスランド北西部の景観 ⑥》 地域内の山は、標高が滅茶苦茶高いわけで派ありませんが、一応フィヨルド地帯ということもあって、高低差は随分あります。 このため、ご覧の様なヘアピンの道も目立ちます。 |
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《アイスランド北西部の景観 ⑦》 そのような交通量も少ないのんびりしたトンネルや山道を走りながら次に向かったのは、イーサフィヨルズルから約90km南にある、この地域の最大の見どころの1つディンヤンディ(Dynjandi)の滝です。 |
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《ディンヤンディの滝 ①》 フィヨルドの向こう岸に見えてきました。 |
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《ディンヤンディの滝 ②》 遠くからみると、大きなツチノコのような形をした最上部の滝が目立ちますが、ディンヤンディの滝自体は、いくつもの滝から成る一連の滝です。 |
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《ディンヤンディの滝 ③》 最も上に位置するメインのフィヤトル滝(Fjallfoss、これ自体をディンヤンディ滝とも呼びます)の下流には、形も大きさも様々な5つの滝があります。 |
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《ディンヤンディの滝 ⑤》 一番下流にあるフンダ滝(Hundafoss)も、これだけ見ればまあ悪くはないといったレベルの滝です。 |
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《ディンヤンディの滝 ⑥》 その上にはせせらぎのような上品な滝も支流を形成しています。 |
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《ディンヤンディの滝 ⑦》 更に上には Hrísvaðsfoss、Göngumannafoss、Strompgljúfrafoss、Hæstajallafoss、最上部に Fjallfoss と続きます。 |
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《ディンヤンディの滝 ⑧》 どれもそこそこ立派な滝ですが、他の滝とコラボすることで個性が引き立ってお互いを高め合っています。 |
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《ディンヤンディの滝 ⑨》 これがご本尊様とも言えるフィヤトル滝です。 こう見えても落差は約100mあるとのことで、アイスランドに数ある滝の中でも有数の高さを誇ります。 |
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《名もない滝》 ディンヤンディの滝からほんの数キロのところにあった滝です。 Google Map を見ても名前は特に記載されていないようでした。 すぐ近くにディンヤンディの滝が無く、もうちょっと便利な場所にあれば十分人気が出そうな美しさですが、運が無かったとしか言いようがありません。 |
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《アイスランド北西部の景観 ⑧》 ディンヤンディの滝から南に進み、西部フィヨルドの南岸のブレイザフィヨルズル(Breiðafjörður)に出るまではご覧の様にフィヨルド以外何もない風景が続きます。 その後は海岸沿いに南下してスナイフェルスネース半島(Snæfellsnes)に向かいます。 |
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《キルキュフェトル山 ①》 スナイフェルスネース半島の中ほどに位置する Kirkjufell は、冬季にはオーロラ写真の人気の場所にもなっているアイスランドを代表するランドマークの1つです。 |
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《キルキュフェトル山 ②》 幹線道路を挟んだ向かい側にあるキルキュフェトル滝(Kirkjufellsfoss)は、オーロラ写真の際には必ずと言っていいほどキルキュフェトル山のご相伴に与るほどの離れられないパートナーとなっています。 |
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《ジュパロゥンスサンドゥル ①》 スナイフェルスネース半島の先端南部に広がる Djúpalónssandur は、溶岩流でできた奇岩と黒砂のビーチのコンビネーションが人気のスポットです。 |
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《ジュパロゥンスサンドゥル ②》 途中には噴火時に自然にできたと思われる溶岩に開いた穴などもあって、飽きずに散策することができます。 |
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《ジュパロゥンスサンドゥル ③》 かつては60艘もの漁船が所属する賑やかな港だったそうですが、現在では1艘も残っていません。 |
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《ジュパロゥンスサンドゥル ④》 その代わりと言っては何ですが、浜辺には1948年に難破した英国船の残骸が黒い砂浜の上に散乱しています。 |
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《アルナルスターピ ①》 ジュパロゥンスサンドゥルの20kmほど東に位置する Arnarstapi もまた、スナイフェルスネース半島を代表する景勝地の1つです。 |
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《アルナルスターピ ②》 溶岩流が作り出した造形が海岸沿いに広がっているのが見どころです。 |
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《アルナルスターピ ③》 右下の方に見える観光客の大きさを見ると、全体的なスケールが結構ワイルドであることがわかります。 |
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《アルナルスターピ ④》 こちらは、海岸の中ほどにあるこの地域の守り神とされている巨人の石像です。 これも股ぐらを人が通過できるほどの大きな作品です。 |
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《アルナルスターピ ⑤》 海も澄んでいてとてもきれいです。 |
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《アルナルスターピ ⑥》 この辺りの岩場にも(前編で何度かご紹介した)柱状節理が見られます。 |
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《アルナルスターピ ⑦》 アーチ型をした岩や、穴の開いた岩など様々な趣向が楽しめて、結構見応えがあります。 |
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《イートリ・トゥンガ ①》 アルナルスターピの35kmほど西にある Ytri Tunga は、アザラシのコロニーがあることで人気の海岸です。 |
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《イートリ・トゥンガ ②》 子供のアザラシが観光客の集まる海岸線の様子を窺う姿がキュートでした。 |
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《レイキャビク中心部 ①》 スナイフェルスネース半島観光を終え、ようやく首都レイキャビクに到着です。 |
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《レイキャビク中心部 ②》 国内第2の都市アークレイリはこぢんまりした町でしたが、流石にレイキャビクは規模も人の数も格段に違います。 それもそのはず、人口は市内のみで約12万人、周囲の市を含めた首都圏全体で約21万人と、アイスランドの全人口の約2/3がこの一帯に集中しているのです。 |
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《ハットルグリムス教会 ①》 町のほぼ中心に建つ高さ74.5mの Hallgrímskirkja は、アイスランドでもっとも大きな教会であると同時に、もっとも高い建物でもあります。 |
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《ハットルグリムス教会 ②》 1945年に建設が開始されてから1986年に完成するまで、実に41年の歳月を要したそうです。 |
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《ハットルグリムス教会 ③》 ドイツ人のオルガン製作者の手による入口上部に設置された大型パイプオルガンは壮観で、この教会を代表するアイテムです。 |
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《黄昏のレイキャビク中心部 ①》 北緯約64度と世界一北に位置する首都だけあって、訪問した7月の日没時刻は24時頃と、深夜まで明るいので1日が長く、毎日とてものんびりとした気持ちで過ごすことができます。 |
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《黄昏のレイキャビク中心部 ②》 ビルの壁に西日がまぶしい左の写真は、ちょうど23時頃に撮ったものです。 |
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《黄昏のレイキャビク中心部 ③》 夕暮れ時の光が長く楽しめるので、ロマンチックな写真が多く撮影できます。 |
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《黄昏のレイキャビク中心部 ④》 左の写真で23:05頃のものです。 白夜というわけではありませんが、ほぼ北極圏であるため、ここからが勝負とばかりに太陽は1時間ほど地平線付近で粘り続けます。 |
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《黄昏のレイキャビク中心部 ⑤》 中心部の商店街は11時過ぎでこんな感じです。 |
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《黄昏のレイキャビク中心部 ⑥》 話は逸れますが、私は個人的にはサマーターム導入大賛成派です。 夏に欧米を旅行しているとよくわかりますが、夜の9時や10時まで外が明るいというのはウキウキします。 人生を長く楽しめるような気もします。 そんな私にとって、北欧の夏の日の長さは本当に感動的なのです。 夕方からしこたま酒を飲んで10時頃に外に出てもまだ明るかったら必ずもう1軒行きますよね。 |
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《黄昏のレイキャビク中心部 ⑦》 黄昏時のハットルグリムス教会も素敵です。 |
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《黄昏のレイキャビク中心部 ⑧》 ただ、忘れずに付け加えさせて頂かなければならないのは、サマータイムは別として、ここアイスランドでは冬の可照時間は当然のことながら夏と反比例して短くなるということです。 例えばレイキャビクの1月の日の出の時刻は午前11時半近く、日没は16時前です。 これではいくら夏の日が長くても割に合わない気もします。 |
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《黄昏のレイキャビク中心部 ⑨》 そんな訳で夏の日はまだ終わりませんが、翌日のこともあるのでこの日はまだ明るいうちに眠りに就くことにします。 |
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《シンクヴェトリル国立公園 ①》【世界遺産】 旅の最後を締めくくるのは、レイキャビクの東側の郊外に広がるゴールデン・サークルと呼ばれるエリアです。 レイキャビクの東50~100kmほどのところに1,000k㎡くらいの範囲で円を成すように国内でも有数の見どころが点在していることからこのように呼ばれています。 |
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《シンクヴェトリル国立公園 ②》【世界遺産】 まず向かったのは、レイキャビクの約50km東に位置する Þingvellir 国立公園です。 シンクヴェトリル付近は大西洋中央海嶺の地上露出部分で、東のユーラシアプレートと西の北米プレートが引っ張り合い、ギャウ(アイスランド語: gjá)と呼ばれる大地の裂け目が見られる場所です。 |
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《シンクヴェトリル国立公園 ③》【世界遺産】 公園内には、そのような独特の地形によってできた小川や滝も楽しめます。 |
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《シンクヴェトリル国立公園 ④》【世界遺産】 この場所は更に、9世紀までは無人島だったアイスランドにおいて移住者が増え、各種取り決めが必要となった930年に全島集会(「アルシング」と呼ばれる世界最古の国民議会)が開かれた地ともされており、このような歴史が評価されて2004年にはユネスコの世界文化遺産に登録されています。 |
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《ゲイシール ①》 次に訪れたのはシンクヴェトリルの東約60kmにある Geysir です。 英語で間欠泉をガイザー(Geyser)と呼びますが、その語源となったのがここのゲイシールです。 |
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《ゲイシール ②》 そのメインの間欠泉は左の写真のグレート・ゲイシール(Great Geysir)です。 かつては80mほどの高さの湯を噴出していたそうですが、現在では1日数回、忘れた頃に思い出したように活動するにとどまっています。 |
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《ゲイシール ③》 一方で、グレート・ゲイシールから100mほど離れた ストロックル・ゲイシール(Strokkur Geysir)は現在でも5分~10分おきにそこそこの噴水を見せてくれます。 左の写真は、その活動を固唾を呑んで見守っている人たちです。 |
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《ゲイシール ④》 これがここでのメイン・イベントの間欠泉の噴出です。 高さは20~30mといったところですが、多くの観光客はこれで満足しているものとされています。 |
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《グトルフォス ①》 お次は、ゲイシールから東に約10kmと、あまり遠くないところにある Gullfoss です。 |
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《グトルフォス ②》 滝は2段になっており、落差は1段目で約15m、2段目で約30m、幅は最大70mだそうです。 |
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《グトルフォス ③》 ゴールデン・サークルはレイキャビクから日帰りで訪問できるため、国内に数ある滝の中でも最も訪問客が多く人気もある滝です。 |
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《グトルフォス ④》 滝の周辺には数段に渡って数カ所の展望台が設けられています。 |
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《グトルフォス ⑤》 上段の滝の脇の展望台から見た様子です。 |
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《グトルフォス ⑥》 こちらは下段の滝を上から見た様子です。 水量が多いので、このくらい距離があっても十分楽しめます。 |
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《ケリズ火口湖 ①》 通常はグトルフォスの観光を終えると、帰路に就きます。 途中、グトルフォスから南西に60kmほど走ったところにある Kerið と呼ばれる火口湖に立ち寄りました。 |
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《ケリズ火口湖 ②》 ここは、火山活動によってかつてマグマが溜まっていたところが崩落したところに水が溜まってできた湖です。 規模は小さいですが、レイキャビクへの帰り道の途中にあることもあって、多くの人が訪問します。 ただ、ゴールデン・サークル内の他の見どころは入場無料であるのに、ここだけ約400円かかりました。 |
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《最終日のレイキャビク ①》 通常、7月のアイスランドは比較的天気が安定しているとされているそうですが、今回の8泊9日のアイスランド旅行中、晴れたのは半日が2回程度でした。 結構残念がっていたところで、出国する日の午前中になって急に快晴となりました。 同じレイキャビクでも、曇りの日と晴れの日では随分イメージが違います。 |
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《最終日のレイキャビク ②》 夕方のフライトまで時間があったので、既に見た市内を再び散策してみました。 ハットルグリムス教会も全く違う雰囲気です。 |
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《最終日のレイキャビク ③》 せっかくなので裏にも回ってみました。 |
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《最終日のレイキャビク ④》 中心部のレストランや土産物店もパステルカラーが映えています。 |
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《最終日のレイキャビク ⑤》 前述のように、アイスランドは930年に最も古い民主議会をシンクヴェトリルで発祥させた国ですが、これが現在の国会議事堂です。 とても小さな建物ですが、現在も当時の議会の名を引き継ぎ、この議事堂はアルシングと呼ばれています。 |
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《最終日のレイキャビク ⑥》 一方で、こちらはベイエリアに2011年に完成したハルパ(Harpa)と呼ばれる多目的ホールです。 |
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《最終日のレイキャビク ⑦》 建物のデザインはアイスランド各地で見られる柱状節理をモチーフにし、アバンギャルドな仕上がりとなっています。 |
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《レイキャビク空港 ①》 前編の冒頭でご紹介したとおり、アイスランドの空の玄関はレイキャビクから約50km南西にあるケフラヴィーク国際空港ですが、ほとんどの国内線と、ほんの一部の国際線は、市街地中心部の約2km南にあるレイキャビク空港からの発着となります。 建物は新しいですが、とても小さいローカル空港です。 |
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《レイキャビク空港 ②》 この日向かったのはフェロー諸島だったので市街地からのアクセスが非常に良いこの空港を利用することができてラッキーでした。 写真は、フェロー諸島が運航する Atlantic Airways の意外に立派な機体(エアバスA319)です。 因みに、前途を祝福するような晴天が広がっていますが、フェロー諸島はこの後約5日間毎日のように雨でした。 |
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