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旅の写真集  シエラレオネ共和国HEADLINE

シエラレオネ観光の旅行記を兼ねた写真集です。ここでは、首都フリータウンと国内第2の都市ボーの様子をご紹介します。

《フェリー ①》

シエラレオネの首都フリータウン(Freetown)の最寄り空港 Lungi International Airport は市街地中心部の北約20kmに位置していますが、その間は海で隔てられているため、車で移動するとなると極端な迂回を強いられ、4時間以上かかります。そのため、通常は空港のすぐ前から飛行機の発着に合わせて運航されている高速艇を使って約30分でアクセスすることになります。
《フェリー ②》

ただし、この高速艇は片道US$42もかかるため、今回の旅では、空港からバイクタクシーで約20分ほどのところにあるタグリン(Tagrin)という港から出ている地元民用のフェリー(片道約300円)で向かうことにしました。
《フェリー ③》

高速艇と違ってほとんど外国人は乗っておらず、また、乗船時間は約1時間ということで、地元の行商人が大量に乗り込んでスナックや果物を売り込んでいます。
《フェリー ④》

出航すると沿岸にはシエラレオネらしさに満ちたバラックの建物が軒を連ねているのが見えます。
《フリータウン中心部 ①》

フリータウンはシエラレオネの首都であり国内最大の都市ですが、中心部は高くても5階程度の建物が散在する町並みに広くても片側2車線程度の道が張り巡らされた比較的のどかな雰囲気です。
《フリータウン中心部 ②》

この橋は川に架かる幹線道路で交通の要衝ですが、それでもほとんど渋滞することもなくスムーズに流れています。
《フリータウン中心部 ③》

橋の上から見た中心部です。

先述のとおり、あまり高層建築物は見当たらず、南国のどこかの島の首都といった風情です。
《フリータウン中心部 ④》

こちらは川辺の集落です。少しだけスラム傾向がありますが、フリータウンでは多くの発展途上国と違い、スラムは周囲の住宅地と境界もなく街中に突然現れ、普通に歩き回る分には特に危険ではないとされています。
《フリータウン中心部 ⑤》

ただ、この時はこれらの写真を撮っていたところ、突然住民の若者数人に取り囲まれ、目の前ですぐに削除するように命令されました。
ちょっとスラム入っている様子が公になるのが嫌だったようです。

この辺りの国の英語は公用語であるにもかかわらず訛りが酷くてとても聞き取り辛いのですが、どうやら1年くらい前に欧米人がこの辺り(厳密にはここではなくフリータウンのどこか)で写真を撮っていたらボコボコにされてしまったという事件があったからだそうです。
《フリータウン中心部 ⑥》

ただ、それは因果関係が逆で、ボコボコにしたあなたたち(の仲間)が悪いのじゃないかと思いましたが、とりあえず黙って従いました(でも削除した写真は復元ソフトで復元できたので問題はありませんでした)。

海外では軍事施設や空港、橋などの国家機密に関わるものを写真で撮ることは禁止されている他、一部の人の顔などを許可を得ずに撮ったりすると嫌われることもありますが、このような何の変哲もない集落を撮って問題にされたのは初めてでしたのでちょっと驚いた出来事でした。
《フリータウン中心部 ⑦》

一方で、こちらは泊まっていた宿から撮った普通の町並みです。
《フリータウン中心部 ⑧》

フリータウンは坂が多く、丘の斜面に住宅が建ち並んでいるのがわかります。

なお、先述のとおり、フリータウンのスラムは低地や川沿いに限らずどこにでも出現するのが特徴なので、高台にある家が必ずしも高級な物件であるという訳ではありません。
《ラムレー・ビーチ ①》

翌日は、中心部から2kmほど西にある Lumley Beach を訪れました。

週末には地元の人たちでごった返す人気のビーチですが、この日は月曜日だったので、海沿いの道も閑散としています。

なお、左側の道端に経つ構造物はファミリーマートの案内のようにも見えますが、これはシエラレオネの国旗の配色です。先ほどの橋の写真でもよく見ると欄干が同じ色で塗られていましたが、シエラレオネでは至る所にこのような配色が施されています。
《ラムレー・ビーチ ②》

3kmほど続く美しい白砂のビーチですが、ほとんど人は見当たりません。
《ラムレー・ビーチ ③》

それでもところどころにある木陰などでは地元民がのんびりと涼んでいます。
《ラムレー・ビーチ ④》

日本でいうところの海の家です。

週末はさぞかし賑わうのでしょう。
《ラムレー・ビーチ ⑤》

しばらく歩くと、ようやく少しだけ賑わう場所がありました。
《ラムレー・ビーチ ⑥》

モータースポーツなどを楽しむセレブもちらほら見られます。
《ラムレー・ビーチ ⑦》

漁船の写真を撮っていたら、にこやかに手を振り返してくれました。

前日の事件があったので心が洗われるような気持ちになりましたが、この直後に背後からセーフガードの人に「ヘイ、ヘイ !!」と呼び止められました。ただ、この時はどうせカネ欲しさの言いがかりだと思って無視したらそのままでした(そりゃそうですよね。周囲に軍艦とかが停泊していたなら話は別ですけど)。
《フリータウンの街角の風景 ①》

宿に帰る途中にあった八百屋さんです。

市内は一般的に非常に長閑で、治安も特に悪くはありません。
《フリータウンの街角の風景 ②》

こちらは床屋さんです。

外に立っている人たちは順番待ちのようです。

術台は1つしかありませんでしたが、恐らく人気店なんだと思います。
《フリータウンの街角の風景 ③》

余談ですが、先ほどもちらっと書きましたが、この辺りの国(具体的にはシエラレオネと隣国のリベリア)は英語圏なのですが、非常に独特な発音をします。

例えば、ありがとうは「テンキ」(Thank you の現地読み)と言います。

街中にあった宝くじの広告も非常に心に響く表音文字(?)で表わされていました。
《パレード ①》

そのまま市内を散策して市街地の中心部に出ると、交通規制が敷かれて何やらパレードが行なわれている場面に遭遇しました。
《パレード ②》

どうやら日本で言うところのボーイスカウトのような団体が日頃の訓練の成果を市民にアピールしようということのようです。
《パレード ③》

とは言うものの、一部の幼い子供たちの中にはまだ秩序に欠けている連中も多いようで、子供達の扱いには慣れた先生達をもってしてもコントロールするのは大変な様子でした。
《パレード ④》

押すな押すなの大騒ぎです。

でもこのような光景は親御さん達にとっては満更でもないようで、この時ばかりは皆さん手に持ったスマホで写真を撮りまくっていました。

私もご相伴に与って至近距離から激写させて頂きましたが、前日の自称スラムの人たちとのトラブルとは真逆のフレンドリーな雰囲気で歓迎され幸せな気持ちになりました。
《フリータウンの夕暮れ》

フリータウン近郊には、野生のチンパンジーを保護する施設などの見どころもあるそうなんですが、今回は特に興味が湧かなかったのでまたの機会にすることにしました。

という訳で、フリータウンには3泊の滞在でお別れとなりました。
《ボーの町 ①》

翌日は、フリータウンの西約250kmに位置する国内第2の都市 Bo に向かいました。

乗合いバンで約4時間の道のりです。
《ボーの町 ②》

なお、写真はボーへ向かう道ではなく、ボーの中心部です。

人口約30万人の国内第2の都市とはいうものの非常に長閑な町並みです。
《ボーの町 ③》

街中や近郊には見どころはほとんどありません。

あえて唯一の見どころを挙げるとすれば中心部に建つ時計台です。
《ボーの町 ④》

こんな何もない町ボーですが、隣国リベリアに陸路で向かうための交通の要衝になっているので、コンパクトでありながら便利で、フリータウンより過ごしやすい町です。

次の目的地であるリベリアの首都モンロビアへは約300km、国境越えを含めて丸一日かかるということだった(実際には朝6時に出て午後1時には着きましたが)ので、ボーには休息を兼ねて2泊しました。

(リベリアへ続く)



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