本文へスキップ

海外旅行の参考サイト LovelyPlanet

旅の写真集  トルコ共和国HEADLINE

トルコ観光の旅行記を兼ねた写真集です。ここでは、首都キガリと国内西部に位置するキブ湖周辺の様子をご紹介します。

《ギョレメ ①》【世界遺産】

イラクのエルビルからイスタンブールに朝到着し、その日の午後の飛行機でトルコ観光のハイライトのカッパドキアの中心地ギョレメ(Göreme)に向かいました。

カッパドキアは位置的にはトルコのちょうど真ん中辺りにあります。

通常は一番の見どころは最後に取っておく方針なのですが、今回のトルコ旅行の始まりはイスラム教の犠牲際の日程と重なってしまったことから、仕方なくカッパドキア起点の時計回りルートにしました(カッパドキアは世界的な観光地のため、犠牲際による休暇の影響が比較的少ないためです)。
《ギョレメ ②》【世界遺産】

ギョレメは宿泊施設やレストランも豊富にあり、カッパドキア観光の拠点の中でも人気の町ですが、町自体がカッパドキアの奇岩群の中心部に位置するため、早速気持ちが盛り上がる雰囲気に満ちています。
《カッパドキア ①》【世界遺産】

見どころが散在するカッパドキアでは公共交通機関が限られているため、ほとんどの旅行者はレッドツアーとグリーンツアーという二つのコースを巡るツアーに参加するのが便利です(どこのホテルや旅行会社で申し込んでも料金に若干の違いはあるもののほとんどルートは一緒です)。

そんな訳で、この日はまず、カッパドキアの中心部を廻るレッドツアーに参加しました。
《カッパドキア ②》【世界遺産】

最初に、ギョレメと西に5kmほど離れたウチヒサール(Uçhisar)の町の間にある全長約4kmのピジョン・バレー(ハトの谷)を訪れました。
《カッパドキア ③》【世界遺産】

カッパドキアは約34年振り2度目の訪問ですが、改めて感動できるレベルの独特の景観です。
《カッパドキア ④》【世界遺産】

展望台からはギョレメ同様奇岩群に囲まれたウチヒサールの町も見ることができます。
《カッパドキア ⑤》【世界遺産】

ウチヒサールの町の外れの丘の上に建つウチヒサール城はトルコ語で「尖った砦」を意味し、自然の岩山をくり抜いて造られました

内部には、かつて住居、倉庫、礼拝堂、避難所として使われていた洞窟状の部屋や地下通路が広がっています。
《カッパドキア ⑥》【世界遺産】

次に訪れたのは、ギョレメの北10km弱に位置するパシャバー地区(ゼルベの谷)です。
《カッパドキア ⑦》【世界遺産】

カッパドキアの中でも「妖精の煙突」と呼ばれるキノコ状の奇岩が並ぶエリアです。
《カッパドキア ⑧》【世界遺産】

一部の奇岩には入ることができます。

内部からの景色も素敵です。
《カッパドキア ⑨》【世界遺産】

公園状の内部は遊歩道が整備されていてとても観光しやすいです。
《カッパドキア ⑩》【世界遺産】

ツアーでは旗を持ったガイドを先頭にぞろぞろ歩くというものではなく、公園内部の見学は集合時間だけ設けられて自由にできるので、自分のペースで好きな順番で見て回ることができます。
《カッパドキア ⑪》【世界遺産】

ここでは典型的なカッパドキアの景観が楽しめました。
《カッパドキア ⑫》【世界遺産】

レッドツアーはカッパドキアを訪れる人は必ず見て回るルートを巡るのですが、どこも意外と混んでいないのも幸いでした。
《アヴァノス ①》

Avanos は、ギョレメから北に15kmほどのところにある陶器作りで有名な町です。
《アヴァノス ②》

ここでは、陶器作りの工房を訪問しました。
《アヴァノス ③》

陶芸の見事な手さばきも目の前で実演してもらえます。日本でもお馴染みの足でろくろを回す伝統的なスタイルです。希望者には無料で簡単な体験などもさせてもらえます。
《アヴァノス ④》

全ての工程を見学した後には販売コーナーもあり(というか店側にとってはこれがメイン)、多くのツアー客が買い求めていました。
《カッパドキア ⑬》【世界遺産】

次に訪れたのはアヴァノスから南東に7kmほど走ったところにあるデヴレント渓谷(Devrent Vadisi)です。
《カッパドキア ⑭》【世界遺産】

別名をイマジネーション・バレーとも呼ばれるだけあって、アシカの群れ、ナポレオンの帽子など、想像をかき立てる様々な形の岩が見られます。
《カッパドキア ⑮》【世界遺産】

その中で最も有名なのがラクダ岩です。カタツムリ岩とも呼ばれているそうです。
《カッパドキア ⑯》【世界遺産】

そしてこの日最後に訪れたのは、午前中に訪れたパシャバー地区の近くにあるゼルヴェ野外博物館(Zelve Açık Hava Müzesi)です。
《カッパドキア ⑰》【世界遺産】

博物館とは言うものの、パシャバー地区同様、奇岩の間に遊歩道が設けられている公園のような様相です。
《カッパドキア ⑱》【世界遺産】

パシャバー地区がキノコ状の奇岩が多かったのに対して、こちらは尖った岩が目立ちます。

岩をくり抜いて聖堂や住居が作られており、実際に30年ほど前まで村人が住んでいたそうです。
《カッパドキア ⑲》【世界遺産】

2日目はグリーンツアーに参加しました。このツアーは前日と違って郊外の見どころを巡るコースです。

とはいうものの、まずは前日も訪れたピジョン・バレーを訪れました。

《カッパドキア ⑳》【世界遺産】

谷の岩壁には無数の小さな四角い穴が見られますが、これらはかつて農耕用の肥料を得るために作られた人工の鳩小屋(ハトのアパート)だそうです。
《カイマクルの地下都市 ①》【世界遺産】

次に訪れたのは、ギョレメの25kmほど南にある Kaymaklı Yeraltı Şehriです。
《カイマクルの地下都市 ②》【世界遺産】

カッパドキア近郊にはいくつもの地下都市がありますが、ここは近隣のデリンクユ(Derinkuyu)の地下都市と並んで、最も有名なものの一つです。

この辺りの地下都市は、紀元前5世紀頃から存在したとされる岩窟住居で、全長は約10kmもあるそうです。

カッパドキアの人々は、当時から地下都市を生活の場として利用していましたが、初期キリスト教時代には、異教徒の迫害を逃れたキリスト教徒の避難所にもなっていたとのことです。
《カイマクルの地下都市 ③》【世界遺産】

地下8階まで蟻の巣のように張り巡らされた通路沿いには、寝室や厨房や食料庫に加えて学校の教室まであったとのことで、最盛期には2万人が暮らしていたそうです。
《ウフララ渓谷 ①》

カイマクルを出ると、更に50kmほど西に位置する Ihlara Vadisi を訪れました。
《ウフララ渓谷 ②》

ウフララ村からセリメ村まで湾曲しながら続く、全長約18km、幅約200m、深さ約150mのウフララ渓谷には、切り立った高い崖の岩を掘って作られた5000もの住居と105の教会群が残っています。
《ウフララ渓谷 ③》

ただし、2025年の6月に訪問した際には、環境保護の観点から谷底に降りることはできないということで、残念ながら崖の上から眺望を楽しむだけしかできませんでした。
《ナルギョル火口湖》

仕方ないので(かどうかわかりませんが)、帰り道で Narlıgöl Krater Gölü という標高1,363メートルに位置する湖に立ち寄りました。

天気が良かったのは幸いでしたが、まあ普通の湖でした。
《カッパドキア ㉑》【世界遺産】

最後に、前日もこの日の朝も訪れたピジョン・バレーに再び立ち寄りました。

太陽光の当たり具合で毎回違って見えますが、この時が一番きれいに見えました。
《カッパドキア ㉒》【世界遺産】

以上で2日目のグリーンツアーは終了です。

1日目のレッドツアーに比べると移動時間が長い割に見どころは少なく感じました。

時間のない人はレッドツアーだけで十分かと思います。
《カッパドキア・気球ツアー ①》

カッパドキア観光3日目は、朝の3:30に起床して、4時の迎えのバスに乗って、名物の気球ツアーに参加しました。
《カッパドキア・気球ツアー ②》

20分ほどで気球の出発場所に着くと、凄い数の気球が準備を始めているところでした。
《カッパドキア・気球ツアー ③》

5時から6時の1時間ほどの遊覧飛行です。
《カッパドキア・気球ツアー ④》

それにしても夥しい数の気球です。

よくぶつかったりしないものだと感心しました。
《カッパドキア・気球ツアー ⑤》

日没の少し前に出発です。

なお、気球ツアーはこの時間帯しか催行されていません。

陽が昇ると風が出てきて飛行が難しいからだそうです。
《カッパドキア・気球ツアー ⑥》

左奥に見えるのがギョレメの町明かりです。
《カッパドキア・気球ツアー ⑦》

多分、ピジョン・バレーくらいまで飛んだのだと思いますが、写真とビデオの撮影に忙しく、位置関係はよくわかりませんでした。
《カッパドキア・気球ツアー ⑧》

と言うのも、私が乗った気球は8人乗りで、カゴの中の位置取りや譲り合いなどに非常に気を遣う必要があったためです。
《カッパドキア・気球ツアー ⑨》

因みに、日本の有名ガイドブックなどによると、60分コースで一人当たり250ユーロ程度からと書かれていましたが、私が泊まった宿で予約したら110ユーロでした。

事前に宿の口コミでこの値段を見てこの宿に決めたのですが、飛行中のサービスも普通で全く問題ありませんでした。
《カッパドキア・気球ツアー ⑩》

着陸後には、スパークリング・ワイン一杯のサービスもありました。

宿には6時半に戻りましたが、酷く眠くて7時から9時まで朝寝し、宿のテラスで朝食(9:10~50)後、再び昼寝(10時~16時)し、一日潰れてしまいました(当初の予定では、ギョレメに近いローズ・バレーと呼ばれている辺りのセルフトレッキングの予定でした)。
《カッパドキア・気球ツアー ⑪》

それでも2万円以下でこの体験ができたのは非常に良かったです。

でも、さすがに250ユーロだったら乗らなかったと思います。

皆さんも、もし気球ツアーにご興味があれば、料金や定員など事前に宿などに確認しておくことをお勧めします。
《トルコ料理 ①》

前の3晩はギョレメ中心部のトルコ料理店で夕食を食べましたが、ギョレメはトルコ国内でも異常に物価が高い割に良い店が少ないと感じたので、この日は宿のオーナーに行きつけの地元料理屋を訊いてみました。

ビールは無いけどという条件で教えてもらったのは小さなピデ屋でしたが、さすがに地元民が日常使いするだけあってとても素晴らしいドネルピデが良心的な価格で食べられ、カッパドキア滞在の素晴らしい締めくくりとなりました。
《長距離バス》

翌日は、次の目的地パムッカレ(Pamukkale)に向けて丸一日かけて移動です。

左の写真のバスで11時間かけてデニズリ(Denizli)に移動し、そこでミニバスに乗り換えて約30分で夜の9時に宿に到着しました。

なお、トルコは大型バス網が発達しているので都市間の長距離移動はほとんどこのようなタイプのバスで、大抵2列1列の配列なので非常に快適です。

今回の旅行でも、先にご紹介したイスタンブール~カッパドキア間以外は全てバスを利用しました。
《パムッカレ ①》【世界遺産】

翌日は早速、パムッカレを訪れました。

因みに、Pamukkale とは、トルコ語でpamuk=綿、kale=城や宮殿を意味していますので、直訳すると錦の城ということになります。
  《パムッカレ ②》【世界遺産】

チケットを買って入場して少し歩くとつるつるの石灰棚エリアに入りますので、そこからは靴を脱いで裸足で歩きます。
《パムッカレ ③》【世界遺産】

しばらくは温水がちょろちょろ流れている程度ですが、とても滑ります。

緩やかな勾配を上ってゆきます。

《パムッカレ ④》【世界遺産】

靴を脱いで5分ほど歩くと石灰棚のプールに着きます。

なお、溜まっていたり流れていたりしているのは生温かい温泉です。この温泉に含まれる石灰が、この遺跡の美しい石灰棚を形成しているのです。
《パムッカレ ⑤》【世界遺産】

何段にもなったプールでは、多くの人達が泳いだりちゃぷちゃぷしたりして思い思いのスタイルで満喫しています。
《パムッカレ ⑥》【世界遺産】

途中、いくつもの10cmほどの深さのプールに行く手を阻まれますが、特に水遊びに興味がない場合は、そのまま突き進んだり迂回したりして、ただただ上を目指します。
《パムッカレ ⑦》【世界遺産】

左手下方には名も無い池があって、いいアクセントとなっています。

池の向こうに見えるのがパムッカレ村です。
《パムッカレ ⑧》【世界遺産】

入場してから景色を楽しみながらのんびり15~20分ほど歩くと頂上付近の左手にきれいな石灰棚が見えてきます。
《パムッカレ ⑨》【世界遺産】

この辺りがパムッカレで最も有名な景観になります。

この石灰棚は立入り禁止となっています。

なお、30年ほど前に比べて温泉の流量が1/3くらいにまで減ってしまっていることから流す場所や流量を調整しているため、運が悪いと水が張っていないカラカラな状態の時もあるそうですが、この時は非常に美しい姿が見られてラッキーでした。
《パムッカレ ⑩》【世界遺産】

頂上まで登って遊歩道を右手に進むと少し違った景観が楽しめます。

この辺りも、遊歩道以外は立入り禁止です。
《パムッカレ ⑪》【世界遺産】

石灰棚越しに先ほどご紹介した池も見えます。
《パムッカレ ⑫》【世界遺産】

逆に、頂上から左方向に進むとこのような感じです。
《パムッカレ ⑬》【世界遺産】

この辺りはあまり人が来ない割に非常に近くで一番美しい石灰棚が見られるので非常にお薦めです(写真の上の方に人がいっぱい見えるのが入口から登ってきたルートです)。
《ヒエラポリス ①》【世界遺産】

先ほどの頂上付近から直進するとヒエラポリス(Hierapolis)という遺跡に出ます。

ここはパムッカレと一緒に「ヒエラポリス・パムッカレ」というタイトルで1988年に世界遺産に登録されていて、チケットは共通となっています。
《ヒエラポリス ②》【世界遺産】

時間のない人はパムッカレだけ見て帰ってしまうことも多いそうですが、紀元前190年に起源を持つトルコ国内では重要な遺跡なので、忘れずに訪問しましょう。

写真は古代の人々には冥界への入り口だと信じられていたプルトニウム(Plutonium)です。
《ヒエラポリス ③》【世界遺産】

更に坂を登っていくと、2世紀に建設された大劇場と呼ばれる建築物があります。

約15,000人を収容できる野外劇場で、トルコ国内に存在するローマ劇場の中で最も保存状態が良いと言われているそうです。
《セルチュク ①》

パムッカレとヒエラポリスを1日で観光した後は、次の目的地エフェソス(Efes)を訪れるため、長距離バスで3時間かけて Selçuk に移動しました。
《セルチュク ②》

参考までに、これはセルチュクで泊まった宿の無料の朝食です。

どこの宿もこんな感じで、赤みがかったチキンソーセージが特徴的です。
《エフェソス ①》【世界遺産】

翌日はこれまた世界遺産のエフェソス観光です。

セルチュクの中心部のバスターミナルからミニバスで5分ほどで到着です。

入場すると、幸運なことに広場で寸劇が演じられているところでした。
  《エフェソス ②》【世界遺産】

そのまま進むと新しく建てられた博物館(無料)に誘導されます。

そこでプロジェクションマッピングショー(完璧な日本語音声ガイドイヤホン付き)を見せていただき、最後にアルテミス像(多分レプリカ)が現れておしまい。

オリジナルのアルテミス像はセルチュクにある考古学博物館に保存されているそうですが、そちらには行く予定が無かったので、とりあえず見られて良かったです。
《エフェソス ③》【世界遺産】

博物館を出て5分ほど歩くと、早速エフェソス最大のハイライトであるケルスス図書館(Celsus Kütüphanesi)が現れます。

西暦117年に完成したこの図書館は、エジプトのアレクサンドリア図書館、トルコのペルガモンにあるペルガモン図書館と共に「古代三大図書館」と言われているそうです。

発見された当初はかなり損傷が激しかったとのことですが、1978年に修復され現在の姿になったとのことです。
《エフェソス ④》【世界遺産】

ケルスス図書館から南東にまっすぐ伸びるのがメインストリートのクレテス通りで、緩やかな上り坂になっていて、この両側に見どころが点在しています。
《エフェソス ⑤》【世界遺産】

ハドリアヌス神殿は、ローマ皇帝ハドリアヌスが西暦128年にこの都市を訪れた際に彼を称えるために建設されたものだそうです。
《エフェソス ⑥》【世界遺産】

西暦104年に完成したトラヤヌスの泉は、皇帝トラヤヌスに捧げられた泉で、足元からは水が流れ出ていたそうです。
《エフェソス ⑦》【世界遺産】

ヘラクレスの門です。

両側には英雄ヘラクレスの彫刻が施されていて、かつては都市を区切る重要なポイントだったそうです。
《エフェソス ⑧》【世界遺産】

勝利の女神ニケ(Nike)のレリーフです。

元々はヘラクレスの門のアーチとして飾られていたそうです。

因みに、スポーツ用品メーカーのナイキのブランド名はこのニケから名付けられ、ロゴマークのスウッシュはこの彫刻から着想を得たといわれているそうです。
《エフェソス ⑨》【世界遺産】

ドミティアヌス神殿跡です。

皇帝ドミティアヌスを奉った神殿で、当時は高さ7mの皇帝像が建っていたそうです。
《エフェソス ⑩》【世界遺産】

突き当たりにあるのが、オデオン(円形劇場)です。

エフェソス市議会の会議場として使用されたほか、コンサートも行われていたそうで、約1,400人を収容できたと言われています。
《セルチュク ③》

パムッカレと同じく、セルチュクには2泊しました。

このセルチュクで2晩続けて通ったのが市街地中心部にあるこの Tat Restaurant です。

料理が非常に美味しく、オーナーもフレンドリーで値段も高くないということで非常に気に入りました。
  《セルチュク ④》

ビールとメゼ(東地中海に共通する前菜(お通し)のようなもの)です。

トルコの代表的なビールはエフェス (EFES) で、トルコ国内の約80%のシェアを占めているそうです。

エフェソス(トルコ語でエフェス)でエフェスビールというのも感慨深かったです。
  《トルコ料理 ②》

この日頼んだのはエト・ソテ(肉のソテー)という料理で、肉(この場合は鶏肉)、トマト、ピーマン、玉ねぎなどを炒め煮にしたものです。

ライスが異常に美味しかったことにも感動しました。
《チャナッカレ ①》

翌日は長距離バスで約7時間かけて次の目的地 Çanakkale に移動しました。
《チャナッカレ ②》

エーゲ海に近いダーダネルス海峡沿いの港町です。
《チャナッカレ ③》

旧市街中心部には1896年に完成した時計塔が建っています。
《チャナッカレ ④》

近くの海辺には、ブラッド・ピット主演で2004年に公開された「TROY」の撮影で使用された実際の木馬が保存されています。
《チャナッカレ ⑤》

本来であれば、ここからミニバスで約30分ほどのところにある世界遺産のトロイ遺跡を訪ねる予定だったのですが、ネットの口コミなどを読むと、遺跡自体はかつての面影も無い石垣の跡があるだけでほとんど見るべきものは無い上に、結構有名な複製されたトロイの木馬も現在修復中で見ることができないということで、入場料27ユーロは高すぎると判断して訪問は止めました。
《チャナッカレ ⑥》

そんな訳で、この日はこちらのトロイの木馬や海を眺めながら、のんびりとした一日を過ごしました。
《エディルネ ①》

翌日は、長距離バスに乗って約3時間で Edirne に向かいました。

エディルネはギリシャとブルガリアの国境にも近く、オスマン帝国時代の建築物が多く残る町です。

写真は市内中心部に建つ1414年に完成したエスキ・ジャーミィ(Eski Camii)です。
《エディルネ ②》

200mほど西には1447年完成のユチュ・シェレフェリ・ジャーミィ(Üç Şerefeli Camii)が建っています。 
《エディルネ ③》

入口上部の装飾が非常にきれいです。
《エディルネのセリミエ・ジャーミィ ①》【世界遺産】

そして、エスキ・ジャーミィの200mほど東に建つのが1568年から1574年にかけて建てられた Selimiye Camii です。

とてもバランスが取れた建物でトルコで最も美しいモスクとも呼ばれています。

イスタンブールのアヤソフィアを超えるドームを造ることを目的として建設され、直径31mのアヤソフィアのドームを25cm超えることができました。
《エディルネのセリミエ・ジャーミィ ②》【世界遺産】

だからという訳ではないですが、2011年にユネスコの世界遺産に登録されました。
《イスタンブール ①》

エディルネには1泊だけして、翌日には再びバスに乗って3時間弱で今回の旅の最終目的地 Istanbul に到着しました。

イスタンブールではのんびりと街中の散策を楽しんだりしたかったので、5泊することにしました。
《トプカプ宮殿 ①》【世界遺産】

まず訪れたのは、イスタンブールの見どころが集まるスルタンアフメット地区にある世界遺産のトプカプ宮殿(Topkapi Palace)です。

写真は、宮殿の一番外側にあり1478年に建てられた皇帝の門(Bab-ı Hümayun)です。
  《トプカプ宮殿 ②》【世界遺産】

門を抜けると広大な庭園が広がっており、左手にアヤ・イリニ教会が見えます。

この辺りまでは無料で入れます。
《トプカプ宮殿 ③》【世界遺産】

入場料約2,400リラ(2025年のレートで約9,000円)を払って送迎の門(Babüsselam kapısı)を入ると、いくつかの建物が点在しています。
《トプカプ宮殿 ④》【世界遺産】

そんな中でも最も重要な見どころは宝物館(Hazine Odasi)です。

内部にはオスマン帝国の栄華を伝える豪華絢爛な至宝が展示されています。
《トプカプ宮殿 ⑤》【世界遺産】

イスタンブールは、オスマン朝(1299年から1922年)時代になってから一度も侵略を受けていないので、膨大な秘宝が略奪されることなく残ったのだそうです。
《トプカプ宮殿 ⑥》【世界遺産】

宝物館の見学を終えて更に奥に進むと見晴台があり、金閣湾や新市街が見られてとても良い気分転換になります。

《トプカプ宮殿からの眺め》

数ある中でも最も有名な展示物の一つ「トプカプの短剣」です。3つの大きなエメラルドが埋め込まれています。
《アヤソフィア ①》【世界遺産】

トプカプ宮殿の300mほど南西に建つのは、こちらも世界遺産に登録されている(Ayasofya)です。

元々は東ローマ帝国(ビザンツ帝国)時代の西暦360年にキリスト教の大聖堂として建設されましたが、オスマン帝国による征服後にイスラム教のモスクへと改築された建造物で、現在は博物館となっています。
《アヤソフィア ②》【世界遺産】

礼拝目的のトルコ国民は無料で入場できますが、外国人観光客は25ユーロかかるということで中には入りませんでした。

トルコの物価は、最近の円安で何でも非常に高く感じますが、遺跡などの入場料はどこも異常に高いので、いくらトルコまで来たからといっても、残念ながら全てに入場する気になれないのが辛いところです。。
《スルタンアフメット・ジャーミィ ①》【世界遺産】

アヤソフィアを通り過ぎて更に進むと Sultanahmet Camii が見えてきます。
《スルタンアフメット・ジャーミィ ②》【世界遺産】

通称ブルーモスクとも呼ばれるこの施設も世界遺産に登録されていますが、現在も多くのムスリムが集う現役のモスクで、幸いなことに観光客も(金曜午前を除いて)無料で入場できます。
《スルタンアフメット・ジャーミィ ③》【世界遺産】

1609年から1616年にかけて建てられたトルコを代表するイスラム寺院です。

6本のミナレットが建物の周囲を取り囲んでいますが、ミナレットが6本もあるのは世界で唯一だそうです。

因みに、通常モスクでは、ミナレットは4本までしか建てられないことになっているそうで、イスラム教の総本山メッカのカーバモスクでさえ6本のミナレットであったところ、ブルーモスクはこれと同本数となってしまったので、後にスルタンはメッカに7本めのミナレットを寄贈することで敬意を表したそうです。
《スルタンフメット・ジャーミィ ④》【世界遺産】

中央の大ドームは、高さが43m、直径は27.5mあるそうです。
《スルタンアフメット・ジャーミィ ⑤》【世界遺産】

スルタンアフメット・ジャーミィは鮮やかなステンドグラスも有名で、その数は200以上あり、自然光をモスクの中に効果的に取り入れることができる構造になっているとのことです。
《イスタンブール ②》

イスタンブールでスルタン・アフメット地区に次いで有名なのが、旧市街と新市街を結ぶガラタ橋(Galata Köprüsü)周辺です。

手前に見える2層構造の橋がガラタ橋で、その向こうに見えるのが新市街に建つガラタ塔(Galata Kulesi)です。
《イスタンブール ③》

ガラタ橋の上の様子です。

多くの人が釣りを楽しんでいるのが風物詩です。

因みに、奥に見えるのは旧市街に建つイェニ・ジャーミィ(Yeni Camii)です。
《イスタンブール ④》

新市街側からガラタ橋と旧市街側を見た様子です。
《イスタンブール ⑤》

これはガラタ橋の下層の様子です。

とても多くのレストランが軒を連ねています。
《イェニ・ジャーミィ》【世界遺産】

ガラタ橋の途中から見たイェニ・ジャーミィです。

1598年に着工され1663年に完成したモスクで、トルコ語で「新しいモスク」という意味だそうですが、スルタンアフメット・ジャーミィに匹敵すると言っても過言ではないほど美しいモスクです。
《イスタンブール ⑥》

翌日の午後には、せっかくイスタンブールに来たのだからということで、ボスポラス海峡クルーズを楽しむことにしました。

ほぼ1時間おきに出ていて値段も250リラ(千円弱)というのもお気軽でお手頃です。
《イスタンブール ⑦》

ガラタ橋の袂から出発して、ボスポラス海峡を約10km北上して戻ってくるという、所要1時間半のショート・クルーズでしたが、十分楽しめました。
《イスタンブール ⑧》

帰り際には、海峡内の小島に建つ乙女の塔(Kız Kulesi)も見ることができます。
《イスタンブール ⑨》

トプカプ宮殿の建つ丘ですが、肝心の宮殿は木に遮られて見えませんでした。
《イスタンブール ⑩》

クルーズ終了間際の新市街の眺めです。

中央のガラタ塔は高さ67mあり、塔の上部のテラスから見る360°の景色は素晴らしいとのことですが、入場料30ユーロはいくら何でも高すぎです。
《イスタンブール ⑪》

翌日は新市街を散策しました。

繁華街の中心部を貫く約1.5kmのイスティクラール通り(İstiklal Caddesi)は終日歩行者天国になっていて、両側にはお洒落なレストランや土産物屋、ブティックなどが並んでいて、とても華やいだ雰囲気に満ちています。
《イスタンブール ⑫》

大した距離ではないにもかかわらず、観光用のレトロなデザインの路面電車も走っています。
《イスタンブール ⑬》

裏路地にも多くのカフェやレストランが軒を連ねています。
《イスタンブール ⑭》

イスティクラール通りは北から南に向かってゆるやかな坂になっていて、最後はガラタ塔の脇を通る急な下り坂があるので、散歩するなら北のタクスィム広場から南下するのがお勧めです。

左の写真は、ガラタ塔の少し手前ですが、この坂を降りきるとガラタ橋の北の袂に出るので、帰りのアクセスも便利です。
《トルコ料理 ③》

最後にトルコ料理を何点かご紹介します。

ミディエ・ドルマは、ムール貝のライス詰めで、前菜として一度はお目にかかる名物料理です。
《トルコ料理 ④》

ナスも定番です。

こちらはパプリカやハーブと一緒に調理したものです。
《トルコ料理 ⑤》

チョバン・カヴルマ(Çoban Kavurma)又はサチ・カヴルマ(Sac Kavurma)と呼ばれる羊肉と野菜の炒め煮込み料理です。

メイン料理として人気です。
《イスタンブール ⑮》

最後になりますが、イスタンブールの見どころが集まる市街地中心部には地下鉄(メトロ)やトラムが走っているので、これらを利用すれば比較的便利に観光することができます。

また、2024年に地下鉄が延伸されて空港に直結したことで、中心部まで1時間ほどでアクセスできるようになりました。ホテルの多いエリアへは大抵乗り換えが必要ですが、とても安いし時間も正確なのでお薦めです。

スポンサーリンク

ホテルを検索する

チェックイン日

チェックアウト日


海外旅行 - LovelyPlanet

国別基本情報

旅のベストシーズン

世界の国旗

世界の紙幣・貨幣

国別データランキング

個人的世界のランキング

お役立ちリンク

プロフィール - LovelyPlanet

スマートフォン版