![]() |
《台北 ①》 早速ですが、台湾旅行といえばグルメですよね。 ということで、台北到着の翌日には、台湾を代表する朝食メニューである鹹豆漿(シェントゥージャン)を提供する「四海食堂」という店を訪問しました。 この店は「ゾロの台湾グルメ」という台湾フェチでは知らない人がいないとも言える YouTube動画で紹介されていて、以前から憧れていた店なので期待大です。 |
![]() |
《台北 ②》 店内は地元の人で大変賑わっている上、回転がいいので非常に活気があります。 |
![]() |
《台北 ③》 右が鹹豆漿、左が小籠包です。 鹹豆漿(約250円)は、温かい豆乳に酢と醤油、ザーサイなどの具材を加えて、おぼろ豆腐のようにゆるく固まらせたスープで、初めて食べましたが有名店だけあって絶品でした(この後、各地で他の店でも食べましたが、ここのものが一番美味しかったです)。 一方、日本人であればもはやほとんどの人が知っている小籠包も、日本にも支店がいくつもある有名店に勝るとも劣らない素晴らしい味で、おまけにこれで約450円という信じられない価格で大満足できました。 |
![]() |
《台北 ④》 台北に2泊した後、電車で台中に向かいました。 台北駅の中央ホールは非常に広く立派な造りで、旅の気分が盛り上がります。 |
![]() |
《台北 ⑤》 台湾の西海岸を走る鉄道には日本と同じように在来線(台鐵)と新幹線(高鐵)があります。 台北から台中までは台鐵特急で2時間強、高鐵で約1時間と所要時間はほぼ倍かかりますが、料金も倍するので、今回はのんびり台鐵特急を利用することにしました。 ほぼ1時間おきに出ているのでとても便利です。 |
![]() |
《台北 ⑥》 なお、台湾では日本と同様、旅のお供には駅弁がとても人気があります。 弁当屋には長蛇の列でした。 |
![]() |
《台北 ⑦》 ということで私も台湾の駅弁(台鉄弁当)を購入して、車内で楽しむことにしました。 日本の駅弁に負けず劣らずとても美味しかったです。 |
![]() |
《台中 ①》 台中は、台湾の西海岸(と言ってもちょっと内陸部)のちょうど真ん中辺りに位置する台湾第2の都市です。 |
![]() |
《台中 ②》 この日の夕食はGoogle Mapで評価の高かったガチョウ肉専門レストラン「黃記鵝肉」という店に入りました。 |
![]() |
《台中 ③》 ガチョウライス(約200円)とガチョウ肉とガチョウと春雨のスープ(NT$550円)を食べましたが、ガチョウライスはまあ普通の味でしたが、春雨のスープの上に乗っているガチョウ肉が異常に美味しく感動しました。 ビールが無かったのが残念でしたが、もしあれば、このガチョウ肉だけでいくらでも飲めそうな予感がしました。 |
![]() |
《台中 ④》 台中の主な見どころは鉄道駅の北側に散在しているので、徒歩で散策することにしました。 まず訪れたのは駅から500mほどのところにある台中公園です。 園内には池があって日本の上野公園を二回りくらい小さくした感じのおとなしい雰囲気の公園です。 |
![]() |
《台中 ⑤》 台中公園から1kmくらい北に歩くと孔子廟があります。 中国宮殿風の建築物は台湾では珍しいそうですが、無料で入場できるので一見の価値があります。。 |
![]() |
《台中 ⑥》 孔子廟から更に1kmほど歩くと寶覺禪寺という仏教寺院があります。 |
![]() |
《台中 ⑦》 奥には台中大仏とも呼ばれる彌勒台仏像が鎮座しています。 ここも無料で入れるので一応訪れてみるのもいいと思います。 |
![]() |
《台南 ①》 台中の観光を終えると、次は台南に移動しました。この区間も台鐵特急で2時間弱ほどです。 台南はグルメの街として有名です。 なお、台湾(台南に限りません)では歩道の上に建物が被さっている騎楼(きろう)という構造の通りが多く、左の写真のように、その歩道上にテーブルを出したりしていて屋台の雰囲気で食事ができる食堂なども多いです。 |
![]() |
《台南 ②》 それはさておき、朝食抜きで台南までやって来たので、まずは各種媒体で紹介されていて非常に有名な「再發號」というちまき(肉粽)屋に入り昼食を食べることにしました。 |
![]() |
《台南 ③》 中に入っている具材の種類によって3ランクあるうちの真ん中の「八寳肉粽」という、豚肉、椎茸、干しえび、塩漬け卵、栗、貝柱、肉そぼろ、揚げ魚のすり身が入ったちまき(約600円)と、追加で魚のつみれ団子スープ(約200円)を頼みました。 ちまきはとても美味しかったけど値段を考えるとちょっと大きさ的に物足りない感じがしました。でも2つ食べると多すぎると思うので非常に悩ましいお店です。 |
![]() |
《台南 ④》 次にご紹介するのは、台南で最も有名とも言えるレストラン「度小月」です。 |
![]() |
《台南 ⑤》 台南名物の担仔麺(肉そぼろ麺)の発祥の店として知られ、ネットなどで「台南料理」で検索すると必ず出てくる店です。 |
![]() |
《台南 ⑥》 台湾の食堂では、どの店に入っても大抵の料理の盛りが小さいので、今回は担仔麺に加えて、台湾では全国的な名物である魯肉飯(豚煮込みかけ飯)と煮卵も頼みました。 量はこれでちょうど一人前という感じでした。 味の方は個人的には「まあこんなもんかな」という感じでしたが、台南を訪れたら是非立ち寄るべきであるお店であることは確かです。 |
![]() |
《台南 ⑦》 度小月の目と鼻の先にある日本統治時代の1932年に開業した林百貨店は、レトロな外観とお洒落な内装の高級雑貨店で台湾製の小物などが豊富なため、内部を覗きがてらお土産探しをするととても楽しめます。 |
![]() |
《台南 ⑧》 林百貨店から徒歩5分ほどのところには、1666年創建の孔子廟があります。 |
![]() |
《台南 ⑨》 台湾における儒学発祥の地だそうで、清朝末期までは台湾政府の最高学府とされた台湾最古の孔子廟です。 |
![]() |
《台南 ⑩》 孔子が祀られている大成殿です。 内部には清朝の8代皇帝の皇帝額が全て飾られています。 |
![]() |
《台南 ⑪》 大成殿の向かって右側にあるのは明倫堂です。 かつては教室として使われていたそうです。 |
![]() |
《台南 ⑫》 明倫堂の隣にある文昌閣は、1階は四角形、2階は円形、3階は八角形という変わった構造の建物です。 |
![]() |
《台南 ⑬》 孔子廟から徒歩15分ほどのところには祀典武廟があります。 |
![]() |
《台南 ⑭》 17世紀半ばに創建されたという台湾関帝廟(関羽を祀る廟)の総本山だそうです。 |
![]() |
《台南 ⑮》 祀典武廟のすぐ裏に建つのは大天后宮という媽祖廟(まそびょう)です。 因みに媽祖というのは道教の女神だそうです。 |
![]() |
《台南 ⑯》 台湾で最も古い媽祖廟の一つで、1664年に創建され、1818年に火災で消失後、1830年に再建されたのが現在の建物だそうです。 |
![]() |
《台南 ⑰》 次に向かったのは、大天后宮から徒歩15分ほどのところにある神農街です。 |
![]() |
《台南 ⑱》 200mほどの長さの小路ですが、立ち両側に並ぶ建物がノスタルジックな雰囲気を残していて、観光客には人気のスポットとなっています。 |
![]() |
《台南 ⑲》 以上、台南の見どころをざっとご紹介しましたが、個人的に(台湾の街はどこもそうですが)あまり派手な見どころは無い感じでした。 やはり台湾は食い倒れがメインということで、夜の街に繰り出しました。 |
![]() |
《台南 ⑳》 ということで訪れたのは、台南名物の紅蟳米糕(ワタリガニのおこわ)が食べられるという「阿美飯店」です(近くに「阿霞飯店」という店もありますが、どちらも評価は同じぐらいのようです)。 確かに美味しいとは思いましたが、感動するほど美味しいというほどのものでもありませんでした。 でも適正に美味しい感じですので、せっかく台南に来たら是非食べてみて下さい。 |
![]() |
《高雄 ①》 台南から台鐵に乗ると、約40分で台湾を代表する港湾都市、高雄に着きます。 写真中央にはかつては台湾一の高さを誇り高雄のランドマークでもあった高雄85大樓が見えます。 |
![]() |
《高雄 ②》 高雄の一番の観光名所と言えば左營蓮池潭の龍虎塔なのですが、2025年現在、龍虎塔は修復中ということで観光できませんでした。 仕方ないので高雄市街の西側にある旗津島を訪れることにしました。 市街と半島とはフェリーに乗って10分ほどで到着です。 写真は市街地側の旗津フェリーターミナルです。 |
![]() |
《高雄 ③》 これがそのフェリーです。 日中は5~10分おきに出ています。 |
![]() |
《高雄 ④》 島一番の見どころは丘の上に建つ灯台です。 フェリー埠頭から灯台までは緩い上り坂を20分くらいです。 日本の有名ガイドブックには、ここからの眺望は素晴らしいというようなことが書いてありましたが、まあ普通でした。 |
![]() |
《高雄 ⑤》 灯台のある丘を道なりに降りて行くと、ビーチに出ます。 天気はとても良かったですが、10月の台湾南部でビーチライフを謳歌している人は多くはありませんでした。 |
![]() |
《高雄 ⑥》 帰りは再びフェリーに乗って、高雄側の埠頭の近くの駅からLRT(ライトレール)で中心部に戻ることにしました。 |
![]() |
《高雄 ⑦》 なお、このライトレールの車両のデザインがどれも非常に美しく、特に撮り鉄でもない私でも30分くらい写真を撮り続けるほどで、今回の高雄観光では最も思い出に残るスポットでした。 |
![]() |
《高雄 ⑧》 台湾では多くの都市で夜市が開催されており、夜の街の風物詩となっていて、高雄では高雄駅の近くの六合國際観光夜市が有名です。 昼間は何の変哲もない大通りだったところが夜には歩行者天国になり、300mほどの道路の両側に多くの屋台が出て非常に賑わっています。 |
![]() |
《高雄 ⑨》 ここでは約140軒の屋台が建ち並び、主に小吃(シャオチー)と呼ばれる一品料理を扱っています。 ビールなどの飲み物は近所のコンビニなどで買ってきて一緒に楽しむことができます。 |
![]() |
《高雄 ⑩》 多くの若者が集まる場所ということもあって、通りにはレトロなゲームセンターなども営業しているので、冷やかしながら見て歩くだけでも飽きません。 |
![]() |
《高雄 ⑪》 なお、六合國際観光夜市は高雄駅からでも歩いて10分ほどととても近いのですが、最寄り駅は地下鉄の美麗島駅です。 この駅のコンコースの天井に施されたパブリックアートは4,500枚ものステンドグラスを使用してドイツで製作され台湾まで運ばれてきたものだそうで、とても美しいので是非立ち寄ってみることをお薦めします。 |
![]() |
《台北 ⑧》 高雄から台北へは台鐵特急で約5時間、高鐵で約2時間で、料金はほぼ倍(約3,700円 VS 約6,500円)ということでしたので、時間に余裕がある私は台鐵を選びました。 |
![]() |
《台北 ⑨》 高雄から台北までの列車の中でもゆっくり寛ぎ、台北にも夕方前に着くことができたので、翌日は万全の体調で台北近郊の見どころを巡ることにしました。 まずは台北駅から普通列車で約45分かけて瑞芳駅に向かいました。 |
![]() |
《瑞芳駅》 瑞芳駅からは台湾人にもとても人気のローカル線「平渓線」に乗り換えます。 台北から近い上に非常に人気の路線ですが、1時間に1本程度しか走っていないのが少々難点です。 |
![]() |
《十分 ①》 瑞芳駅から山間部に入り約30分で十分駅に到着します。 田舎のローカル駅ですが、平渓線では最も乗降客が多い駅で、周辺には線路の両側に賑やかな商店街が軒を連ねています。 |
![]() |
《十分 ②》 ここの名物は、列車が来ない時間を見計らって線路の上から願い事を書いたランタンを空に放つというセレモニーです。 |
![]() |
《十分 ③》 台湾人だけでなく、日本人や韓国人なども一緒になって楽しんでいます。 |
![]() |
《十分 ④》 列車が来ると皆さん脇に寄って間近で写真を撮るというのも、迫力があって興奮します。 |
![]() |
《十分 ⑤》 十分観光はこれだけで十分ということで帰ってしまう人も多いようですが、十分駅から徒歩30分ほどのところにはもう一つの名所があります。 |
![]() |
《十分 ⑥》 十分の滝(十分瀑布)です。 幅約40m、落差約20mあり、台湾のナイアガラとも呼ばれているそうです。 滝に至る道や滝の周辺はハイキングコースのような道が整備されているので、マイナスイオン好きの人には格好の観光スポットだと思います。 |
![]() |
《仇分 ①》 十分の観光を終えると、再び列車に乗って瑞芳駅まで戻り、そこからバスに乗り換えて、更に有名な観光地である仇分に向かいました。 瑞芳駅からバスで10分ほど山道を登った海の見える「仇分老街」というバス停で降ります。 |
![]() |
《仇分 ②》 仇分老街という名のとおり、バス停の目と鼻の先には商店街の入口がありますので、中に入っていくととても賑やかで台湾チックな土産物店が建ち並び、多くの人でごった返しています。 |
![]() |
《仇分 ③》 仇分老街は丘の中腹に広がっているため、坂道も沢山あります。 |
![]() |
《仇分 ④》 旅行会社のパンフレットなどでよく見かける阿妹茶樓周辺は、特に多くの人で賑わっていて大渋滞です。 |
![]() |
《仇分 ⑤》 阿妹茶樓の前の道は豎崎路という名で、ここの階段も人気の撮影スポットだそうです。 |
![]() |
《仇分 ⑥》 この日は一日で十分と仇分を観光しましたが、台北から訪れる場合はほぼ同じ方角だし、仇分は夕暮れ後の方が見栄えが良いので、この順番で一日で観光するのが良いと思います。 |
![]() |
《仇分 ⑦》 私は鉄道とローカルバスを乗り継いで観光しましたが、面倒くさいと思う方は台北から(以下にご紹介する野柳地質公園なども含んだ)一日ツアーなども出ているようなので、そういった手段で訪れるのもいいと思います。 |
![]() |
《野柳地質公園 ①》 翌日は、野柳地質公園を訪問しました。 台北駅からは、前日と同じ方向(東)に向かう列車に乗って、最後にちょっとだけ北に逸れた基隆という駅で降り(普通列車で台北駅から約45分)、そこからバスで約40分です。 |
![]() |
《野柳地質公園 ②》 公園内には風化や海により浸食されてできた奇岩が並んでいて、政府から風景特定区に指定されています。 この日は生憎の小雨模様でしたが、大勢の地元観光客で賑わっていました。 |
![]() |
《野柳地質公園 ③》 ちょっとスケールは違いますが、「台湾のカッパドキア」と呼ばれることもあるそうです。 左の写真は「キノコ岩」と呼ばれています。 キノコ型の岩は園内に約180個あるそうです。 |
![]() |
《野柳地質公園 ④》 「ローソク岩」(又は「乳石」)と呼ばれる岩もあります。 |
![]() |
《野柳地質公園 ⑤》 クレオパトラの横顔とも呼ばれる女王頭(クイーンズヘッド)が特に有名です。 因みに、女王頭は、あと10〜15年ほどで見られなくなる可能性が高いといわれています。ご興味がある方はお早めにご訪問下さい。 |
![]() |
《台北 ⑩》 最終日は台北中心の見どころを訪問しました。 左は中華民国総統府です。 1919年に台湾総督府として建てられた左右対称5階建ての建物です。 |
![]() |
《台北 ⑪》 総統府のから1kmほど東にあるのが中正記念堂です。 中正記念堂の入口には5つのアーチが連なる自由広場牌樓が建っています。 |
![]() |
《台北 ⑫》 自由広場牌樓から入ってまっすぐ進むと、両側に同じような形をした建物が建っています。向かって左側が國家音樂廳(国家音楽ホール、左の写真)、右側が國家戲劇院(国家劇場)です。 |
![]() |
《台北 ⑬》 更に進んだ正面にあるのが中正記念堂です。 蒋介石総統を記念して1980年に建てられました。 因みに中正というのは蒋介石の字(別名)だそうです。 |
![]() |
《台北 ⑭》 89段の階段を登ったホールには蒋介石の石像が鎮座しています。 これまた因みに、89というのは蒋介石の享年だそうです。 |
![]() |
《台北 ⑮》 階段を登ったところから背後を見た様子です。 中央を走るのが民主大道、正面が自由広場牌樓です。 |
![]() |
《台北 ⑯》 9時から17時の間の毎正時には衛兵の交代式が実施されています。 |
![]() |
《台北 ⑰》 なお、この交代式は、以前は階上の蒋介石像の前で行なわれていたそうですが、2024年7月14日から階下で行なわれるように変更されたそうです。 |
![]() |
《台北 ⑱》 これは「去蒋化(蒋介石崇拝からの脱却)」政策の一環だそうです。 (詳しくはこちら(Wikipedia)) 台湾国内にも色々な議論があることを知り勉強になりました。 |
海外旅行 - LovelyPlanet
スマートフォン版