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《アビジャン ①》 コートジボワールは、日本人からすると、以前日本語で象牙海岸共和国という変わった名前であったことぐらいしか特徴がなく、あまり馴染みのない国ですが、ヨーロッパからはそれほど遠くないため、例えば旧宗主国のフランスのパリからは総2階建てのエアバス380が毎日2便往復しているなど、一部の欧米人の間ではそこそこ人気のちょっとしたリゾートです。 因みに、コートジボワールとはフランス語で象牙海岸を意味し、英語圏の人達にはアイボリー・コーストと呼ばれています。 |
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《アビジャン ②》 国内最大の都市 Abidjan は西アフリカでも有数の大都市で、特に中心部のプラトー(Plateau)地区には多くのビルが建ち並ぶ大都会です(この写真では何となくまばらな感じですが、海上から見たりするとちょっとした摩天楼のように見えます)。 |
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《アビジャン ③》 経済発展も著しく、ファッショナブルな高層ビルがいくつも新築されています。 |
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《アビジャン ④》 1983年に法律上の首都が約240km北のヤムスクロ(Yamoussoukro)に移転されましたが、現在でも国の行政機関のいくつかの他、各国の大使館もアビジャンに所在し、事実上の首都となっています。 |
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《アビジャン ⑤》 中心部の街路は他の西アフリカ諸国の首都と滋賀って非常に整然としていて、ゴミもほとんど落ちていません。 |
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《アビジャン ⑥》 車も新しいものが多く、オフィス街のため道を歩く人々の服装も比較的正装が多いです。 |
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《アビジャン ⑦》 プラトー地区の北の端に建つセント・ポール大聖堂(Cathedrale St Paul)は、イタリア人の建築家によって1985年に完成した、市内で最も美しい建築物の一つです。 |
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《アビジャン ⑧》 正面の十字架のようなモニュメントは、イエス・キリストが両手を広げた様子を模したものだそうです。 |
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《アビジャン ⑨》 内装もとてもモダンです。ステンドグラスが美しいことでも有名だそうです。 |
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《アビジャン ⑩》 セント・ポール大聖堂から南に1kmほど下ったところには、サラーム・モスク(Mosquee Salam du Plateau)があります。 コートジボワールには上記のセント・ポール大聖堂の他にも、首都のヤムスクロに世界最大のノートルダム・ド・ラペ大聖堂(La Basilique Notre-Dame de la Paix、幅がバチカンのサンピエトロ大聖堂の115mに対して約150mもあるそう)があるなど、キリスト教徒も国民の約33%を占めていますが、イスラム教徒は約40%で最大勢力となっています。 |
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《アビジャン ⑪》 事前に Booking.com で調べたところ、アビジャン中心部には手頃な宿が無かったため、今回はプラトー地区から車で西に10kmほどのYopougon地区にある1泊約5千円の Détente Hotel に3泊しました。 場所は若干不便でしたが、総部屋数20くらいの非常に洗練されたホテルで、奮発した甲斐あって今回の約1ヶ月の西アフリカ5ヶ国旅行では最も気に入りました。 なお、今(帰国後約2年)ネットで調べたところ、約11,000円に値上げされていました。円が弱くなったのもありますが、どこの国も物価上昇が激しくて、もう2度と泊まれないような高嶺の花になってしまいました。 |
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《アビジャン ⑫》 朝食も宿泊料金に含まれていました。 ごく普通のウエスタン・ブレックファーストでしたが、大きめのソーセージが2本も付いていて非常に満足できました。 フランスが元宗主国だっただけあって、パンが美味しいのも良かったです。 |
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《アビジャン ⑬》 因みにこれは2泊目の夜に同ホテルのレストランで食べた夕食です。 コートジボワールを代表する料理でケジェヌ(Kedjenou)という鶏のシチューです。隣国のリベリアで食べたシチューは異常に辛かったですがこちらは全く辛くありませんでした。 |
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《アビジャン ⑭》 ついでに、こちらは3日目の夜に食べた魚のグリルです。 アビジャンは海に面しているので魚は新鮮だし、料理方法もフランスの影響があってか洗練されています。 |
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《グラン・バッサム ①》 次に訪れたのはアビジャンから東へ50kmほどに位置する海辺の町 Grand Bassam です。 |
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《グラン・バッサム ②》 ツーリストエリアは町の中心部から橋を渡った細長い島にあり、とても長閑です。 |
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《グラン・バッサム ③》 町の中心部から今回宿泊するホテルまでは島内を東西に走る一本道を約30分歩きました。 |
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《グラン・バッサム ④》 今回2泊した Capriccio はこのエリアでは安い部類でしたが、それでも約6千円しました。 部屋は広かったですが、最低限の設備しかなく、施設的には今イチでした。 でもフロントの目の前のレストランの先には広大なビーチが広がっている絶好のロケーションでした。 |
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《グラン・バッサム ⑤》 部屋に荷物を置くと、とりあえずグラン・バッサムの観光の目玉である旧市街に向かいます。 宿のあるエリアからは東に徒歩30分ほどです。 途中の路地にはビーチ用品を扱う商店などが軒を連ねていました。 |
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《グラン・バッサム歴史地区 ①》【世界遺産】 この旧市街には、2012年に「グランバッサムの歴史都市」としてユネスコの世界遺産に指定された歴史ある町並みが残されている地区です。 |
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《グラン・バッサム歴史地区 ②》【世界遺産】 フランス植民地時代の古都というだけでなく、独立運動においても重要な役割を果たした町だそうです。 |
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《グラン・バッサム歴史地区 ③》【世界遺産】 こちらは由緒ある建物のようですが、何の案内もなくネットで調べても何も出てきませんでした。 |
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《グラン・バッサム歴史地区 ④》【世界遺産】 こちらの建物も歴史はありそうですが現地の人が普通に住んでいそうです。 |
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《グラン・バッサム歴史地区 ⑤》【世界遺産】 これはネットなどでも頻繁に紹介される Maison Edouard Aka という1920年に建てられたという植民地時代を強く感じさせる非常に趣のある建物です。 |
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《グラン・バッサム歴史地区 ⑥》【世界遺産】 1ブロックほど東には同年に建てられたという Maison Ganamet があります。こちらもネットなどで最も頻繁に紹介される建物の一つです。 |
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《グラン・バッサム歴史地区 ⑦》【世界遺産】 上下と併せて3枚同じ建物の写真です。雰囲気は良いですが、保全作業は全く行なわれていない様子です。 |
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《グラン・バッサム歴史地区 ⑧》【世界遺産】 自由に中にも入れますが、入っても見るべきものは何もありません。 |
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《グラン・バッサム ⑥》 更に東に数ブロックほど進むとただの集落になってしまいました。でもこれはこれなりに趣があっていい感じがします。 |
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《グラン・バッサム ⑦》 細い路地が海岸線の方にいくつも伸びています。 この辺りはほとんど生活道路ですが、歩いていても特にじろじろ見られたり、不吉な言葉を投げつけられたりすることはありませんでした。 |
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《グラン・バッサム ⑧》 路地を抜けるとビーチが広がっていました。 |
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《グラン・バッサム ⑨》 西に数km続くゴールドなコーストです。 ただ、この辺りは現地の漁民が仕事したりしている以外には、ほとんど観光客などの姿は見えません。 |
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《グラン・バッサム ⑩》 再び、旧市街地に戻ります。 洗濯物が地面に直に干されていたりと、非常に長閑な雰囲気です。 |
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《グラン・バッサム ⑪》 入り江の脇の遊歩道には地元の女性が果物を食べながら寛いでいたりして、とても平和な風情が漂っています。 |
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《グラン・バッサム ⑫》 宿に戻ると、すぐ目の前にあるビーチを散策しました。 |
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《グラン・バッサム ⑬》 先ほどの旧市街からずっと続くビーチですが、こちらでは多くの人(主に地元の人に見えましたが)が海水浴を楽しんでいました。 |
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《グラン・バッサム ⑭》 ただ、西アフリカのギニア湾に面したビーチは非常に海流が早く、沖に流されやすいとのことで、泳ぐのはあまり推奨されてはいません。 |
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《グラン・バッサム ⑮》 地元の人でも、浜辺でぴちゃぴちゃするだけで満足している様子が見受けられました。 |
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《グラン・バッサム ⑯》 この辺りはホテルが立ち並ぶちょっとしたリゾートエリアなので、このようなビーチが数kmに渡って続きます。 |
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《グラン・バッサム ⑰》 それでも混み具合はさほどでもなく、皆さん日が暮れるまで思い思いのビーチライフをエンジョイされていました。 |
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《グラン・バッサム ⑱》 翌日にはアフリカを離れる行程だったので、アフリカの夕日ともしばらくお別れです。 |
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《グラン・バッサム ⑲》 最後の晩餐は、魚のフライ(この辺りではマリネのようなものが添えられている場合が多いです)にコートジボワールの名物アチュケ(Attieke)を頼みました。 アチュケは、食感はクスクスに似ていますが、クスクスが小麦粉から作られるのに対して、こちらはキャッサバをすり潰して発酵させたものからできています。 最後まで地元料理を楽しめてとても満足できました。 |
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