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旅の写真集  大韓民国(その2)HEADLINE

韓国観光の旅行記を兼ねた写真集です。ここでは、韓国の南の玄関口釜山と近郊の慶州周辺に点在する世界遺産などの見どころの様子をご紹介します。

《慶州観光》

今回の3泊4日の旅では、日本から釜山空港(正式名称は金海国際空港)往復で、空港からは高速バスで慶州に向かい、慶州(キョンジュ)、釜山(プサン)の観光をして帰国するというルートを取りました。

到着後2日目には、効率的に慶州近郊の見どころを1日で回れるシティツアーバスを利用することにしました。
《大陵苑 ①》【世界遺産】

まず向かったのは市内の中心部にある大陵苑(テルンウォン)です。
《大陵苑 ②》【世界遺産】

ここは紀元前57年から935年まで約千年に渡って栄えた新羅時代の遺跡群の一つで、現在は古墳公園になっています。
《大陵苑 ③》【世界遺産】

園内には7基の王陵を始め写真のような23基の古墳が残っています。
《大陵苑 ④》【世界遺産】

池だか堀だかわかりませんが、水辺もあってのんびり散策するにもいいところです。
《大陵苑 ⑤》【世界遺産】

次にご紹介する芬皇寺(プヌァンサ)や後に出てくる瞻星台(チョムソンデ)と合わせて「慶州歴史地域」というタイトルで2000年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。
《芬皇寺 ①》【世界遺産】

大陵苑から1kmほど東にある芬皇寺は、634年に創建された寺院です。
《芬皇寺 ②》【世界遺産】

石塔の裏手、敷地の奥に位置する建物が普光殿です。ここには金色に輝く薬師如来立像が安置されています。

現在の薬師如来立像は1774年に作られたものだそうですが、この日は生憎お目にかかれませんでした。
《石窟庵 ①》【世界遺産】

慶州の市街地中心部から20kmほど南東に位置する石窟庵(ソックラム)は、774年に隣接する仏国寺(プルグクサ)と一緒に完成した石窟寺院です。
《石窟庵 ②》【世界遺産】

慶州市近郊の有名な見どころということで、毎日多くの人々が訪れます。
《石窟庵 ③》【世界遺産】

「石窟庵と仏国寺」というタイトルで1995年にユネスコの世界文化遺産にも登録されています。
《石窟庵 ④》【世界遺産】

石窟庵は、東向きに作られており、日の出、月の出の名所でもあるそうです。
《石窟庵 ⑤》【世界遺産】

内部には高さ3.4mの如来座像が祀られています。

正面の扉は閉まっていますが、左右の入口から入退場できて拝むことができます(一方通行)。

ただ、写真撮影は不可だったのが残念でした。
《仏国寺 ①》【世界遺産】

石窟庵から1km弱ほど歩道を歩いたところにあるのが仏国寺です。
《仏国寺 ②》【世界遺産】

先述のとおり、仏国寺の完成は774年ですが、1592年に豊臣秀吉が朝鮮に攻め入った際(文禄の役)に、建造物が焼失し、石垣や石段などの石造建築物のみが残りました。
《仏国寺 ③》【世界遺産】

朝鮮王朝時代に一部再建、修復が行われましたが、現在の姿となったのは1973年のことだそうです。

正面には2つの門(紫霞門と安養門)とその手前に2対の階段状の橋(全て国宝)が架かっています。

こちらは向かって右側にある紫霞門と青雲橋・白雲橋です。
《仏国寺 ④》【世界遺産】

こちらは安養門と蓮華橋・七宝橋。

本来は紫霞門を通って入るそうなのですが、文化財保護のため横から入るようになっています。
《仏国寺 ⑤》【世界遺産】

大雄殿は、仏国寺の本堂にあたる建物で、釈迦三尊仏が安置されています。 
《仏国寺 ⑥》【世界遺産】

大雄殿の前には、これまた国宝に指定されている釈迦塔と多宝塔が対峙するような形で立っています。

こちらが釈迦塔です。
《仏国寺 ⑦》【世界遺産】

こちらが多宝塔。

10ウォン硬貨にも描かれています。

一般的には釈迦塔が男性的で多宝塔が女性的と言われています。
《仏国寺 ⑧》【世界遺産】

大雄殿の隣には、極楽殿があり、阿弥陀仏が安置されています。

極楽殿は装飾が美しい建物です。
《仏国寺 ⑨》【世界遺産】

1973年に建て直されたとは思えないほど風格があります。
《仏国寺 ⑩》【世界遺産】

こちらは文化財ではなく、七夕飾りのようなものです。
《仏国寺 ⑪》【世界遺産】

紙製の提灯の下に恐らく名前と願い事(?)のようなものが書かれてぶら下がっていました。

勝手な想像ですが、日本でいうところの絵馬みたいなものでしょうか。
《仏国寺 ⑫》【世界遺産】

何はともあれ、とても綺麗でした。
《大陵苑 ⑥》【世界遺産】

ツアーを終えると再び大陵苑にやって来ました。
《大陵苑 ⑦》【世界遺産】

夕暮れの古墳群も素敵です。
《瞻星台 ①》【世界遺産】

なお、再訪したのは大陵苑の奥にあり同様に世界遺産に登録されている瞻星台を訪れるためです。
《瞻星台 ②》【世界遺産】

東洋最古の天文台として国宝にも指定されているそうです。

ただ、実際にはいつ誰が何のために造ったのかは不明とされています。
《釜山駅》

慶州観光を一日で終えると、その日の夜のバスで約1時間かけて釜山に移動しました。

写真は直接関係ない鉄道の釜山駅です。

ホテルが駅の目の前だったので、地下鉄を利用するために立ち寄りました。

因みに、鉄道(日本でいう新幹線)だと慶州・釜山間は約30分、釜山・ソウル間でも2時間40分ほどです。

ちょうど東京・新大阪間くらいの距離感でしょうか
《甘川文化村 ①》

この日まず最初に訪れたのは、釜山駅から地下鉄で4駅の土城(トソン)駅からバスで10分ほどのところにある甘川文化村(カムチョン・ムヌァマウル)です。
《甘川文化村 ②》

ここは、元々は朝鮮戦争の際に北朝鮮から避難してきた貧しい人々が家を密集して建てた山肌の集落でしたが、2009年から町おこしが行なわれ、今では家々の壁がカラフルに塗られると共に、各種モニュメントや撮影・展望スポットなども整備されて、国内外から多くの人々が訪れる観光名所となっています。
《甘川文化村 ③》

中心部の通りは多くの人で溢れかえっています。
《甘川文化村 ④》

例えばこんなオブジェもあります。
《甘川文化村 ⑤》

親父の顔をした鳥のようです。

あまり可愛げはありませんが、アートなので仕方ありません。
《甘川文化村 ⑥》

他にはこんなのもあります。

魚をイメージした作品です。

色彩も良く、特に若い人に人気のようで撮影は順番待ち状態でした。
《甘川文化村 ⑦》

ちょっと脇に入った小道の階段などもお洒落です。
《甘川文化村 ⑧》

壁にも趣のある絵が描かれていたりします。
《甘川文化村 ⑨》

坂道や狭い道、階段が多いのも特徴です。

こんな路地にも抜かりなくペイントが施されているのはなかなか素晴らしいことです。
《甘川文化村 ⑩》

こちらは「星の見える階段」(Stairs to See Stars)だそうです。

階段が急すぎて登るときに空を見上げる形になるから星が見えるということになったのかと思ったら、ちょと違うようでした。
《甘川文化村 ⑪》

かつて重い荷物を持った地元民がここを登るときに、余りの辛さにめまいを感じて頭の中に星がぐるぐる回ってしまうという何ともお茶目な理由から名付けられたものだそうです。
《甘川文化村 ⑫》

このような各種趣向を凝らしたアイデアを駆使した町おこしの努力の甲斐があってか、近年では韓国映画や韓国ドラマの撮影地としても知られているそうで、2007年の日本映画「HERO」(木村拓哉主演、イ・ビョンホン共演)でも韓国のロケ地として登場したとのことです。
《甘川文化村 ⑬》

この日は生憎の曇り空でしたが、それでも結構色彩豊かな雰囲気を楽しめました。
《甘川文化村 ⑭》

釜山の中心部からも近いので、散歩がてら是非訪れてみて下さい。
《チャガルチ市場 ①》

甘皮文化村を楽しんだ後は、釜山といえば魚ということで、魚市場や海鮮食堂が集まるチャガルチにやって来ました。

同文化村からバスで10分ほど(釜山駅から地下鉄で3駅)と、こちらもアクセス良好です。
《チャガルチ市場 ②》

韓国一の海産物専門市場ということで、路上にも非常に多くの店が出ていますが、いくつかある市場のビル内にも魚店が整然と並んでいます。

清潔感も非常に高く、見たからに新鮮な魚介類が豊富に売られています。
《チャガルチ市場 ③》

2階には食堂も数多くあり、1階の魚店で買ったばかりのとれとれぴちぴちをその場で調理して出してくれるサービスもあります。
《松島 ①》

夕食にはまだ早かったので、チャガルチからバスで30分ほどのところにある松島(ソンド)に向かいました。
《松島 ②》

ここは、日本統治時代の1913年に、釜山に居住する日本人によって開発された韓国で初めての海水浴場だそうで、流石に12月のこの寒空の下で泳いでいる人はいませんでしたが、結構広い砂浜が広がっています。
《松島 ③》

海水浴場の東端に浮かぶ亀島(コブッソム)に向かっては2015年に全長365mの遊歩道「松島スカイウオーク」が設置され、観光スポットとなっています。
《松島 ④》

また、海水浴場の東西を結ぶ上空には「松島海上ケーブルカー」と呼ばれるロープウェイも2017年にオープンし、こちらも人気アトラクションだそうです。
《松島 ⑤》

海水浴場としては近隣にいくつかもっときれいな場所があるようなのですが、これらの施設が開業してからは、一躍脚光を浴び始めているそうです。
《韓国グルメ①》

最後になりますが、今回食べた韓国料理を少しご紹介します。

左は昼食で食べた「石焼きビビンバ」です。

石焼きビビンバ「セット」ではありません。

こんな感じで基本的に韓国のレストランでは何か主食を頼むと10皿くらい小鉢のようなものが付いてきます。

全部食べても追加料金は発生しません。

このため、お酒大好きな私などは、調子に乗ってつい飲み過ぎてしまう傾向があります。
《韓国グルメ ②》

一方、こちらは、チャガルチ市場の近くの海鮮料理屋で頼んだ海の幸の刺身セットです。

左から時計回りにアワビ、イカ、ホヤ、タコ、カキです。

鮮度は抜群でイカは吸盤が口の中に張り付いて難儀してしまったほどでした。

日本より物価は2~4割くらい安いので、安心して注文できるのが嬉しいです。
《釜山空港》

今回は3泊4日と随分短い行程でしたが、それでも日本から近いので十分堪能できました。

次回は地方都市の素朴な生活に触れるような旅がしてみたいです。

旅の写真集 大韓民国(表紙)へ戻る。

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