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旅の写真集  メキシコ合衆国(その4)HEADLINE

メキシコ観光の旅行記を兼ねた写真集(その4)です。ここでは、メキシコ南部の主要都市オアハカとその周辺の遺跡群についてご紹介します。

《オアハカ旧市街 ①》【世界遺産】

メキシコ南部にある Oaxaca の町は、標高約1,500mに位置する高原都市です。
《オアハカ旧市街 ②》【世界遺産】

1521年にスペインに征服され碁盤の目状に整備された中心部は、1987年にユネスコの世界遺産に登録されています。
《オアハカ旧市街 ③》【世界遺産】

旧市街中心部を南北に貫くマセドニア・アルカラ通り(Macedonio Alcará)は歩行者専用道路になっていて、一日中多くの観光客で賑わっています。
《オアハカ旧市街 ④》【世界遺産】

両側には色鮮やかな建物が立ち並んでいて、メキシコ情緒に溢れています。
《オアハカ旧市街 ⑤》【世界遺産】

コロニアル建築の歴史ある建物も多く見られます。
《オアハカ旧市街 ⑥》

メキシコ名物のカラベラ(頭蓋骨)が並ぶ土産物店なども出ていますが、概して暇そうです。
《オアハカ旧市街 ⑦》【世界遺産】

メキシコの多くの町にある中央公園ソカロ(Zócalo)は地元の人の憩いの場であり、観光客にとってはランドマークとなります。
《オアハカ旧市街 ⑧》【世界遺産】

そのソカロに面して建つカテドラル(Catedral)は1573年に建設が開始され1733年に完成したという、荘厳な建物です。
《オアハカ旧市街 ⑨》【世界遺産】

毎度のことながら、スペイン人の仕事のマイペース振りには感心させられますが、正面の装飾は見事です。
《オアハカ旧市街 ⑩》【世界遺産】

これだけ精緻な仕事であれば160年という歳月も仕方ないのかもしれません。
《オアハカ旧市街 ⑪》【世界遺産】

一方、こちらはカテドラルの西約500mの場所に建つラソレダー教会(Iglesia de la Soledad)です。
《オアハカ旧市街 ⑫》【世界遺産】

1682年から1690年にかけて約8年で完成したということなので、スペイン人にしては随分頑張ったと思います。
《オアハカ旧市街 ⑬》【世界遺産】

内部に飾られているマリア像は、かつては数百のダイヤモンドと真珠で装飾されていたそうですが、1990年代半ばにそれらの宝石(だけ)は盗難に遭ってしまったのだそうです。

随分丁寧な仕事をする泥棒がいたものだとこれまた感心させられました。
《オアハカ旧市街 ⑭》【世界遺産】

オアハカ旧市街の教会シリーズの最後を飾るのは、オアハカのメイン・アトラクションともされているサントドミンゴ教会(Iglesia de Santo Domingo)です。
《オアハカ旧市街 ⑮》【世界遺産】

こちらも1572年着工、1731年完成という壮大なプロジェクトなだけあって、内部は素晴らしい装飾で埋め尽くされています。
《オアハカ旧市街 ⑯》【世界遺産】

入ってすぐの天井には生命の木と呼ばれる聖者の相関図を示す彫刻が描かれています。
《オアハカ旧市街 ⑰》【世界遺産】

その他にも豪華な装飾が宝石に散りばめられて施されています。
《オアハカ旧市街 ⑱》【世界遺産】

きらきら輝いてまるで宝石箱のようです。
《オアハカ旧市街 ⑲》【世界遺産】

黄金色に輝く主祭壇も見事です。
《オアハカ近郊 ①》

翌日は近郊の1日ツアーに参加しました。

まず最初に訪れたのはオアハカの約10km東にあるエル・トゥーレ(El Tule)の村にあるサンタマリア教会(Templo Santa María de la Asunción)です。
《オアハカ近郊 ②》

と言っても、この教会自体が特別なものではなく、敷地内にある樹齢2000年を超えるトゥーレの木(Árbol del Tule )が見どころなのです。

この木は高さは42mほどですが幹回りは60m近くもあり、北アメリカ大陸最大の木とされています。
《オアハカ近郊 ③》

次に訪れたのは世界各地の村巡り一日ツアーには高い確率で組み込まれる毛織物の工房(今回はテオティトラン・デル・バジェ(Teotitlán de Valle))での実演販売です。

天然の染料を使った染色工程の実演などは毎回非常に興味深いのですが、販売の時間になると身の置き場がなくなってしまうのが辛いところです。
《イエルベ・エルアグア ①》

この日のツアーには主に2つの見どころがあって、そのうちの一つが次に訪れた Hierve el Agua です。
《イエルベ・エルアグア ②》

メキシコには川や池や滝など、水にまつわる風光明媚な場所が多いのですが、ここもその一つです。
《イエルベ・エルアグア ③》

イエルベ・エルアグアとは「沸騰した水」という意味ですが、ここでは天然の温泉(と言っても温度はあまり高くありません)が湧き出ていて、そのミネラル成分がこのような美しい池を造り出しています。
《イエルベ・エルアグア ④》

更に池から溢れだした水は長い年月をかけて固まり、左の写真のように滝が石化したような独特な景観を作り上げているのです。
《イエルベ・エルアグア ⑤》

謂わば鍾乳洞の屋外版とも言える造形美です。
《イエルベ・エルアグア ⑥》

このような池はいくつかあり、成分の濃度の違いによってか色も異なります。
《イエルベ・エルアグア ⑦》

崖っぷちで写真を撮っている観光客も多くいますが、非常に滑りやすいので細心の注意が必要です。
《イエルベ・エルアグア ⑧》

一番大きな池では現地人や欧米人が、早速水着に着替えて水浴びを楽しんでいました。

多くの人が一日ツアー客で自由時間は30分程度しかないはずなのに、どうしてこの一瞬だけのためにそれほど入念な準備ができたのか不思議ですが、とにかく隙あらば入浴という姿勢にはいつも恐れ入ります。
《ミトラ遺跡 ①》

Mitla は、オアハカの約50km東(イエルベ・エルアグアの約15km西)に位置する小さな村ですが、村の北には9~12世紀に栄えたサポテカ文明(Zapoteca)の遺跡群があります。
《ミトラ遺跡 ②》

左の2枚の写真は遺跡に隣接して1590年に建てられたサンパブロ教会(Templo Católico de San Pablo )です。
《ミトラ遺跡 ③》

モザイクの中庭(Patio de Mosaicos)と呼ばれるエリアには、壁に幾何学模様の石細工が施された建造物が建っています。
《ミトラ遺跡 ④》

ミトラでは、これらの建物の壁の装飾が最大のチャーム・ポイントとなっています。
《ミトラ遺跡 ⑤》

寄木細工のような14種類のデザインは大地や空などを表現しているそうです。
《ミトラ遺跡 ⑥》

モザイクの中庭の南側には北の中庭(Patio de Norte)があります。
《ミトラ遺跡 ⑦》

ここでは最も間近にモザイクを観察することができます。
《ミトラ遺跡 ⑧》

南の中庭(Patio de Sur)も同じような感じですが、ここの売りは庭に残されたいくつかの地下墳墓です。
《ミトラ遺跡 ⑨》

メタボの人にはちょっと無理と思われる非常に小さい入口をくぐり抜けて内部に入ると、ここにも見事なモザイクが施されていました。
《メスカル工場 ①》

日暮れ前ぎりぎりになってこの日最後に訪れたのは、ある種の人によってはこのツアーでのメイン・イベントかもしれないメスカル工場です。
《メスカル工場 ②》

Mezcal というのは、テキーラと同じく、アガベ(Agave、日本名はリュウゼツラン)を原料に造られるメキシコ特産の蒸留酒です。

因みに、テキーラはサボテンが原料と勘違いしている人がいるそうですが、これは間違いです。
《メスカル工場 ③》

メスカルの場合、アガベを糖化させる際に土に埋めて蒸し焼きにするのですが、それによって独特のスモーキーな香味が与えられます。

これが、蒸した後のものです。

見た目は味噌に似ています。
《メスカル工場 ④》

製造工程の見学の後には試飲販売の時間も十分過ぎるほど用意されています。

アメリカや本国メキシコでのブームを皮切りに、今後世界的なブームが予想されるメスカルですので、多くの観光客は心ゆくまで酔いしれて、大量に買って帰るのが通例のようでした。
《モンテ・アルバン遺跡 ①》【世界遺産】

翌日は、オアハカ市街の西の山の頂上に広がる Monte Albán を訪れました。
《モンテ・アルバン遺跡 ②》【世界遺産】

ここは、紀元前500年頃にサポテカ族が築いた都市で、紀元後2世紀から8世紀にかけて栄えたそうです。
《モンテ・アルバン遺跡 ③》【世界遺産】

オアハカの旧市街と一体で1987年にユネスコの世界遺産に登録された中央アメリカでは最古の遺跡です。
《モンテ・アルバン遺跡 ④》【世界遺産】

非常に古い遺跡ですが保存状態は極めて良いようで、かなり原型をとどめています。
《モンテ・アルバン遺跡 ⑤》【世界遺産】

見晴らしも良く、全体的な広さや建造物の配置がコンパクトにまとまっていて写真映えします。
《モンテ・アルバン遺跡 ⑥》【世界遺産】

こちらは踊る人々のレリーフ(Danzantes)です。

性器丸出しで裸で踊っているように見えますが、実際にはモンテ・アルバンの支配者によって捕虜にされて性器を切り取られるなどの拷問にかけられたり、殺害された首長や王たちを刻んでいると推定されています。
《モンテ・アルバン遺跡 ⑦》【世界遺産】

これは天文台だそうです。

春分の日と秋分の日に宮殿からこの建物を見ると、ちょうどこの方角に日が沈むように設計されているそうです。
《モンテ・アルバン遺跡 ⑧》【世界遺産】

生け贄を決める球技(買ったチームから生け贄が捧げられるというシュールなルール)が行なわれたという球技場です。
《モンテ・アルバン遺跡 ⑨》【世界遺産】

南側から眺めた様子です。

手前が天文台、奥が北の大基壇(Plataforma Norte)となっています。
《モンテ・アルバン遺跡 ⑩》【世界遺産】

南の大基壇(Plataforma Sur)の頂上にあるピラミッドです。
《モンテ・アルバン遺跡 ⑪》【世界遺産】

モンテ・アルバンはオアハカ中心部から近く(所要約30分)、シャトルバスが毎時1~2本出ているので、気軽にアクセスすることができます。

オアハカ旧市街と合わせて丸一日あれば観光できるので、是非訪れてみて下さい。

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