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旅の写真集  メキシコ合衆国(前編)HEADLINE

メキシコ観光の旅行記を兼ねた写真集の前編です。ここでは、ユカタン半島西部のマヤ遺跡パレンケからスペイン植民地時代の城壁都市で世界遺産にも登録されているカンペチェの町までの様子をご紹介させていただきます。

《グアテマラ国境》

グアテマラでティカル(Tikal)観光のために宿泊していたフローレス(Flores)をシャトルバスで朝の8時半に出発し、3時間半かけてエル・セイボ(El Ceibo)のメキシコ国境に着きました。
このルートはフローレスからメキシコの観光地パレンケ(Palenque)に最短(国境手続き込みで7時間前後)で抜けられるということで、最近めきめきと人気が出ているルートです。
《パレンケ遺跡 ①》【世界遺産】

そんな訳で、翌日は早速パレンケ遺跡に向かいました。前日のシャトルバスの運転手が、遺跡観光プラス近郊の滝2つセットの1日ツアー(移動+入場料)をM$(メキシカン・ペソ)350(約1,900円)で回ってくれると言うので、他の乗客数人と喜んで飛びついたおかげで効率的に観光できました。
《パレンケ遺跡 ②》【世界遺産】

パレンケ遺跡はパレンケの町から約9km西にある、1987年に世界遺産に登録されたマヤ文明の都市遺跡で、4世紀頃から10世紀末頃まで繁栄したものとされています。
《パレンケ遺跡 ③》【世界遺産】

また、1952年に、現在「碑文の神殿」(Templo de las Inscripciones)と呼ばれる左の写真のピラミッド(高さ27.2m)から7世紀にパレンケの最盛期を築いたパカル(Janaab Pakal)王の遺体が翡翠のマスクを被った状態で見つかったことによって、それまで「中米のピラミッドはエジプトのような墓の機能はない」とされてきた通説を覆した発見があったことで、マヤ文明の研究上、非常に重要な遺跡とされています。
《パレンケ遺跡 ④》【世界遺産】

碑文の神殿の内部は公開されていませんが、向かって右隣の神殿(Templo XIII)内部にはトンネル状の通路があり入ることができます。
この神殿の奥からは、赤い棺に安置されていたことから Red Queen とも呼ばれパカル王の妻とされている Tz'ak-b'u Ajaw の遺体が千個ほどの翡翠とともに見つかっています。
《パレンケ遺跡 ⑤》【世界遺産】

パレンケ遺跡の中で最も立派な建物とも言われている宮殿(El Palacio)は、縦92m、横73mあり、4つの中庭を備えています。南西の隅には4層建ての塔が建ち、施設全体の美しさを際立たせています。
《パレンケ遺跡 ⑥》【世界遺産】

この4層の塔の4つの壁面はちょうど東西南北に面しており、途中の踊り場の一つには金星を表わすと思われる絵文字があることなどから、天体観測にも使われていたと推測されているそうです。
《パレンケ遺跡 ⑦》【世界遺産】

公園内を流れる小川を渡った西側の十字架神殿群(Grupo de las Cruces)は7世紀終わりにパカル王の息子カン・バラム2世(K'inich Kan B'alam Ⅱ)によって建てられた主に3つの神殿から成るエリアです。
そのうちの一つ、太陽の神殿(Templo del Sol)は、神殿内部の石版から太陽のシンボルとされた戦いの神の彫刻が発見されたことから名付けられたものだそうです。
《パレンケ遺跡 ⑧》【世界遺産】

これがその神でしょうか?本物はメキシコシティの博物館に保存されているとのことなのでどちらにしろ複製なのですが、年老いたのび太が宇宙服を着たような風貌です。
《パレンケ遺跡 ⑨》【世界遺産】

中央の広場の北東に建つのは、この3つの神殿で最も大きい十字架の神殿(Templo de las Cruces)です。
《パレンケ遺跡 ⑩》【世界遺産】

その十字架の神殿の向かいに建つのが、葉の十字架の神殿(Templo de la Cruz Foliada)です。
山の上に建つ小屋のように見えますが、ピラミッド部分の発掘が未着手で土と草で覆われていることによるものです。
《パレンケ遺跡 ⑪》【世界遺産】

葉の十字架の神殿から見た十字架の神殿(右)と太陽の神殿(左)です。中央の奥に小さく見えるのが宮殿です。
《パレンケ遺跡 ⑫》【世界遺産】

こちらは、十字架の神殿上部から見た太陽の神殿(奥)です。なお、その右に見えるのは14号神殿(Templo XIV)です。
《パレンケ遺跡 ⑬》【世界遺産】

十字架の神殿からは宮殿もよく見えます。
十字架の神殿の階段は急ですが途中に何箇所か休憩に便利なテラスもあるので、是非登ってみましょう。
《パレンケ遺跡 ⑭》【世界遺産】

一方、太陽の神殿から十字架の神殿を見るとこうなります。
《ミソル・ハ ①》

先述のとおりこの日は1日ツアーに参加したので、パレンケ遺跡の観光を終えると、駐車場に迎えに来ていたミニバスで次の目的地 Misol-Ha に移動です。ミソル・ハはパレンケの約20km南にある滝で、その更に南にあるアグア・アスルとセットで訪れる人が多い観光スポットです。
《ミソル・ハ ②》

それ自体は至って普通に美しい滝ですが、裏側を回って奥に通じる往復20分程度の遊歩道があるので、ちょっとしたマイナスイオン気分を味わうには最適です。
《ミソル・ハ ③》

遊歩道の突き当たりには奥行き20mほどの洞窟があり、入口でM$10支払って懐中電灯を借りて中に進むと突き当たりにこれまた小さな滝がありました。真っ暗な中でささやかな音を立てて流れ落ちる滝は神秘的でかわいいものでした。
《ミソル・ハ ④》

本家の滝も、洞窟を出て改めて見ると立派なものです。落差は約30mあるそうです。
《アグア・アスル ①》

同じ滝でも、ミソル・ハの約45km(パレンケの町からだと約70km)南にある Agua Azul は、ガイドブックなどにはあまり大きく紹介されてはいませんが、知る人ぞ知る、とんでもなく美しい滝です。
《アグア・アスル ②》

深いジャングルの中に突然現れる、ターコイズブルー(緑がかったライトブルー)の水が石灰棚のような岩場の上を流れ落ちる様子は、トルコのパムッカレやクロアチアのプリトヴィチェのような世界的な有名観光地に勝るとも劣らない絶景です。
また、ここでは泳ぐこともできるので多くの観光客が水着持参で水泳を楽しんでいます。
《アグア・アスル ③》

入口から上流に向かって遊歩道を歩くとと何段もの滝が見られます。
途中には左の写真のようなちょっとした展望台もいくつかあり様々な景色が楽しめます。
《アグア・アスル ④》

これほど美しい場所がほとんどのガイドブックで写真入りで紹介されていないというのは驚きです。メキシコの奥の深さを感じざるを得ません。
《アグア・アスル ⑤》

更に上流に向かうと川の傾斜は緩やかになり滝は減ってきますが、近くには小さい集落があるため、この辺りでは相変わらずのきれいな水の中で、地元の子供たちが泳ぐ姿が多く見られるようになります。
《アグア・アスル ⑥》

本当に美しい場所なので、パレンケ訪問の際には是非訪れてみて下さい。絶対に満足できるはずです。
パレンケ中心部の旅行会社では、ミソル・ハと併せて二つの滝を巡るツアーや私の参加した遺跡とセットのツアーなどが非常に手頃な価格で用意されているので、これらに参加すれば充実した1日を過ごすことができます。
《カンペチェの城壁 ①》【世界遺産】

パレンケからバスで約6時間の Campeche は、城壁に囲まれた旧市街全体が1999年に世界遺産に登録された、スペイン植民地時代の城塞都市です。
《カンペチェの城壁 ②》【世界遺産】

町の起源はスペイン人が上陸、征服した1540年にまで遡りますが、その後度重なるイギリス人やオランダ人の海賊による攻撃を受けたため、1686年から18年かけて町っ全体を取り囲む城壁が建造されました。
《カンペチェ旧市街の町並み ①》【世界遺産】

城壁の内部には、パステルカラーに彩られた美しい旧市街が広がっています。
写真は59番通りから南側のランド・ゲート(Puerta de Tierra)を見た様子です。
《カンペチェ旧市街の町並み ②》【世界遺産】

建物はほとんど平屋建てで高いものでも2階建ての、隣同士連続した造りになっています。
《カンペチェ旧市街の町並み ③》【世界遺産】

城壁に囲まれた旧市街は大雑把に言うと楕円形ですが、縦横に規則正しく道路が整備され碁盤の目のように区画されています。
《カンペチェ旧市街の町並み ④》【世界遺産】

周囲をカテドラル(Santa Iglesia Catedral)やコロニアル様式の建物で囲まれた中央公園(Plaza Principal、ソカロ(zócalo)とも言います)は日夜多くの市民で賑わっています。
《カンペチェ旧市街の町並み ⑤》【世界遺産】

本当に歴史があるのか疑わしいほどテーマパークっぽい建物ですが、町全体が世界遺産なくらいですからどうやら本物のようです。
《カンペチェ旧市街の町並み ⑥》【世界遺産】

上の写真の反対側、公園の北側に建つ建物も色は違いますが似たり寄ったりで変り映えはしません。
《カンペチェ旧市街の町並み ⑦》【世界遺産】

でも何となくアートな感じは否めません。
《カンペチェ旧市街の町並み ⑧》【世界遺産】

人通りが少ないのも、映画のセットっぽさを引き立てます。
《カンペチェ旧市街の町並み ⑨》【世界遺産】

日中はとても暑いとはいうものの、どうしてこんなに人通りが少ないのかは謎です。
《カンペチェ旧市街の町並み ⑩》【世界遺産】

旧市街中心部を南北に走る59番通り(Calle59)は、歩行者専用道路になっていてその中でも特に北側半分は両側にお洒落なレストランが並ぶ一番の繁華街ですが、それでもこの有様です。
《カンペチェ旧市街の町並み ⑪》【世界遺産】

私の観察では、夕方を過ぎると多くの観光客が食事を楽しんでいましたが、昼からご機嫌になっている人はあまり見かけませんでした。この時間帯は、皆さんスペイン由来のシエスタに没頭しているのかもしれません。
《カンペチェ旧市街の町並み ⑫》【世界遺産】

どういう理由かわかりませんが、南の一部の区画では建物が道路より一段高くなっていて、歩道もそれに合わせて嵩上げされていました。防災目的かとも思いましたが、歩道も高くなっているのはちょっと不思議です。でも、そのお陰でちょっと変わった町並みになっているのはとても気に入りました。
《カンペチェ旧市街の町並み ⑬》【世界遺産】

旧市街には、当然のことながら他の中米の町同様、いくつもの魅力的なデザインの教会が建っています。
これは59番通りと12番通りの角に建つ1654年建造のサンロケ教会(Iglesia de San Roque)です。
《カンペチェ旧市街の町並み ⑭》【世界遺産】

サンロケ教会脇から59番通りを南方向に向かって見た様子です。
教会のただれた塗装と、塗装に余念のない他の建物とのコントラストが印象的です。
《カンペチェ旧市街の町並み ⑮》【世界遺産】

こちらはサンロケ教会の3ブロック東に建つ(Templo Dulce Nombre de Jesús)です。
《カンペチェ旧市街の町並み ⑯》【世界遺産】

ファサードに設置された4つの鐘がチャーミングです。
《カンペチェ旧市街の町並み ⑰》【世界遺産】

中央公園の東側に建つカテドラルは正式名称を Catedral de Nuestra Señora de la Purísima Concepción というそうですが、それはさておき、比較的単純な外観に反して、1650年に建設が始まり最終的に完成したのは1760年という、いかにもスペイン人の仕事の象徴といった建築物です。
《カンペチェ旧市街の町並み ⑱》【世界遺産】

この重厚かつ殺風景な建物は旧サンホセ教会(Ex Templo de San José)だそうですが、現在は博物館の土産屋になっています。
《カンペチェの海岸線 ①》

城壁の北側には美しい海沿いにきれいに整備された遊歩道が続いていて、南国ムードで溢れかえっています。
《カンペチェの海岸線 ②》

最近はどこの観光地に行っても、「I ♡(都市名)」というお約束のモニュメントを見かけますが、メキシコ(ユカタン半島)の場合はストレートに都市名だけでアピールしてきます。それも、どれもご覧のようなカラフルな文字に謎の文様を入れてメキシコらしさを強調しているのがとても好感が持てて大好きです。
《カンペチェの海岸線 ③》

この海岸線は、夕暮れ時にはサンセット好きの観光客で賑わうのですが、その中でも特にお薦めスポットとされているのが、この「海の花嫁」(Novia del Mar)という名の少々ロマンチックな乙女像がある場所です。
《夜のカンペチェ ①》【世界遺産】

夜のカテドラルというのは大抵ライトアップされているものですが、お陰様で皆さんムード良好です。
《夜のカンペチェ ②》【世界遺産】

先ほどご紹介した黄色い建物もまるで宮殿のようです。
《貧乏パン》

余談ですが、中米では貧乏パンというブランドが大人気のようで、至る所で日本でいうとヤマザキパンのようなノリの配送車を見かけます。
なかなか写真に収めることができなくて弱っていたのですが、ようやくここカンペチェで捉えることができました。
山口智子をモチーフにしたと思われるキュートなゆるキャラも魅力的です。

旅の写真集メキシコ(後編)へ進む。


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