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旅の写真集  コロンビア共和国(その2)HEADLINE

コロンビア観光の旅行記を兼ねた写真集(その2)です。ここでは、国内第2の都市メデジンを含む風光明媚なアンティオキア州の様子をご紹介させていただきます。

(2017年にメデジンを初訪問した際のご紹介は既にさせていただいていましたが、2020年に再訪し周辺の美しい町も訪問できましたので大幅に写真を追加させていただきました。)

《上空から見たメデジン国際空港》

世界遺産の町カルタヘナから約1時間ほどのフライトで、Medellín の郊外約20kmに位置するホセ・マリア・コルドバ(José María Córdoba)国際空港が見えてきます。

なお、メデジンにはもう一つ、市内中心部近くに国内線専用ですがとても便利な オラヤ・エレ-ラ(Olaya Herrera)空港があります。エアチケット購入の際には注意しましょう。
《上空から見たメデジン国際空港周辺の山並み》

眼下には、深い山並みとそこに広がる無数の畑が見えます。この辺りは今も昔も変わらず Zona Cafeteria と呼ばれる一大コーヒーの産地なのです。以前はコカの栽培(及び加工)も盛んに行なわれていた地域ではありますが、現在ではそのような産業はすっかり衰退しています。
《メデジン市内のビル群》

標高約1,500mのメデジンは、周囲を更に高い山に囲まれた盆地状の地域に広がる、首都ボゴタに次ぐ国内第2の都市で、ボゴタ、カリと並ぶコロンビア国内3大都市の一つです。

周りを取り囲む山の斜面にも多くの高層ビルが立ち並び、高台に設置されたいくつかの展望台から見る市街地の景色は圧巻です。
《教会とメトロ》

写真の教会は、市街地中心部のやや北にあるプラド(Prado)地区に1944年に建てられた Iglesia Jesus Nazareno です。

特に観光の名所ではありませんが、宿泊したホテルの屋上から見えた、メトロの高架橋越しの美しい姿が印象的でした。
《メデジン市街地中心部 ①》

メデジン市街地の中心部を南北に走る目抜き通りとも言える51番通り(Carrera 51)です。右手前に停車中なのが路線バス、上を走るのはメトロの高架橋です。

1995年に開業したメデジンのメトロは、コロンビア国内唯一の旅客鉄道ということで、市民にとってとても重要な交通手段となっています。
《メデジン市街地中心部 ②》

奥に見えるのはメトロのベリオ公園(Parque Berrío)駅です。

この辺りが、メデジンのダウンタウンの中心部とも言える場所です。
《メデジン市街地中心部 ③》

駅名の由来となったベリオ公園というのもすぐ近くにありますが、そちらは只の駅前広場といった風情です。

それよりもここで見逃せないのは、駅を挟んで対角にある彫刻広場(Plazoleta de las Esculturas)という公園です。
《メデジン市街地中心部 ④》

ここは、カルタヘナでもご紹介したメデジン出身の芸術家ボテロの作品が23体も野ざらしに展示されている市内で最も有名な見どころとも言える場所なのです。
《メデジン市街地中心部 ⑤》

相変わらず豊満な肉体を惜しげもなく晒している人たちばかりですが、特に裸に強い興味を持つ人でなくても十分堪能できるように仕上がっています。
《メデジン市街地中心部 ⑥》

近くの路地裏にある、1803年に建てられたベラクルス教会(Iglesia de la Veracruz)も一応観光スポットとされています。
《閑話》

この日の観光はこれくらいにして宿に戻ったのですが、夕食後に突然40度近い高熱を発して翌日は部屋で寝たきりになってしまいました。

その翌日になっても熱は一向に下がらないので近所の大病院を訪れたところ、深刻な病気の可能性もあるので精密検査が必要ということで、1日入院して点滴を2本打ってもらいました。(左の写真)

どうやらカルタヘナのフライトキャンセル騒動での睡眠不足とハード観光スケジュールが良くなかったようです。幸い大事ではなかったものの、丸3日間のベッド暮らしによりメデジン周辺の観光ができなかったのは残念でした。近いうちにリベンジしたいと思っています。

(→ この旅の続きは 旅の写真集コロンビア(その3)をご覧下さい。)

という訳で、3年後の2020年に念願叶ってリベンジを果たしましたので、以下によりご報告させて頂きます。
《サント・ドミンゴの丘 ①》

前述のとおり、メデジンは山に囲まれた盆地にあるのですが、山の斜面に立ち並ぶ家々の様子が美しく、特に夜景は素晴らしいということなので、いくつかある高台の一つを訪れてみました。
《サント・ドミンゴの丘 ②》

この日訪れたのは、アクセスと安全性の観点から泊まっていた宿で一番のお薦めと言われたサント・ドミンゴの丘(Cerro Santo Domingo)です。

ケーブルカー(日本で言うところのロープウエイ又はゴンドラ)で向かいます。
《サント・ドミンゴの丘 ③》

メデジン市内にはメトロと呼ばれる鉄道(名前に反して地下区間はありません)が数路線走っているのですが、このケーブルカーもその路線の一つで、おまけにメトロは全区間均一料金(約90円)なので、非常にお手軽にアクセスできるのです。
《サント・ドミンゴの丘 ④》

サント・ドミンゴの駅周辺は小綺麗に整備されています。

2004年にこのケーブルカーが開通する前はこの辺りは酷いスラムだったそうですが、今では下界とのアクセスも良くなって、随分ましになったそうです。
《サント・ドミンゴの丘 ⑤》

急勾配の坂道を比較的きれいな路線バスが行き交っているし、周囲にある売店やレストランもとても賑わっていてまるで観光地のようで、(日没前ということもあって)実際あまり危険な感じは受けませんでした。
《サント・ドミンゴの丘から見た夜景 ①》

日が暮れて黄昏時がやってきました。

この辺りは暗くなってからの一人歩きは危険と言われていたのですが、生憎ビューポイントのような場所がなかったため、1駅下ったところにあるポプラル(Popular)の駅まで一人歩きしてそこから撮った写真がこちらです。
《サント・ドミンゴの丘から見た夜景 ②》

向かい側の丘の斜面に広がる夜景がとても美しいです。

これよりも素晴らしい夜景スポットは他にもいくつもあるそうですが、その多くは安全面から複数人で往復タクシー利用で訪問することが推奨されているので、今回はこれで満足することにしました。

まあ、実際の景色はこの写真よりずっと綺麗なので十分満足できました。
《メデジンの宿 ①》

夕食は泊まっていた宿に併設されていたレストランでビフテキです。

とても上品な雰囲気の中で、この立派な一皿が約US$10という信じられない値段で楽しめました。

味ももちろん申し分ありません。
《メデジンの宿 ②》

メデジンは今回2度目の訪問ですが、前回と同じ 61 Prado Guesthouse という宿に泊まりました。

ここは、内部はご覧のように洗煉されたインテリアで、十分な広さのすごく清潔な部屋(シャワールームも広くて熱いお湯がふんだんに出ます)にUS$20足らずで泊まれるということで、私がこれまで世界中を旅行してきた中でも最もお気に入りの宿の一つです。

ここに宿泊するだけのためにはるばるメデジンまで出かけて行ってもいいほどだと思っています。
《悪魔の岩 ①》

翌日はメデジンの北バスターミナルから2時間ほどの有名観光地グアタペ(Guatape)という町に向かいました。

その途中に立ち寄ったのが(日本では)悪魔の岩とも呼ばれる巨石「Piedra del Peñol(ペニョール(地名:ただしこの地名自体に岩という意味があります)の岩)」です。
《悪魔の岩 ②》

グアタペの町の手前、車で10分ほどのところに立つ人気の観光スポットで、高さは約220mあり、頂上まではこのジッパーのような740段の階段を登って行きます。
《悪魔の岩 ③》

登り口付近で標高は既に2,000m近いのでとても疲れる作業です。

なお、この階段は頂上付近のほんの一部分を除いて一方通行になっていて幅も比較的余裕があるため、途中で休み休み登ってもあまり他の人に迷惑をかけることはないので気長に頑張りましょう。
《悪魔の岩からの眺望 ①》

ちょうど中間辺りに位置する展望所からの眺めです。

因みに、下に駐車場が見えますが、グアタペ方面からのミニバスなどはここまで来てくれますが、メデジンからグアタペ行きのバスの乗客は左下の湖畔辺りで降ろされてしまうので、先ほどご紹介した740段プラス駐車場までの登り(約15分)が必要になります。ただし、それがきつい人はバス停から駐車場まで3輪タクシーなどを利用することもできます。
《悪魔の岩 ④》

頂上の広場に到着しました。
塔の屋上展望台まではあと約100段です。

周囲には土産物屋や軽食店などもあるのでここで一休みしてクライマックスに向けて体調を整えることもできます。
《悪魔の岩からの眺望 ②》

そしてこれが塔の頂上から見た頂上の広場です。

老若男女、共に苦労してきた人々がビールを飲みながら健闘を称え合っている様子などが見られます。
《悪魔の岩からの眺望 ③》

展望台から見える景色は正に絶景です。
《悪魔の岩からの眺望 ④》

ここを訪れる前に何度も写真などを見て憧れていたのですが、好天にも恵まれ、予想を遙かに上回る素晴らしい眺めでした。
《悪魔の岩からの眺望 ⑤》

眼下にはとても美しい湖が広がっていますがこれは1979年に完成した人造湖だそうです。
《悪魔の岩からの眺望 ⑥》

湖畔にはホテルや別荘なども建っていて、リゾート感もあります。
《悪魔の岩からの眺望 ⑦》

水上スキーやカヌーなどのウオーター・アクティビティも楽しめます。
《悪魔の岩からの眺望 ⑧》

グアタペからは遊覧船も出ていたりするようなので、時間のある人は、のんびりするのにもいいところだと思います。
《悪魔の岩からの眺望 ⑨》

東の方角にはグアタペの町も見えます。
《悪魔の岩 ⑤》

帰りは下り専用の通路を降りて行きます。

上に見えるのは登りの通路ですが、この形状も趣があってなかなかのものです。
《グアタペの町 ①》

悪魔の岩の観光を終えるとミニバスで約10分ほどのグアタペに向かいました。

街角には美しく彩られた3輪タクシー(トゥクトゥク)もよく見かけます。
《グアタペの町 ②》

湖畔には遊覧船やモーターボートなど各種船舶が停泊していて、そこそこ活気があります。
《グアタペの町 ③》

ランチやディナー・クルーズ用と思しき大型船も見られます。
《グアタペ中心部 ①》

グアタペはゆっくり歩いても2時間もあればほとんど見て回れるような小さな町ですが、町全体がカラフルに彩られているので、特に週末には多くの観光客が訪れます。

左の写真はごく普通の集合住宅です。
《グアタペ中心部 ②》

こちらは道路に面した小さなオフィスの入口。

色彩がとても豊かで美しいですが、それに輪をかけて日本の幼稚園や保育園で見られるような可愛らしい絵が描かれています。

因みにこの建物が特にスペシャルな訳ではなく、まあ標準的なレベルです。
《グアタペ中心部 ③》

町並みやトゥクトゥクだけでなく、行き交うサイクリストもカラフルで陽気な雰囲気です。
《グアタペ中心部 ④》

中心部の商店街です。

夕暮れ時で光の具合が今イチですが、日中はメデジンからの日帰り観光客でごった返してまるで年末のアメヤ横町のような賑わいなので、立ち止まって写真を撮るのも困難になります。
《グアタペ中心部 ⑤》

グアタペを代表するスポット、メイン・スクエアのソカロ(Zócalo)です。
《グアタペ中心部 ⑥》

ソカロから見た中心部の様子です。

どの建物もおとぎの国のような装飾と色合いです。
《グアタペ中心部 ⑦》

聞くところによると、グアタペはもともと非常に治安の悪い町だったそうですが、街並みをカラフルにすることで観光客を呼び込むことに成功し、所得が増えたことによって治安が著しく改善されたとのことです。

南米ではよく聞くパターンですね。
《グアタペ中心部 ⑧》

町の中心に建つカルメン教会(Parroquia Nuestra Señora Del Carmen Guatape)は、色はまあ普通に近いですがデザインはやはり随分メルヘンチックです。
《夕暮れの悪魔の岩》

グアタペの町の中心から10分ほど東に歩いたところにあるちょっとした見晴台からは、昼間に訪れた悪魔の岩が望めます。

夕方は逆光になるのでできれば午前中の訪問がお勧めです。
《グアタペ中心部 ⑨》

黄昏の中心街です。

昼間とは打って変わって人通りが少なくなります。
《ある日の夕食》

この日の夕食は、ご当地グルメとされるマス料理を頼んでみることにしました。

ロンリープラネットで紹介されていたレストランだったので、海外で食べる魚としては結構いいお味でしたが、宿に醤油を置いてきてしまったことが悔やまれました。
《グアタペ中心部 ⑩》

食後は夜更けの中心部を千鳥足で歩き回りました。

多くの観光客は悪魔の岩とセットでメデジンから日帰りで訪れるようですが、日中の喧噪とは違った趣が楽しめるので、できればグアタペで一泊することをお勧めします。
《グアタペ中心部 ⑪》

翌日は一念発起して早起きして、まだ人の少ない中心部を散策しました。
《グアタペ中心部 ⑫》

何というかエコロジーかつ和洋折衷っぽい佇まいがとてもお洒落です。
《グアタペ中心部 ⑬》

上に見える傘が中国か韓国の田舎町を思い起こさせますが、壁の絵柄は世界で他に類を見ないグアタペ・オリジナルです。
《グアタペ中心部 ⑭》

結構どぎつい色遣いなのですが、不思議と品があります。
《グアタペ中心部 ⑮》

こちらは更に上品な感じに仕上がっています。
《グアタペ中心部 ⑯》

日中は座る場所がないくらいの階段ですが、まだ朝早いのでほとんど人がいません。
《グアタペ中心部 ⑰》

店が開いていれば活気が感じられて良かったのかもしれませんが、写真映えという意味では、カラフルなドアが見られるのも非常に良いと思います。
《グアタペ中心部 ⑱》

ソカロに面した立地抜群の建物ですが、上層部はごく普通の住居に見えます。

土曜日の朝だったのでまだ寝ている人が多い感じでした。
《グアタペ中心部 ⑲》

こちらは反対側の様子です。

朝早いので太陽が比較的低く日陰が多いのが残念ですが、陽が高くなると写真どころではなくなってしまうので仕方ありません。
《グアタペ中心部 ⑳》

カルメン教会の鐘楼も見えます。
《グアタペ中心部 ㉑》

何となくアートでインスタチックですね。
《グアタペ中心部 ㉒》

グアタペの中心部のうち、湖畔寄りの北側半分は概ね平坦な地形ですが、南側はコロンビアにありがちな坂の町となっています。
《グアタペ中心部 ㉓》

この辺りは、建物の色彩は相変らずカラフルで素敵ですが、2階のバルコニー部分が道路に向かってせり出していたりして構造的な面でも見応えがあります。
《グアタペ中心部 ㉔》

そして何と言っても素晴らしいのが、歴史を感じさせる石畳とその両側に建つ彩り豊かな建物とのコントラストです。
《グアタペ中心部 ㉕》

どの通りも変化に富んでいて散歩していても飽きることはありません。
《グアタペ中心部 ㉖》

この辺りはソカロ付近と並んで人気のエリアです。
《グアタペ中心部 ㉗》

4人の地元民風男性が噴水を取り囲むという可愛らしいデザインの噴水も有名なフォト・スポットです。
《悪魔の岩 ④》

一通り町内の朝の巡回を終えると、前日も訪れた町外れの展望ポイントを再訪しました。
《悪魔の岩 ⑤》

前日の夕暮れ時とは違って順光に照らされた岩山はとても美しい佇まいを見せてくれました。

因みに、悪魔の岩への登頂を目指すなら、暑い上に混雑する午後よりも、午前中がお勧めです。

また、時間がなくメデジンから日帰り観光する場合は、悪魔の岩の麓でバスを降り、悪魔の岩訪問後、グアタペを観光してメデジンに戻るというプランが一般的ですので、興味があれば是非訪れてみて下さい。

非常に充実した1日をお約束できます。
《メデジン・メトロ》

私の場合は、グアタペで1泊した後、昼前のバスでメデジン(北バスターミナル)に戻り、その足で次の目的地、メデジンの南西、バスで3~4時間のところにあるハルディン(Jardín)行きのバスの出る南バスターミナルへ向かいました。

ターミナル間の移動はメトロが便利です(南ターミナルは駅から15分ほど歩きますが、駅からタクシーも利用可能です)。
《ハルディン ①》

ということで、ハルディンに着いたのは夕方の6時過ぎ。

外はまだ明るかったものの、長旅で疲れたのでこの日は宿にチェックイン後、夕食を食べるだけで観光はなし。

宿が町の中央にあるリベルタドーレス公園(Parque Principal Libertadores)に面する好立地だったので、同じく公園に面して建つ教会(Basilica Menor de la Immaculada Conceptión)を外から眺めておしまいとなりました。
《ハルディン ②》

ハルディンは山奥にある小さな町(というか村に近いかも)なのですが、特に週末には主にメデジンから多くの観光客が訪れ、その町の規模からを大きく超えた賑わいぶりを見せます。

私が到着したのは土曜日の夜だったので、夜中の1時頃までこのリベルタドーレス公園を取り囲むレストランやバーからはライブ・ミュージックが大音響で流れ、大賑わいでした。

左の写真は私が泊まった宿の部屋から翌朝に撮ったものですが、このような抜群の立地だったため、この賑わいをベッドの中に居ながらにして十分堪能することができた楽しい夜でした。
《ハルディン ③》

メデジンを取り囲む地域はアンティオキア(Antioqquia)という行政区で、風光明媚な町や村が多いことで知られているのですが、そんな中にあってここハルディンは自称アンティオキアいち美しい町を名乗る自信に満ちた町です。

因みに、上でご紹介したグアタペもアンティオキア県に属しています。
《ハルディン ④》

メデジンからは山をいくつもいくつも越えたところにあって、町自体は本当に素朴な雰囲気に包まれているのですが、町行く人々は非常に洗煉されたお洒落な方々が目立ちます。
《ハルディン ⑤》

なお、Jardin というのは、スペイン語で「庭」という意味なので、この公園は公園の中の公園ということになります。

まあ、どうでもいい話ですが。
《ハルディン ⑥》

この角の建物の2階の角が、私が宿泊した部屋です。

1階はカフェになっていて、美味しいコーヒーを楽しむ地元の人々の憩いの場となっていました。

因みに、ハルディンから南に広がる山岳地帯はソナ・カフェテリア(Zona Cafeteria)と呼ばれる世界遺産にも登録されたコロンビア・コーヒーの一大産地となっているので、コーヒーの味は折り紙付きです。
《ハルディン ⑦》

公園に面して鮮やかな色彩で美しいデザインの建物が軒を連ねています。
《ハルディン ⑧》

グアタペの町も派手な模様のものが多かったですが、それとはまた違った味わいがあります。
《ハルディン ⑨》

グアタペの町もあまり大きな町ではありませんでしたが、ハルディンはそれよりも更に小さく、1時間もあれば一通り見て回れるほどの大きさです。
《ハルディン ⑩》

そんな訳なので、リベルタドーレス公園を取り囲む3ブロック四方ほどのエリアから外に出ると急に人通りが少なくなります。
《ハルディン ⑪》

しかし、美しい家並みは中心部だけではありません。
《ハルディン ⑫》

グアタペに比べると控えめで上品な色合いにまとめられています。
《ハルディン ⑬》

中にはこのような派手な建物もありますが、それでもやはり随分チャーミングです。
《ハルディン ⑭》

更に町の外れの方に向かうと平屋建ての家がメインになってきました。
《ハルディン ⑮》

同じ構造のトタン屋根の家が並んでいますが、申し合わせたような配色のために童話の世界のように仕上がっています。

なお、グアタペは町おこしをして治安を改善するのがもともとの目的と聞きましたが、ここハルディンでは観光のためではなく自分たちの住む街を美しくしたいという単純な理由からこのような塗装を楽しんでいるのだそうです。
《ハルディン ⑯》

それにしても他の町同様とても坂の多い町です。

コロンビアを旅行していると、どうしてこんな山奥の斜面に急に町を作る気になったのだろうと不思議に思わざるを得ない町が多すぎます。

もともと山が多い国なのですが、それにしても坂道だらけなのです。
《ハルディン ⑰》

閑静な住宅街の先にリベルタドーレス公園に面して建つ教会が聳え立っています。
《ハルディン ⑱》

中央公園から2ブロックほどしか離れていないのにこの長閑さ振りがハルディンです。
《アンティオキア料理》

ちょうどいい時間になったので公園に面したレストランでランチを食べることにしました。

せっかくアンティオキア情緒溢れる田舎町を訪れていたということで、この地方を代表する郷土料理であるパイサ(Paisa)というセットを頼んだところ出てきたのがこちら。

豆のスープとサラダに加えてメインのさらには左から時計回りに目玉焼き、コロンビアの主食とも言えるアレパ(Arepa)というトウモロコシで作ったパン、豚肉のソーセージ、豚の血のソーセージ、バナナのフライに囲まれた内側には豚の皮のフライ、中央に牛肉のそぼろという内容でした。

酷く美味しいというほどではありませんでしたが、オリジナリティ溢れる地元料理はお腹いっぱいになりました。
《ハルディン ⑲》

食後は町の南東の端にある渓谷越えにハルディンの町が望めるビューポイントを訪れてみることにしました。

写真ではちょっと分かりづらいかもしれませんが、工事現場にあるエレベーターのような小さな箱製のロープウエイで向かいます。
《ハルディン ⑳》

これがそのロープウエイです。

片道約2分、300円弱で往復できます。
《ハルディン ㉑》

ビューポイントからみたハルディンの町の全景です。

周りに何も無い山奥に忽然と現れる小さな町です。
《ハルディン ㉒》

ここからはカラフルな家並みは認識できませんが、歴史を感じさせる美しい眺めです。
《ハルディン ㉓》

のんびり歩いて20分ほどで帰る道もありますが、メデジンに戻るバスの時間も迫っていたので、帰りもロープウエイを利用しました。
《ハルディン ㉔》

宿に預けていた荷物を引き取りがてら、最後にもう一度中央公園沿いの教会を訪れました。
《ハルディン ㉕》

こんな小さな町ですが、日曜日の教会内は地元の敬虔な信者と思われる多くの人々が熱心に祈りを捧げていました。
《ハルディン ㉖》

ハルディンへの道は山道が続き、バスの乗り心地はあまり良いとは言えませんが、今回の私のように、メデジンからグアタペとセットで2泊で訪れると充実した3日間を過ごすことができると思います(少し忙しいように見えますが、普通に体力があれば十分楽しめます)。

メデジン訪問の際には是非訪れてみて下さい。

とてもお勧めです。

旅の写真集コロンビア(表紙)に戻る。


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