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旅の写真集  チリ共和国(その3)HEADLINE

チリ観光の旅行記を兼ねた写真集(その3)です。ここでは、チリ南部に位置するチロエ島の自然と世界遺産の教会群をご紹介します。

《サンティアゴのバスターミナル》

サンティアゴには4つの主要バスターミナルがありますが、最大手の Tur Bus(トゥル・ブス)社 他1社の専用のアラメダ・ターミナル(Terminal de Alameda)は鉄道の中央駅に隣接した大きな施設です。

この日の目的地プエルト・モン(Puerto Montt)へは、ご覧のような2階建てのバスで移動します。
《夜行バス ①》

今回はサンティアゴから1,000km強、夜行バスで12時間半の旅ですが、チリは南北に4,300km以上という恐ろしく細長い国なので20時間を越える長旅は日常茶飯事ということで、長距離バスには快適なシートが用意されています。

リクライニングのほぼフルフラットシートのプレミアム・クラス(飛行機でいうとファースト・クラス)で26,000ペソ(約5,200円)、その下のカマ・サロン(同ビジネスクラス)が20,000ペソ弱(約4,000円)だったので、この日は奮発して最上級のプレミアム・シートを利用しました。
《夜行バス ②》

個人的には、今まで何百回も飛行機に乗っていますが、ビジネスクラスさえ一度も乗ったことがないので、貴重な体験ができていい思い出になりました。

なお、今回の旅行は10月で時期的にはショルダーシーズンだったのでこの料金でしたが、真夏のピークシーズンだとこの倍くらいに値段が跳ね上がるということなのでラッキーでした。
《プエルト・モン》

不眠症気味の私ですが、フルフラットシートのお陰でぐっすり眠れて、朝の8時過ぎにプエルト・モンのバスターミナルに着きました。

ただ、この町は南部の主要都市で交通の要衝ではあるものの見るべきものはあまりないということなので、さっさと今回の旅の目的地であるチロエ島(Isla de Chiloé)のアンクド(Ancud)に直行です。
《チロエ島行きバス ①》

ちょうど9時過ぎ発のバスがありました。

バスのフロントガラスには、行き先と共に出発時刻を示す手動式の時計表示が掲げられています(ここでは9時15分発予定の意)。

電光掲示板などのコストはかけずに利用者に分かりやすい表示で安心です。
《チロエ島行きバス ②》

チロエ島と本土の間には3kmほどの海峡がありますが、バスごとフェリーで渡ります。
《チロエ島行きバス ③》

到着間際にチロエ島側の埠頭に泊まっていたフェリーです。

3kmの海峡を渡るのに随分大きな舟ですが、それだけ車の行き来も盛んだということです。
《アンクドの町 ①》

フェリーを降りると15分ほどでチロエ島の北岸にある島内第二の都市アンクドに到着です。
《アンクドの町 ②》

島内第二と言ってもそれほど大きな町ではなく、とてものどかな雰囲気に包まれています。
《アンクドの町 ③》

歴史を感じさせる木造の建物が目立ちます。
《アンクドの町 ④》

そんな中、この地方で有名なのが、うろこ状の板壁です。

形も特徴的ですが、色も凝っていて、美しい町並みを形成しています。
《ペンギン観察ツアー ①》

昼食を終えると、宿の主人に勧められるがままに、アンクド名物のペンギン観察ツアーに出かけました。

宿からの送迎付きで、途中見晴らしの良い場所での写真撮影もさせてもらえました。
《ペンギン観察ツアー ②》

町の25kmほど西にあるプニウイル(Puñihuil)という集落にある砂浜発着のボートで付近の島を周遊します。
《ペンギン観察ツアー ③》

往復の送迎を含むと3時間ほどのツアーですが、ボートに乗っている時間は30分程度です。
《ペンギン観察ツアー ④》

島に上陸することなく船上から観察します。
《ペンギン観察ツアー ④》

ペンギンはフンボルトペンギンです。

そこそこの数いますが、ボートが結構揺れるし、水深のあまりない岩場のため、それほど接近できないのがちょっと残念でした。
《ペンギン観察ツアー ⑤》

他にも海鳥がいました。

収穫はこの程度でしたが、これで15,000ペソ(約3,000円)というのが安いのか高いのかは微妙です。
《サン・アントニオ要塞》

宿には18時頃に戻りましたが、日没が20時過ぎということもあってまだ観光するには十分の明るさだったため、中心部を散策しました。

写真は町の北の外れにある 1770年築造の Fuerte San Antonio です。
《サン・アントニオ要塞からの眺め ①》

要塞からは海辺に建つ家並みも見望めます。
《サン・アントニオ要塞からの眺め ②》

もともと色彩豊かなところに、ちょうどいい感じで夕日が当たってきれいでした。
《アンクドの教会 ①》

翌日の午前中は町の中に点在する教会を巡りました。

まず訪れたのは、アンクド大聖堂(Catedral de Ancud)です。

チロエには無数の教会があり、そのうち14がユネスコの世界遺産に登録されていますが、こちらは島内で唯一の大聖堂であるにもかかわらず対象外です。
《アンクドの教会 ②》

ピウス10世教会(Templo Parroquial San Pío X)という地味な名前にもかかわらず、赤と黄色のうろこ壁がとても明るい雰囲気を醸し出しています。
《アンクドの教会 ③》

こちらは、サンフランシスコ教会(Iglesia San Francisco)。

白を基調としたシンプルで清楚なイメージの教会です。

別に教会フェチではないのですが、このようにキュートな教会群でさえ世界遺産に登録されていないことを考えると、今後世界遺産の教会を訪問するに当たっての期待がすこぶる高まって来ました。
《カストロの町 ①》

という訳で、次に訪れたのは、島の中心部、アンクドからだとバスで約1時間ほどのところにある、正真正銘の世界遺産の教会群を訪問するために拠点となる Castro の町です。
《カストロの町 ②》

カストロは島のほぼ中央に位置する島内最大の町だけあって建つ家も垢抜けていますが、うろこ壁は健在です。
《サンフランシスコ教会 ①》【世界遺産】

そして、町の中央に建つのが世界遺産の14の教会の一つ Iglesia San Francisco de Castro です。
《サンフランシスコ教会 ②》【世界遺産】

1912年に完成したものだそうですが、紫で縁取られた鮮烈な黄色いデザインは現在でもとてもユニークで、周りの町並みからひときわ浮いています。
《サンフランシスコ教会 ③》【世界遺産】

ただ、内部は結構広いものの全体的にシックな雰囲気を漂わせています。
《カストロの町 ③》

先ほど、カストロは教会巡りの拠点となる町だと書きましたが、一方で町の中にも見逃せない有名スポットが散在しています。

パラフィート(Palafito)と呼ばれる水上家屋です。

例えば、左の写真の建物はそのほぼ全てが水中に柱を立ててその上に建てられているのがご覧頂けるでしょうか。
《カストロの町 ④》

ということで、この日は市内散策を楽しむことにしました。

まず向かったのは、中心部の西の外れにある公園の見晴台です。
《カストロの町 ⑤》

ここからは、入り江を挟んだ対岸にパラフィートが望めます。
《カストロの町 ⑥》

公園から降りてきました。
《カストロの町 ⑦》

水辺の家屋の大部分が水上に張り出しているのが分かります。
《カストロの町 ⑧》

このような水上家屋は世界各地で散見されますが、うろこ壁とカラフルな色遣いが相俟って、独特の景観を作り出しているのが特徴的です。
《カストロの町 ⑨》

こちらは、町の南にある別のパラフィートです。

干潮時だったため、水辺に降りることができました。
《カストロの町 ⑩》

係留されたボートも座礁しています。
《カストロの町 ⑪》

中心部に近いレストランはこんな感じでした。
《カストロの町 ⑫》

町を一周して北側の丘の上に出ると、暗雲垂れ込める空からちょうど顔を出した太陽がサンフランシスコ教会を浮かび上がらせて、幻想的な雰囲気を醸し出していました。
《カストロの町 ⑬》

この日最後に訪れたのは町の北の外れにあるパラフィートです。
《カストロの町 ⑭》

カストロ市内には6箇所のパラフィートがありますが、そのうちここを含めて主な3か所は全て東に向いて建っているため、どこも朝の方が光の当たり方が美しいとされています。
《カストロの町 ⑮》

ただ、海沿いのこの町は、朝は霧が出ていたり曇っていたりする(午後になるに従って晴れ間が出てくる)ため、比較的珍しい晴れた朝を除き、美しいパラフィートを捉えるのは難しいようです。
《チロエ観光 ①》

翌日はツアーにでも参加して島内各所の観光スポットを回ってみようと思っていたのですが、現在催行中のツアーはチロエ国立公園を訪れるものだけということで、38,000ペソ(約7,600円)とのこと。

一方、レンタカーも24時間で同額ということだったので、自由の利くレンタカーを駆使して島内を回ってみることにしました。

一人占めするのは勿体ないくらい立派な車でしたが、CPを考えると真っ当な判断ではないでしょうか。
《チロエ観光 ②》

というのも、今回のチロエ訪問の基本的な目的は先述した世界遺産の教会群の見学だったからです。

教会は島全体に広範囲に散在しているのでツアーでなければレンタカーしかないのです。

という訳で最初に訪れたのは本島の東に浮かび、現存するチロエ様式で最古のアチャオ教会(Iglesia de Achao)があるキンチャオ(Quinchao)島です。

本島からは目と鼻の先ですが、橋はないのでフェリーで渡ります。
《チロエの教会 ①》

チロエ島には先述のように世界遺産に登録された教会だけでも14棟ありますが、それ以外にも150以上の木造教会があるそうです。

キンチャオ島に上陸すると、早速、それらの教会を巡る専用の案内標識が出ていました。

やはり多くの観光客にとってセルフ・ドライブで教会巡りをするのがブームのようです。
《チロエの教会 ②》

そんな標識に誘われてまず向かった(というか通り掛かった)のはクラコ教会(Iglesia de Curaco de Vélez)です。

シンプルですが明るい緑のうろこ壁がチロエチックです。
《チロエの教会 ③》

こちらは チェジェック教会(Iglesia de Chullec)。

地味な色調ですが歴史を感じさせる佇まいです。
《チロエの教会 ④》

次はウヤル教会(Iglesia Huyar Alto)です。

これら3つは世界遺産には指定されていませんが、それでこのレベルということは先が楽しみです。

ていうか、逆に言うと案内された通りに素直に順路に従って見ていたら時間がいくらあっても足りないということにようやく気づいたので、ここからは先は世界遺産に絞って訪問することにしました。
《リャマ》

そんな決心をした矢先にリャマの子供を発見したので、ついまた停まってしばらく観察してしまいました。
《アチャオ教会 ①》【世界遺産】

少しばかり回り道をしてしまいましたが、ようやくアチャオ教会に到着です。

島内最大の村アチャオの中心に建っています。
《アチャオ教会 ②》【世界遺産】

スペイン統治時代の1740年の作品だそうで、派手さはありませんが威厳はあります。
《アチャオ教会 ③》【世界遺産】

内装も含め全て木造です。
《アチャオの町並み》

周囲の家並みも昔ながらの佇まいです。
《キンチャオ島》

なだらかな丘陵に咲き乱れる黄色い花々と放牧された羊たちというのが、この島の典型的な景観です。
《キンチャオ教会》【世界遺産】

アチャオから更に10kmほど南下したキンチャオの村に建つのは1880年築造の Iglesia de Quinchao です。

アチャオ教会に雰囲気が似ています。
《サンファンの村 ①》

キンチャオ島の観光(と言っても教会見物のみ)を終えると、フェリーで本島に戻り、引き続き世界遺産の教会群を堪能しようと更に30kmほど郊外にある San Juan の村に向かいました。
《サンファンの村 ②》

この辺りの村はどこも十数軒の家から成る小さなものが多く、村というより集落という感じで、それぞれの建物もご覧のように哀愁に満ちています。
《サンファン教会》【世界遺産】

サンファンも中央の広場の中心に建つ教会の周りに家が建ち並ぶだけの小さな集落ですが、教会はその村人の人数を考えると非常に立派なものです。
《サンファンの村 ③》

教会の前の建物はこんな風に朽ち果てたような風貌ですがゲストハウスも兼ねていました(ロンリープラネットにも紹介されています)。
《サンファンの村 ④》【

それ以外は、塗装してある家屋が珍しいほど飾り気がありません。

寒村という言葉がぴったりなほど寂れていますが、それがいい魅力にもなっています。
《トコイウエの滝 ①》

サンファンを後にして次の目的地のテナウン教会に向かったところ、その7kmほど手前で Cascadas de Tocoihue という滝の標識を発見。

そう言えば今回の旅行では、自然豊かなチリであるにもかかわらず滝は一度も見ていないと思い、衝動的に訪問しました。

なお、スペイン語表記で複数形になっていることからもわかるとおり、ここには2つの滝があります。
《トコイウエの滝 ②》

サンファンの集落も次に訪れるテナウンの村も閑散としていて観光客どころか村人にすらほとんど遭遇しないような何もないところですが、この滝は一応私有地内ということで管理人が常駐していて、1,000ペソ(約200円)の入場料を徴収されました。
《トコイウエの滝 ③》

特段変わった風貌でもなくちょっと損した気持ちにもなりましたが、後でカストロに戻って土産物屋などを覗いたらこの滝の絵葉書が売っていたりしたので少し溜飲が下がりました。
《テナウン教会 ①》【世界遺産】

滝の見物を終えて走ること約20分、テナウン教会(Iglesia de Tenaún)が見えてきました。
《テナウン教会 ②》【世界遺産】

チロエ様式の木造教会ではあるのは確かですが、特に正面のデザインは他の教会とは様子が違います。
《テナウン教会 ③》【世界遺産】

明るいスカイブルーの塔もとても印象的ですが、白地に描かれた2つの星が何だかテンション高めでいいですね。
《リラン半島 ①》

カストロに戻る途中にある Peninsula de Rilán は、訪れる人はあまり多くはないものの風光明媚な半島だと前日訪れた観光案内所のおばさんに紹介されていたので少し寄り道してみることにしました。
《リラン半島 ②》

確かに非常にのどかな雰囲気に包まれています。
《リラン半島 ③》

ただ、わざわざ寄り道するほどのものでもないと思いました。
《リラン教会》【世界遺産】

それでも、世界遺産の教会群の一つである Iglesia de Rilán を見られたのでまんざら無駄でもありませんでした。
《ネルコン教会》【世界遺産】

この日最後に訪れたのはカストロの南にある二つの世界遺産の教会です。

Iglesia de Nercón は、カストロの町の隣町のネルコンにある1895年完成の教会ですが、明るい木目調が非常に上品で、この日訪れた教会の中でも最も美しく感じたものの一つでした。
《チョンチ教会》【世界遺産】

そしてさらに18kmほど南、カストロからだと約20kmの場所に建つ Iglesia de Chonchi は、可愛らしい配色の教会です。
《夜のサンフランシスコ教会》【世界遺産】

カストロに戻って夕食を終えてサンフランシスコ教会を訪れると美しくライトアップされていました。

ということで、この日は14カ所の世界遺産の教会のうちこのカストロ教会を含めて8カ所を訪問できました。

他の6箇所は工事中だったり、また別の島にあったりで全制覇はもともと無理だとは思っていましたが、まあ満足の内容でした。
《チロエ国立公園 ①》

レンタカーは1日だけしか借りていなかったので、翌日は公共バスに乗って、チロエ島の西海岸に広がる Parque Nacional Chiloé に向かいました。

カストロから約50km南西のクカオ(Cucao)まで約1時間半の道のりです。
《チロエ国立公園 ②》

前述の通り、この公園にはカストロ市内からツアーも出ていて、料金は38,000ペソ(約7,600円)ということだったのですが、バスだと片道1,800ペソ(約360円)に入園料1,500ペソ(約300円)で済むということで、ツアーを催行する旅行代理店でも(どういうわけか)個人で行くことを勧められたので、自力で訪問したのです。
《チロエ国立公園 ③》

園内には3つのトレッキング・ルートが整備されています。

そのうちの2つ、森を見るコースと海を見るコースは1時間もあれば回れるお手頃な長さだったので、これらを楽しむことにしてまずは海方面に向かいました。
《チロエ国立公園 ④》

途中、ちょっとした高台からは、緑の中に散在する池や川とともに遠くには太平洋が見えます。
《チロエ国立公園 ⑤》

広い砂浜など、ちょっと最果ての地を思わせる独特な景観も楽しめます。
《チロエ国立公園 ⑥》

ただ、この地方を代表するお薦め観光スポットであるにもかかわらず、他に人はほとんど見当たりません。

ツアー会社でツアーではなく個人での訪問を当たり前のように勧められたのは最低催行人数が集まらないからだろうと納得しました。
《チロエ国立公園 ⑦》

それでも、前日のノルマに追われた忙しいドライブとは違って、リラックスした時間を満喫することができたのは良かったです。
《チロエ国立公園 ⑧》

その後、森を見るコースも訪れましたが、特に絵になる風景には遭遇しませんでした。

手つかずの自然と触れ合いながらのんびりとしたトレッキングを楽しむのがテーマの公園だと思いました。
《カストロの町 ⑰》

カストロ最終日の朝は、午前中にこの町を出発しなくてはいけないのが勿体ないほどの雲一つない青空が広がっていました。
《サンフランシスコ教会 ③》【世界遺産】

見納めのサンフランシスコ教会もいつも以上に美しく輝いていました。
《サンフランシスコ教会 ④》【世界遺産】

チロエ最後の思い出としてはとてもいい印象でお別れすることができて良かったです。
《プエルト・バラス ①》

カストロから4時間バスに揺られてプエルトモンに到着、最初の方で述べたとおりこの町には見るべきものはあまり多くはないので、そのまま別のバスに乗り換え、20kmほど北に位置する Puerto Varas に到着しました。
《プエルト・バラス ②》

この町はかつてドイツに支配されていたこともあってドイツ風の建物が多いのですが、そんな中にもうろこ壁の建物が多く立ち並んでいます。
《プエルト・バラス ③》

ただ、チロエとは違ってデザインもお洒落で上品な佇まいの家が目立ちます。

因みに、左と1枚上の写真の建物はどちらもゲストハウスです。
《プエルト・バラス ④》

この町はジャンキーウェ湖(Lago Llanquihue)の湖畔に広がるリゾートタウンということで、水辺の景色とマリンスポーツ以外にあまり取り柄はないのですが、こちらの聖心教会(Iglesia del Sagrado Corazón de Jesús)だけは市内での数少ない見どころの一つとなっています。

この地方に珍しく明らかにドイツ風のデザインです。
《プエルト・バラス ⑤》

もう少しマイナーなルーテル教会(Iglesia Luterana)は小さな教会ですが、こちらはうろこ壁のキュートな建物です。
《プエルト・バラス ⑥》

数少ない見どころの見学を終えると、特にすることもないので当てもなく湖畔を歩き回ります。
《プエルト・バラス ⑦》

途中、小腹が空いたのでサンドイッチスタンドでホットドックを頂きました。

なお、チリのホットドックやハンバーガーにはほとんどの場合、アボカドが添加されてきます。

ここではペースト状でしたが、美味しいし栄養バランスもいいのでとてもいいことだと思います。
《プエルト・バラス ⑧》

翌日はサンティアゴ行きのバスが夜行だったので、再び湖畔を散策しました。
《プエルト・バラス ⑨》

非常に天気が良かったので、ボート遊びの人たちも気持ちよさそうです。
《プエルト・バラス ⑩》

ピーナッツ売りのおじさん。

なんだかわかりませんが郷愁を誘います。
《プエルト・バラス ⑪》

街角のポスターは5人の綺麗なお姉さんで彩られていました。

ご存じの方も多いと思いますが、チリは世界的に有名な美人の産地とされている「南米の3C」の一角を担っているのです。

因みに、他の2つのCはコロンビアとコスタリカです(コスタリカは実際は中米なんですが、昔から南米の3Cと呼ばれています)。

チリ人の女性は確かに美人が多いですが、コロンビアと共に非常にフレンドリーでもあるのでとても好感が持てます。
《プエルト・バラス ⑫》

湖の向こうにはきれいな形をした2つの山が見えます。

南アンデスを形成する峰々です。
《プエルト・バラス ⑬》

向かって左側が南米の富士山とも言われるオソルノ山(Volcán Osorno、高さ2,652m)です。
《プエルト・バラス ⑭》

チリ人が富士山を知っている可能性はあまり高くないと思うので、そう呼んでいる人々は世界中でもほんの一握りだけだと思いますが、まあ結構似ていますよね。
《プエルト・バラス ⑮》

一方、右側に聳えるのはカルブコ山(Volcán Calbuco)です。

標高は2,003mとそれほど高くはありませんがオソルノ山に比べて男性的な佇まいです。
《サンティアゴへの道 ①》

帰りのバスは2階の最前列でごきげんでした。
《サンティアゴへの道 ②》

チロエ地方は、最初に書いたとおりサンティアゴからバスを乗り継いで15時間ほどかかるチリの中でも秘境に属するエリアですが、それだけに文化も特有で人々も素朴で、のんびりするにはいいところです。

今回は更に南のチリパタゴニアに立ち寄る時間はありませんでしたが、時間があればセットで訪れれば素晴らしい旅になると思います。

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