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旅の写真集  ベナン共和国HEADLINE

ベナン観光の旅行記を兼ねた写真集です。

《コトヌーの町》

着陸間際の飛行機から見たベナン最大の都市 Cotonou の中心部です。

奥には、水上集落として有名なガンビエ(Ganvié)を抱える潟湖、ノコウエ( Nokoué)湖が見えます。
《コトヌー中心部 ①》

バイクがやたらに多く走っています。

黄色いジャケットを羽織っているのはバイクタクシーです。
《コトヌー中心部 ②》

東南アジアの大都市のように大量のバイクが先頭部分を占拠しています。
《バイク・タクシー》

とにかく目に付くバイクタクシーは、運賃も安いので市内の移動には欠かせない交通手段です(市内の移動であれば10~20分乗ってCFA500 ≒ 100円以内が相場)。

黄色いジャケットには個人識別番号が記載されているので少し安心です。

ただ、運転手は必ずヘルメットをしていますが乗客の分は用意されていないので、振り落とされないように細心の注意が必要です。
《ダントクパ市場》

Grand Marché de Dantokpa というコトヌーで最も大きなマーケットです。

写真の場所はいくつもある入口の一つに過ぎず、奥に入ると入り組んだ狭い通路に個人のスタンドが所狭しと立ち並んでいて、まるで巨大迷路のようです。
《マーケット内部》

市場の中は、野菜、肉、衣料品、日用雑貨、電化製品、寝具などのエリアに分かれています。

売っていないものは無いほど無数の店が延々と続きます。

この辺りは野菜コーナーですが、これでも人通りは少ない方で、通路がより細い場所では、人と荷車が交錯して大渋滞を引き起こして身動きが取れなくなってしまうこともあります。
《ビーチに向かう道》

コトヌーと言えばビーチも有名なのでビーチに向かうことにしました。

ビーチに着く前から砂浜っぽくなってきて、嫌でも気分が盛り上がります。
《コトヌーのビーチ》

ベナンは南北に長い国ですが、南側の海岸線には延々とビーチが続きます。

西の隣国トーゴを越えてその又先のガーナまで続きます。

そのため、コトヌーの町のすぐ南もビーチです。

それも日本人の常識では考えられないような、幅は優に100mはある無限の黄金ビーチです。

写真は、西の方角に向かって撮ったものですが、左の奥の方に辛うじて海が見えるほど雄大な砂浜です。
《海の家》

海の家もあります。ただこんなに広いビーチにもかかわらず、海流が激しめということで、ほとんど海水浴客はいません。

また、ビーチで甲羅干しをしているようなセレブな黒人もいないので、こんなにいい天気なのに海の家も閑散としていました。
《海水浴客》

ほとんどいないと書きましたが、全くいないわけではありません。

200~300mに1~2人はいます。
《誰もいない海》

でも、その次の人は遙か彼方の水平線くらいまで見当たりません。
《ノコウエ湖》

こちらは海ではなくコトヌーの市街地中心部からバイクタクシーで北へ30分ほどのノコウエ湖です。

水上集落の村ガンビエが有名なベナン随一の観光名所です。
《ノコウエ湖の漁師》

村の主な産業は漁業で、養殖物や天然物など豊富に扱っています。
《帆船》

ガンビエの村は陸地から数キロ沖合にあります。

実際は陸地と繋がっていなくはないのですが、途中が干潟になっていて陸路でのアクセスは事実上不可能な立地です。

そのため交通手段はボートに限られます。

ただし、定期船のようなものはなく、すべて小型の自家用ボートです。
《移動式マーケット》

村には商店もありますが、生鮮食料品などは、ボートで運ばれ、販売されています。
《漁船》

こちらは漁船です。

付近は葦原が続くばかりでなかなか人里が見えません。
《ガンビエ》

30分近くボートに乗っていると、ようやく家屋が見えて来ました。
《ガンビエの集落》

村に入るとさすがに家屋が密集しています。
《村の賑わい》

ガンビエが最も大きな村ですが、湖には他にもいくつもの村があり、全部合わせると約3万人の人が住む、アフリカ最大の水上集落群です。
《住宅街》

村の中には小さな水路が無数に走り、水路に沿って家屋が並んでいます。
《高床式住居》

当たり前ですが、ほとんどの建物は高床式です。

トイレは水洗式でも汲取り式でもありません。
《水路》

アフリカのヴェニスとも呼ばれるだけあって、どこまでも続く家並みは、とても風情があります。
《旅客船》

先ほど定期船はないと書きましたが、個人的に不定期の旅客運搬を生業にしている小規模業者はいます。
《村の商店》

小さな雑貨店や商店はいくつもあります。
《幹線水路》

家同士を繋ぐ通路が設置されているところもありますが、基本的に村人の足はボートですので、幹線水路には多くのボートが往来しています。
《個人商店》

ちょっとしたスナックや飲物などを扱うお店のようです。
《女性専用舟》

女性の船頭さんも沢山います。

女性同士の方が都合がいいことも結構あるのでしょうか。
《ボートガール》

若い女の子も立派に舟を漕ぎます。
《村の学校》

これだけ大きな村だし、日本と違って子供の数も多いので、学校も立派です。

ここは小学校兼女学校と書いてあります。

比較的地盤のしっかりした場所に建っています。
《スクール・ボート》

通学もボートです。

船頭さんも子供です。

恐らく小型船舶免許とかは必要ないのでしょう。

手こぎだし。
《寄合いボート》

老いも若きもとにかくボートですわ。
《順番待ち》

何だかタイトルが雑になってきましたけど、休憩中なのか荷物の積み込みの順番を待っているのか、とにかく空の容器を抱えたボートが沢山泊まってのんびりしています。
《ホテル》

村には何軒かホテルもあります。

文字通り水上コテージです。

気持ちよさそうですが、蚊には注意しましょう。
《橋のある村 ①》

少し離れた村を訪れてみると、こちらは村長さんが国会議員なのか、木製の橋が村中に張り巡らされたハイソな雰囲気でした。
《橋のある村 ②》

コンクリート製の橋までありました。

こんな豪華な施設が必要なのか疑問は残りますが。
《ガンビエ情報 ①》

ガンビエへはコトヌー中心部からボート乗り場までバイクタクシーで片道30分ほど(CFA1,000 ≒ 200円)で、ボート自体は2~3時間の遊覧ですので、余裕で日帰りできます。

バイクで Abomey-Calavi(決して後に出てくる Abomeyではありませんので注意が必要です)のボート乗り場まで行き、そこでボートを手配して乗るだけです。
《ガンビエ情報 ②》

なお、ボートの手配と言っても、バイクを降りると自称ガイドが寄ってくるので手配自体に困ることはありませんが値段の交渉は必要です。

因みに、ガイドは順番が決まっているらしく1人か2人しか寄ってきませんので周りを取り囲まれて身動きが取れなくなるということもないので安心です。
《ガンビエ情報 ③》

ボートは貸切で一艘当りの料金になりますので、市内でツアーにでも申し込まない限り(大きなホテルなどでは宿泊客を集めて独自に開催している可能性もありますが、ツアーというのはあまり聞きません)、泊まっている宿などで誰か同行者を募った方が安く済みます。

因みに、ボート代は私の場合、約2時間で CFA200,000(約4,000円)でした。ロンリープラネットを見てもこれくらいが相場のようです。
《ガンビエ情報 ④》

また、先ほど書いたとおり、ガンビエには何軒か宿泊施設もあります。

これらのうちの一つに泊まるのもお薦めとロンリープラネットには書いてあり、確かに施設のそこそこ整った宿もありましたが、繰り返しになりますが、日程だけを考えれば日帰りで十分楽しめると思います。

それ以上の何かを求める方は是非試してみて下さい。
《ボヒコンの乗合いタクシーターミナル》

次の日に向かったのは、コトヌーから約150km北にある世界遺産の町アボメイ(Abomey)です。

コトヌーから2時間ちょっと乗合いタクシーに乗ってこの Bohicon の町まで来て、ここからバイクタクシーで10km弱の距離です。

因みに、この写真で乗合いタクシーはどれかというと、ここに止まっている車ほとんどすべてです。

ただ、その辺に立っている人に行き先を告げると、一番早くその目的地に向けて出発する車を的確に紹介してくれるので全く困ることはありません。

料金もほとんど固定なので交渉も必要ありません(というか無駄です)。

それでも乗る前に確認だけはしておきましょう。
《アボメイ王宮 ①》【世界遺産】

ベナン国内でただ一件世界遺産に登録されているアボメイの王宮です。
《アボメイ王宮 ②》【世界遺産】

好戦的なことで知られたフォン(Fon)族によって築かれたダホメイ(Dahomey)王国は、1625年から1900年まで250年以上に亘って奴隷貿易で繁栄しました。

なお、フォン族は現在でもベナンの人口の約25%を占める最大民族ですが、今の彼らはあまり好戦的には見えません。
《アボメイ王宮 ③》【世界遺産】

宮殿の外壁には、動物の他、黒人が黒人の手をちょん切ったり馬が人の首を首からぶら下げたりといった、とても特徴的なレリーフによって飾られています。
《アボメイ王宮 ④》【世界遺産】

王宮内は建物を含めて写真撮影不可の看板が出ていましたが、案内してくれたガイド(入場料CFA2,500(約500円)に込み)がいつもの通り「君は(さっき初めて会ったばかりだけど)友達なので CFA5,000(約1,000円)払えば撮ってもいいよ」と言ってきたので、高すぎるから嫌だと言ったところ「CFA1,000(約200円)に負けるので何とかなりませんか」と譲歩してきたので、モラル的にはいけないことだけど建物にダメージを与えるわけではないよねと自分を説得して、喜んで応じることにしました。
《アボメイ王宮 ⑤》【世界遺産】

せっかくなのでこんなどこにでもいるような神様も撮りました。

頭のちょんまげに少しだけ違和感を覚えますが、基本的に世界中、どこへ行っても、考えること、信じることは同じです。
《床屋の看板》

話は変わりますが、アフリカの床屋の看板はどれもお洒落です。
《肉屋の看板》

やけに大きな看板ですが、自分のやっていることが分かってるんでしょうか。
《村の給油所》

そうこうしているうちに、乗合いタクシーを乗り継いで、コトヌーから西に約40kmほどの町ウイダー(Ouidah)に着きました。

ブードゥー教の聖地であると共に、ベナンの奴隷史上最も重要とされている町です。

写真は、町の中心部から海岸まで4km続く奴隷の道(Route des Esclaves)と呼ばれる道(の途中の給油所)です。
《Point of No Return》

こちらが、奴隷の道の終点です。

17世紀から19世紀にかけて、ここから1,200万人(1,200人じゃありませんよ)の人たちが奴隷として主に中南米に運ばれて行ったそうです。
《ウイダーの海岸》

コトヌーほど幅はありませんが、それでも50m以上はあります。

今では、ここから数え切れない奴隷船が出港していったとは想像できないような穏やかな風景です。
《海岸沿いの村》

今は村にも平和が戻って来ました。
《奴隷海岸 ①》

忌まわしい歴史を持つ海岸も、今では多くの人たちが弁当持参でピクニックをする、地元の人々の憩いの場です。
《奴隷海岸 ②》

こちらの人たちはピクニックではなく、捕れた魚の加工をしているようでした。

どちらにしろ、平和に暮らせることはいいことだと思います。
《ベナン料理》

西アフリカの料理は基本的にどこも美味しいですが、ベナン、トーゴは、その中でも特に洗練されていて、上質な料理が比較的低価格で食べられるのでお値打ちです。

写真は、場末の地元レストランで食べた白身魚と野菜のブロシェット(串焼き)です。

下味も焼き具合も絶妙で、フランス料理のようでした。

米もとても美味しいです。
《ベナンの朝食》

こちらは安宿の宿泊料金に含まれていた朝食です。

当然店によって内容も味も違いますが、まるでコートダジュールの朝のようなひとときをまったりと過ごすことができました。

西アフリカを訪れた際には、その卓越した食事も存分に楽しんで下さい。



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